ぴんとぐらす

Jazz Rock Photo & Essay

不思議な体験

2006年12月25日 10時04分54秒 | 
Elmar65mm+Hassel203FE

気温が氷点下まで下がった凍てつく日
湖の畔で一匹の蝶(蛾かも知れない)を見つけた
その日は雪も舞うような天気だったので
やっとの思いで昨日までまで灯してきた小さな命の火も
その夜の天候と寒さで消されてしまったに違いない

しかしその命が燃え尽きた後の姿は
なんと美しいことか

私は抑える事が出来ずその死を何枚も撮影した

そんな出来事が暫らく頭の中に残ったまま幾日か過ぎ
再び氷点下に冷え込んだ夜の山に車で上がる事があったのですが
すでに根雪になるかもしれない雪の山の中
車のライトめがけて蝶がひらひらと舞いおりてくるのです
それも幾匹も・・・
師走も終わろうとしているこの時期にこれほどの蝶を見たことが無い
温暖化現象といえども氷点下の山の中
不思議な事もあるものだと思いながらもそのまま山を下ってきてしまったが
今思えばあれはこの蝶の魂の幻かもしれないと
思うようになったのです

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2 コメント

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命の輝き (スクエアcat)
2006-12-25 21:47:01
全体的なトーンは暗く静かであるのに、
そこに「命の輝き」を感じとれる写真ですね。
蝶の幻のお話、本当にあるかもしれない・・・
と私は思いますよ。
返信する
マボロシ (mukunohige)
2006-12-26 07:53:57
スクエアcatさん

命燃え尽きても私達は美しくいられるでしょうか?

それは一生を懸命に生きた者だけが叶えられる
事なのかもしれませんね
返信する

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