「伊勢の旅」記憶喪失合戦編

　海賊焼き？地獄焼き？残酷焼き？ようは「焼き」やな、かすみ！
ももうあかん、もう食えん、もういらん・・・ってなことで、あわびもさざえもまだまだ残ってるし
最後に「焼きそば」、定番の焼きそばを作ってもらう。

　焼きそばの「具」・・・あわびやし豚肉の変わりに「あわび」。キャベツの変わりに玉葱。
『そばと玉葱とあわび』のコラボレ～ション
一発目はめちゃうまで、即完売
二発目は焼き手の横着で、玉葱が「生」・・・辛いっ！ちゅうねん！文句言うたら怒られるから、こそっ～～と鉄板に戻す。
三発目、あれやこれやの味がしみこみ「最高の焼きそば」がでけた

　最初から最後まで焼き手で動いてくれた方々、本当にごくろうさんなんてええヤツ等なんやろ。
わしらオヤジチームは最初から最後まで一回も席を立たずに・・・おおきにね

　簡単に片付けて、一路「宿」へ
ちゅうてもマーが送ってくれるんやが、３～４往復はせんといかんからごくろうなこっちゃ。
姐ちゃんは「私は？私はいつ行くの？」「私は歩いて行くから～」って言うの。

　姐ちゃんは「記憶喪失症」なの。
モアイといつも競って「記憶」を無くす・・・
その姐ちゃんは、おねむなの朝はめちゃ早いけど、夜もめちゃ早いの

　姐ちゃんは眠くて眠くて仕方がなかったの・・・一刻も早く「布団」に入りたかったのよ
第一便は子供優先やってん、風呂の段取りがあったから・・・
姐ちゃん淋しそうにもどってきて「私、歩いて行くよ！」って言いながら、また億の席に座ってんの。

　姐ちゃん、次の便で絶対乗せてやるから・・・もうちょっと待ってな！
と慰めて、待ってもらう。
来たきた～～～～～～～姐ちゃん来たで！はよ、乗って乗って
海に入って、バーベキュ～して汗かいてドロドロになった体、風呂でも入ってはよ寝てや

　ところが、部屋に帰った姐ちゃんは。
意識も薄れる中、水着とバスタオルを何故か干して、何故かパジャマに着替えて、いきなし『熟睡』体制に入ったらしい。
同室の若い教え子マヤが「姐ちゃん、歯も磨かんと・・・そのまま寝たし・・・」とびびってたおまけに寝ぞうがめちゃ悪いんやて

　そんな皆のアイドル的存在の姐ちゃんやねん。
明くる日その部屋では姐ちゃんの質問攻撃やったんやて「なぁ～～私どうしてこの部屋まで来たん？どうして寝たん？私お風呂入ったん？でもなんで水着干してるん・・・」ってな会話してたらしいわ。

　今回のモアイと記憶喪失合戦の決着ははっきりしていた！
姐ちゃんの圧勝
自他共に『姐』勝ちという結果になりました。