ご先祖様に挨拶

ここのところ、なんか考えさせられることが続いた。

っていうか、ついに自分の身の回りで起きてしまった。

「誰もこんなブログ読まないだろう」と思って書いても

万が一誰かが読んでて影響されたら困るから、内容は書きませんが・・・。

 

こういう不安定な世の中で、それでも毎日を有意義に過ごそうって思うのは

実は大変な事なのかも知れません。

自分で考え方を180度変えたつもりになっても大体元が自分の頭なんだから

その使い方が決まってしまってるし。

一旦考え始めると取り憑かれちゃって、他のことを考える余裕がなくなるのかな・・・？

自分の頭も取り巻く人間関係も変わらない状況では解決方法もない、となったら

もう仕方がないのかなぁ・・と思うようになりました。

 

自分はある意味ガンになったせいでっていうか、ガンになったおかげでかな？

それまでのせわしない毎日を一旦、客観的に見れるようになった。

周りの人は「ガンになって大変だったわね」って言ったりするけど、今になって思えば

病状のことや治療の辛さより、自分のこれまでやこれからを一旦立ち止まって

考えることができたから、病気もしてみるもんだな・・と思っています。

 

ところで・・・。

幼少時や若い時はほとんど墓参りとかお盆とかは田舎に行ったときの

ついでのイベントみたいな感じでしたが、最近は亡くなった父のことや

ご先祖様のことを考えるようになりました。

父はホントに死んだ後のことは何にも考えずに「別にお墓でも良いし、海洋散骨でもいいし」などという

テキトーさでした。

死んじゃったら別に意識もないし、どうなっても意味ないと思う感じ？

「人間だって普通の動物だしね、死んだら自然に帰るだけだよ」みたいな、やけに合理的な精神の持ち主でした。

で、先祖もいるし田舎のお墓でもいいかな？とも思ったけど、今の当主が

これまたテキトーだしなぁ。

まあ、田舎と言っても車で2時間ほどのところなのですが、なんかみんなテキトーなら

自分の好きなところにしようと思って、少しずつ外出ができるようになった去年の秋頃から問い合わせをし始めました。

 

このご時世、お寺も自主廃業せざるを得なくなる事態もあるらしい、ということなので

絶対につぶれそうにない都立霊園も良いかな？と最初、思いました。

それで、どうせだったら私の友達で、ここのブログの主であるネコの「ちょこぴ」も一緒だったら、

父も楽しい毎日を送れるだろうなと思ったのですが・・・。

ネコと一緒O.K.！のところってあんまりないんですね

 

当然のことながら都立霊園もペットはOUT！

でも一カ所、いいところを見つけたんです。

ネコO.K.！で、しかもお花いっぱいのフラワーガーデン！

いわゆる樹木葬の形なんですが、庭師の人が常駐していて常に手入れをしてくれるので

冬以外の一年中、花が咲いているんです。

で、買ったところの区画が１㍍くらいの高さの花壇になってて、たとえ母や自分が車椅子になってもしゃがまないで

車椅子のまま、手を合わせるのにちょうどいい高さになっています。

で、その花壇の囲いの大理石には、眠っている人の名前やペットの名前も彫って貰えるんです。

しかしまあ、お墓も昨今は随分変化して明るい内容なんだな～と思って。

「昔のお墓＝怪談」が定番の怖い場所だったのにね。

こちらの意識も変わりましたよ

 

それで昨日は、田舎に行って一般的なスタイルの墓石のお墓に行って手を合わせてきましたが

「父は別のお墓に行ってネコと楽しく遊んでると思うけど、父を宜しくお願いします」と

報告してきました。

 

ところで上の写真のイタリアのスプマンテ、ノンアルコールなんですが

ホントにスプマンテっていうか、シャンパンみたいな味でビックリ！しました。

お墓に限らず、こういうのもホントに進化してますよね。