今日の大河ドラマ「いだてん」、見ていてツラかった・・・。
ツラくて、なんだか泣けてきた。
あれだけオリンピックに出たい!と練習してきたのに、オリンピックは中止。
それどころか、りくさんと結婚して子供が生まれたばかりの勝さんは学徒出陣。
東京オリンピックのため、若い選手たちの活躍の場として嘉納先生が奔走して作り上げた
神宮競技場はその学徒出陣式の会場にされるという皮肉さ。
奥さんを震災で亡くして男手ひとつで育て上げたりくさんの父と勝さんのやり取りには
胸が締め付けられるような思いだった。
本当にバンザーイ!と思ってるわけじゃない万歳!という声援。
でももう万歳!っていう言葉以外、言いようが状況だったんだろうな。
反対もできないし、だいたい反対できない情勢だったんだろうし。
生きて帰ってきて欲しいっていう気持ちを表した万歳!なんだろうな。。。
今まで映画やドキュメンタリー番組などで、
召集令状が来て万歳!っていう言葉で送り出すくだりを何回か見たことある。
でも万歳!っていうのは所謂、景気づけみたいなものかな?と思って、あまり気にも留めてなかったが
こうやってTV見てると、一番滅入ってるのは召集令状を受け取った本人だっていうのがわかってるだけに
泣いたり湿っぽい送り出し方もできないし、やっぱり万歳!って言って送り出してあげるしか
なかったんだろうなぁ、って思う。
一息ついて、番組表を見たらW杯バレーをやってた。
アルゼンチン戦でセットカウント2対1のところで、日本が勝ってるところだった。
結局、最終セットは日本が取って3対1で日本の勝利。
沢山の観客が応援してる中で「果たしてこの中にアルゼンチンを応援してる人は何人いるんだ?」という
いつもながらのショーに近いお祭り騒ぎのバレーボールの試合だったが
石川選手や高橋選手などスポーツマンたちが純粋にスポーツに対して頑張ってるのを見ていて
嘉納治五郎などの先人達は、これを目指していたんだなぁ・・・と改めて思った。
まあ、今の日本はちょっと平和ボケしてるところはあると思うが
でもこういう時代が続くよう、願っていないとダメなんだと思う。
そういえば、隣の国もどうなるのかな。
デモの様子をTVで見てると「自由」とか「平和」って元々その辺にあったものじゃなくて
犠牲を払って勝ち取らないと手に入らないものなんだね。
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