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特攻隊

2009-08-11 |  処 
 この時期、お盆前・終戦記念日前になると、毎年のように「知らざれる戦争」みたいな番組が多くなる。
決して、見ていて気分のええもんやない。
同じ日本人が多数亡くなる場面や、若い連中が悲壮な死を遂げる場面が多い。
 
 昨夜は「特攻」、正確に言うと『特別攻撃隊』となる。
誰でも聞いたことのあるのは、神風特攻隊が有名や。海軍が作った特攻隊。
これは、ご存知の通り「飛行機に片道の燃料と、250kgの爆薬を搭載して…お国の為に」と飛び立った特攻隊。

 他にも色んな特攻隊があり、いまさらながら驚愕する。
人間魚雷「回天」、人間ロケット「桜花」、人間爆弾船「震洋」、人間機雷「伏龍」等々、まだまだ実用化されなかった計画も多数あるらしい。

 人間魚雷「回天」は、以前にも書いた記憶があるが、靖国神社の敷地内にある「遊就館」にも残されている。
一人乗りの魚雷、これも片道キップの爆薬搭載型…多数の若者が突撃したけど、ほとんど手前で撃沈・・・らしい。

 人間ロケット「桜花」は、有人ミサイルとでも言うたらわかり易い。
機首部に大型の徹甲爆弾を搭載した小型の航空特攻兵器で、目標付近まで母機で運んで切り離し、その後は搭乗員が誘導して目標に体当たりさせる兵器。←頂き。
正規軍の制式武器としては世界に類を見ない有人誘導式ミサイルであった!
が、これまた母機が真っ先に撃沈される…と同時に、一緒に撃沈…で、ほとんど成果なし…らしい。

 人間爆弾船「震洋」は、小型のベニヤ板製モーターボートの船内艇首部に炸薬(約250kg)を搭載し、搭乗員が乗り込んで操縦。上陸しようとしている敵艦に体当たり攻撃することが目標として作られたらしい。
特攻作戦の中では、まだ成果をあげた方だと言われてるが…ほとんど全滅してるため、正確な記録さえないらしい。
 
 人間機雷「伏龍」は、潜水具を着用し棒付き機雷を手にした兵士により、本土決戦における水際撃滅を狙った特攻兵器・・・
ようするに、昔の重たい潜水服を着て、潜って敵の船底近くにいって~機雷を爆発させる。海底を歩いて、機雷を持って、敵船の船底に向かい・・・ドンッ。
ほとんど、実践前の、実験・実習時に・・・・らしい。

 詳しく知りたいなら『ウィキペディア』ってなネット百科事典みたいなとこに、結構詳しく書いてある。
もちろん、わしもそっから調べて、説明文は拝借してる。
ほんの一部やがね


 ほんの少しの「例」くらいしか、紹介できひんけど…実際に行われた「作戦」で、数千・数万の若い衆が散ってった。
昨夜の経験者は語る!的番組でも、特攻隊から命からがら帰還された生存者の方々のコメントがあった。
「若い者が、生身の体の人間が、どんな状況であろうと、どんな命令であろうと…生きたいですよ!」という言葉が印象に残った。

 当時の「軍」と言うのは、天皇の名を使い、下の連中は…嫌でもなんでも「イエス」と言うしかない環境を作ってた。
当時の『生きて虜囚の辱めを受けず』ならまだましかも、『生きて帰るな!』ってことやろ、特攻隊って。
虜囚になる以前の問題やん。

 軍の秘密とは、よう言うたもんや。
いまだ明らかにされていない、いまだ真実すらわからない「事実」の多いこと。
当時、行け(逝け)~~~と言った軍部のお偉いさん達は、いまだ「自らの意思で特攻に出撃しました」ちゅうてるようやが…もうええんとちゃいますん?

 確かに、特攻隊が編成されるまでに、激戦の中では「もうあかん、こうなったらあいつらに突っ込んで自滅してやる」ってな漢も居ったやろ。
もしわしなら、そうするに違いない。
己だけ惨めに逝けるもんか、多少なりとも「敵」を道ずれにしてやるってな気骨な奴も居ったやろ。

 しかし、編隊を組んで、片道切符…命令も無しに、そろいも揃って編成組んで「自主的」に行くか?
そこまで隠さないとあかん問題やってんやろか、それとも…ただ自分だけ責められるのが嫌で、だんまりしてんねんやろか?

 わしゃ、その上官共を責めてるんやない。
当時、我々レベルの人間では「創造」できんような状況で、実際に「死」と直面した人間達の心境なんかわかるはずがない。わかったら、失礼や。
でも、真実や、事実はちゃんと後世に伝えて行くべきでないか?

 当時の方々にすると、黙って墓まで持ってくのも、日本男児としての勤めかもしれんが…
それは、違うと感じる。
原爆もしかりやが、こうした『事実』『経験』は二度と犯してはいかんのよ。
そのためにも、事実を正確に伝え、我々やいまからの若い衆に『戦争はあかん』ちゅうことを知らしめて欲しい。

 我が家の愚息共にも、ちゃらけた番組見てるから「おまえらNHK見ろ!」と怒鳴ったが、結局見てへんやろ。
強制的に見せるべきなのか、わしが甘かったのか、寝るまで気になった夜やった。
奴等に「興味持て」という方が無理なんか?奴等がアホ過ぎるんか?
相変わらず「ちゃらけた馬鹿共が、ちゃらけた番組」見てることに、腹が立つ
もう一度今夜、話してみる。わからんかったら、しばくしかない

 

 

 

 

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4 コメント

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Unknown (じゃこ)
2009-08-11 14:13:11
これは、ある程度人生経験を積まないと理解できないかもしれませんねぇ・・わたしも高校から広島市に住んでるわけですが、原爆資料館に行ったのはたしか数年経ってからだし、同じころ江田島の海兵学校に行って遺書のような手紙を読んだときも、観光気分のみでしたから。。

若い時はボンヤリと平和がいいに決まってる・・なんて思ってるだけです。

やはり子を持つ親の立場になり、年老いて逝く祖父や祖母を見送ったり。肉親の生死や仲間の存在や大事なひとを失うような経験をして、だんだん戦争という人間が犯した大きな罪を理解できるようになるんじゃないでしょうか。。

特攻隊には志願兵がたくさんいたはずです。それも残された家族に言わせれば、若かりし過ちとしか言えないでしょう。。

戦争はいけないこと、みんなそう言いながらなぜ争いはなくならないんでしょうかね。
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Unknown (Unknown)
2009-08-11 16:56:10
みたし!
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Unknown (りゅうりん)
2009-08-12 09:20:09
「おまえら 見ろ!」じゃなくて 一緒に見たらどないでっか?
うちは次男と一緒に 赤紙配達人の民放を一緒に見たよ。
で いろいろ質問してくることに 私が知ってることは教えてあげた。
がんば♪
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Unknown (nabajo)
2009-08-12 09:23:39
みたし!!!って、愚息さん?

見るべきやな、親と一緒に見るのもええな!

見てどうのこうのないけど、大事なことなんや。

ちゃんと伝えて、ちゃんと「平和」にせなあかん。
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