ドクターサトウの海外・アメリカ正規留学おもしろ体験記

わたしの海外・アメリカ正規留学体験記を、これからつづっていきます。

アメリカの教育(中等教育)

2014-03-25 18:51:20 | 日記
一般的にアメリカの中等教育は、多岐にわたっていて一概には言えません。
ただ、単位制で原則としては無学年制ですからその点は日本のそれとは
大きく異なっています。

もう中学校段階で大学のようなシステムになっていますから生徒が自由に
クラスを履修できます。この点はとても良いとおもいます。
ホームルームはあっても週に一回程度なので、日本のようにいつも同じクラスメート
といるわけではありません。

日本のようないじめがアメリカでは少ないのはそのせいかとも思います。
雰囲気は明るく生徒たちは元気がいいと思います。
ただ、生徒たちの学力に差ができてしまうという問題点もあります。
生徒たちはあまり気にしていないようですが。

良い点としては、生徒が好きな勉強に集中できることです。そして大学受験のための
勉強をしなくてもいいところでしょう。
大学準備校のプレップスクールでさえ受験勉強をすることはありません。
もちろん一流大学に入るためには、かなり勉強しなければなしませんが、「受験勉強」は
しなくてもいいのです。

「受験勉強」へのプレッシャーがないので、のびのびしているのだと思います。
この点もわが国の教育に取り入れることができたら良いと思います。

TOEFL ITPの試験実施のため、受験する方募集です。

2014-03-20 18:16:57 | 日記
TOEFL ITPの試験実施のため、受験する方募集です。 3月22日(土曜) ~あと残り2名~ 2014-03-16 19:15:41
テーマ:TOEFL ITP受験

きょうは、お知らせです。
TOEFL ITPの試験を実施するので、受験する方を募集します。


実施日は、2004年3月22日(土曜)
現時点で、あと残り2名となります。
場所は、埼玉県で都心近くです。

日にちがせまっていますので、受けてみたい方はお急ぎくださいね。
詳細とお申し込みは、以下のリンクから。

→ http://drsato-ryugaku.net/index.php?go=cXrNrV





アメリカの教育(初等教育)

2014-03-07 21:25:17 | 日記
アメリカの初等教育は、表面的には日本のそれて似ています。それは戦後の日本の教育は
アメリカの制度を模倣したことによるからでしょう。しかしその実態はわが国のものとはかなり違っています。私がいくつかの学校を見学したところその違いが明確になりました。

その一つはクラスのサイズです。日本に比べて20人ぐらいでずっと小さいです。それと学力別、教科別になっている事が多く学習が個別化されています。かなり低学年でもいつも同じクラススメート一緒にいることはないのです。この事はメリットがあります。いじめが起こりにくいことです。

次に学年がハッキリしていないことです。完全に無学年制のところもあります。これも
学習の個別化の一つだと思います。よくアメリカの学校には飛び級があるといいますが
飛ぶのではなく早く終わると考えたほうがいいでしょう。

私が見たところでは優秀な児童生徒が学習の段階を飛び越していくのではなく、その段階は同じように段階を経ていくのですが、その速度が速いだけです。

また校舎がとてもファンタジックな色合いのものが多く、子どもたちに夢を与えようとしている学校が多いと思いました。それに比べて日本の学校は殺風景なような気がします。
子ども達は非常に元気があると思いました。

先生達も教えることへの動機付けが強いと思いました。大変参考になりました。

研究に対する抱負

2014-03-01 21:22:16 | 日記
研究に対する抱負

 研究者として自分でも満足できる研究成果をあげることは非常に重要なことでありますが,研究は趣味とは違うので,自己満足に終わってはならないと常に自分に言い聞かせています.どんな研究にも動機がありますが,これが最も重要です.純粋科学ならいざ知らず,教育学や心理学の分野では社会で解決が望まれている問題を研究対象とすべきでありましょう.

さて,私が従来から取り組んで来ましたアメリカと日本の大学教育の比較研究ですが、これを今後も発展させていきたいと考えております。幸い国際教育シンポジウムや国際アジア文化学会では高評価を得ていますので、とても励みになります。

 今後は、日米の大学教育の比較だけでなく、中等教育や、職業教育、あるいは初等教育(特に算数・数学教育)などに広げていきたいと考えております。

英語教育に関しては、いかにして学生の内発的な動機づけを高めるかという問題に取り組んでいきたいと考えております。本当に面白くなければ英語は身に付きませんし、学習も進まないと思います。今までは、保育科の学生が主だったので、英語の歌や手遊び、読み聞かせなどを授業に取り入れてきましたが、大学によって、実態が違うので、その現状に合った工夫をし、色々アイディアを練りながら進めていきたいと思います。

また、自分の研究成果を、単に自己の成果とするだけでなく学生達にも還元していきたいと考えております。もちろんそのままでは理解が難しい点がありますので、わかりやすく噛み砕いて講義の内容に取り入れて行きたいと思っています。

教育に対する抱負

2014-03-01 21:15:32 | 日記
教育に対する抱負

 大学の教員には教育・研究・管理・社会への貢献が求められるとよく言われますが,中でも最も大切なものは教育であるというのが私の基本的な考え方です.現在、多くの大学において教育は最も重要な要素であるでしょう。今まで国内外のいくつかの大学で教えてきましたが、どこの大学でも学生をどう教育するかが最重要課題でした。これはその大学のレベルにかかわらず同様で、アメリカのコロンビア大学のような世界的もトップレベルの大学でも同じでした。このアメリカでの教育体験は私に大きな影響を与えました。と言うのも、世界的に研究者として著名な先生方の教育への真摯な態度に心を打たからです。
専攻は、当初は教育心理学でしたが、教育方法そのものに興味を持ち博士課程では教育方法学,及び教授法について研究しました。

帰国して北海道の道都大学に就職しましたが、ここでは副学部長として大学の自己点検・評価とファカルティー・ディベロップメネント,いわゆるFD活動に携わって,教育を客観的に科学的な見方で考えることができるようになったことは、特筆すべきことだったと思います。そして、保育士課程の主任として児童心理学等を担当しました。また、米国留学科において毎年100人以上の学生に対してアメリカに留学させました。外国人留学生には日本語指導も行いました。そして、アメリカの大学と姉妹校締結の業務を行ったことはとても良い経験になりました。英語や実務英語の講義も長年担当していましたがこれも非常に良かったと思っております。

また私の特徴として、カウンセリングと英語を同時に医学や心理学について学生諸君と議論できることがあります。長年、教育学、教育心理学などの科目と同時に英語、英語足のコミュニケーションなどを、教えてきましたが、一見全く違う科目を教えることで、様々な利点がありました。その最も大きいものとして、教育学及び教育心理学の理論を英語教育に応用できることです。そうすることによって、両者についてより深く理解することができるようになったと考えております。

教育学及び教育心理学の研究者として,論文を書く際には出来るだけ科学的な態度で,望んでいます。先行研究を調べ,従来研究の問題点を洗い出した後,新たな方略を提案し,それを従来のものと客観的に比較するという方法をとっていますが,こと教育とか大学運営となりますと,とたんに十分な調査なしに,不完全な自分の経験だけで論じる傾向が見受けられます。このことを常に意識して科学的な態度で教育に取り組んでします。

科学的な態度で教育に望むと言っても学生に対して決して冷たく当たるというわけではありません。私はカウンセラーの経験もありますので、いかなるときでも学生の立場にたち、カウンセリングマインドを持って接していきたいと思います。年齢を重ねると若い学生達の心を忘れてしまいがちになりますが、そうならないようにいつも心をフレッシュに保っていきたいと思っております。