彼女とは偶然同じ県でしかも市が
自分の出勤先ということでいつかお茶でもできたらいいねと、お互いに話をしていた。
だが、そこで彼女は何か言いたそうな雰囲気をだし、僕はそれをなんでも受け入れるつもりで聞いた。
「実は既婚者で子供も1人います」
想像してみて欲しいちょっと気になる女の子が旦那がいて子持ち。
軽く心を抉られる。
その上で、自分の人生の悩み、彼女の人生の悩みを聞くうちに共通点が見つかり、
お互いに会いたくなり、実際に会うことになる。
奇跡的に自分の出勤場所と近くの場所に住んでいて、尚更何か運命的なものを感じる。
彼女の家から最寄駅である場所の近くの公園で待ち合わせした。
第一印象は「人妻で子供がいる雰囲気ではない」だった。
女の子と食事に行くこと自体が久しぶりだった為、その辺の緊張もしたが、すぐに通話での会話のように打ち解けれた。
その日は「人妻」であること、「家庭」を持っている事から絶対に手を出すつもりもなく、ただ楽しい会話をして終わった。
だが、彼女は僕を魅力的に思ってくれて
、また会いたい気持ちがお互いに高まる。
そうしてまた会う2人なのだが、
そこでまた心が揺れる出来事が。
最寄駅周辺で会ってお茶などしていたのだが、夜遅くなり家の近くまで送る事になった。
その時、彼女から「手を繋いで」と言われて
手を繋ぐ。
凄く感情が高ぶった。
久しぶりに女の子と手を繋いだからとかではない。もちろんそれもあるかもしれないが、
僕はなんの感情も抱かない女の子と手を繋いだところで平然とできる人間なので、突発的なものではない。
触れた事で確実に彼女に惹かれる原因になり心が動いた。
別れ際に「またね」と言うが、彼女は少し暗い顔をして帰る。
ハグやキスを求めていたらしい。
僕はその時もう、ハグやキスをしてしまいそうな気持ちだったが、一線を引いていた為、見送って帰った。
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