ちーの走り書き

健康診断をする検診機関でのできごと、僻地での日常生活とか書いています。

山口県阿武町の給付金4630万円誤送金

2022-05-14 22:43:15 | 日記
阿武町が生活困窮世帯の支援金を24歳男性に、463世帯分4630万円を誤送金して回収できなくなっているのね。

新入り職員の記載ミスからだけど、山口銀行の要望でフロッピーディスクという記録媒体の古さも話題に。
山口はまだフロッピーディスク、FDでのデータやり取りは盛んで、私の職場でも毎日のように使っています。
WordやExcelなどだけでなく、画像も入れてフロッピーディスクでね!とか。
なんせ古い機器やシステムで運営しているから。

山口銀行も送金したあとで阿武町役場に、おかしいのでは?と連絡。
これでは振り込み詐欺もか防げないはずだわ。
阿武町役場も山口銀行もチェックがあまいというか、ぬるいのがよくわかる事例ね。

そして、阿武町の人口約3000人で約1500世帯だから、3割は低所得世帯なのに愕然とした。

山口県は自然しかない貧しい地域とは思い知ってはいたけど、これほどとは。

空き家バンクで人口を、特に若い者を増やそうと町で頑張っていたけど、結局きたのは食いぶちあふれて田舎へ追いやられた人たちなのね。

支援金ネコババしたのは、5月初めの報道では移民してきた50代男性の農業従事者といわれてきたけど、彼は近所からは受け入れられないどころか白い眼で見られてきたんだろうなあ。

ホントは24歳男性の1人暮らし、隣の萩市のホームセンターに働いてたとか。

阿武町は仕事で行ったことがあるけど、山あいのいりくんだ細くて狭い谷筋に集落や家が点在。コンビニどころか、雑貨店とか店はない。
だから、用をたそうとしたら、草むらでしないといけないのよね。
女性の私は草むらでお尻とか傷つけたことは何度もある(泣)

検診でいくけど、農業や漁業の他は小さな工場も山あいに。
町なかではできない、うるさくて臭い作業をしているのよ。
劇物の薬品とか使う作業や廃品分別とか。近くの森や空地には粗大ゴミがたくさん転がっている。
そして、大勢の外国人が古家で集団生活しながら、そんな工場で働いている。






辺境で貧困にあえぎながら、将来の展望もみえないなか転がりこんだ大金に、夢と野望を持って逃げていったのかなあと、私は思ってしまう。