居酒屋『秀』

　近所の居酒屋『秀』
ここの「ふぐ」は中々やる。
いま丁度シーズンやが、もちろん今年も何回か食うことになる。
当然『活け』で、当日予約分だけ潰す。

　あとはマスターとお母ちゃんに全て「お任せ」。
いつでも一人前絶対５０００円。
それ以上は取らないし、払わない。
ローカルですから・・・

　しかし「ふぐ」の味は間違いない。それこそわしもあっちゃこっちゃで「ふぐ」を食うてきたが、一人前に数万円も出して食うてきたが・・・そっちが間違いやった。ここのふぐは少なくとも、あの料金で、あの量で、あの新鮮さは日本一やろ。
ポン酢もマスターオリジナルか、既製品かしらんけど…旨いっ！

　その「秀」の年末大掃除。
最終日はわしら地元の忘年会。
おかあちゃんからのご指定日、ご指定時間で行われる。
全ての段取りはおかあちゃんの都合。

　ちなみに我社の忘年会も、おかあちゃんの都合により、何故か２７日『ふぐ』。
地元忘年会は当初別の場所で決まってた…が、おかあちゃんが２９日最終日空いてる。最後の忘年会はうちやろ！ってさ。。。

　幹事さん、ちなみに謎の経理さん「ハイッ！」と急遽変更。
時間指定も当然ありで、当初は７時～１０時やってんけど…あくる日朝一から大掃除や、はよ締めるで！ってことで、６時３０から９時３０分になった。
別にええねんんけどね、別におかあちゃんだけの都合でええねんけどね…
日時も場所も、メニューも料金も、全て『秀ママ』の言いなり状態での忘年会。

　そこの大掃除の話をしたかったんや。
常連のヤモメ連中が総出で盆と正月に大掃除に集まる。
毎日おかあちゃんの店で、マスターの料理を食う連中や。
なんと、己の家はそのままのくせに『秀』の大掃除を皆でやる。
こんな居酒屋が『秀』で、こんなママが『秀ママ』なんや。