中高一貫校設立・・・準備

　この度、大阪市でも「中高一貫校」を平成２０年４月開校する。
府下では公立一校と私立四校の五校があるが、大阪市立でははじめての試みである。全国ではもうすでに１９０校以上の学校があるらしいが、成果は如何ほどのもんであろうか？

　この度の大阪市の場合、歴史ある市立高校の二校が閉校になり、新たに中高一貫校として開校することになった。
もちろんいまの子ども達にとっては良いことやろし、ある意味六年間も専門課程や専門授業を受け社会に出て行くちゅうことは、その道のスペシャリストが生まれるやもしれん。おおいに期待するとこでもある。

　わしゃたまたま今やってる役回りのおかげか、おまけかしらんが、その新設校の『校名』を選択する委員となっている。
大阪市の中で知識人・有識者ってな難しい難関を突破して、わしが今日その委員会の副委員長～になった。

　ちゅうてもただ高校のＰＴＡ代表ちゅう肩書きの上にあるだけのことなんや、ほんまわ・・・あとの委員さんはちゃうで、ほんまもんの知識人や有識者の面々や。
誤解のないようにな。
どうせ最後の決定権は「お役所」＝教育委員会なんやけど、形式的に民間人の我々も賛同してましたよ！ちゅう世間へのアピールってなとこやろ。

　今年９月から１０月にかけて公募した結果、１７０余通の応募があり、ちょっと感動した。ちゅうのも関心を持ってるだけやなく、ほんまに考えてくれてはるんや！とちょっと嬉しくなった。
もちろん重複意見もあるから、数にして１５０余りの校名候補が並んでいた。

　我々はそこから考え・選び、最終決定手前までの作業をすることになる。
今日の会議の様子はいつもとちょっとちゃうかった。
ちゅうのも場所も大阪市役所の最上階、議会のまだもう一つ上の階で、且「傍聴人」がいてはんねん。

　ようするに「市としても結構重要な内容」且「情報公開」ってな昨今の規定があるもんやから、仰々しく執り行われた。
わしゃこんなブログでどこまで書いてええんやら、あかんのやらわかれへんけど、とりあえずわしの経験上初めての「会議」のスタイルやった。

　皆も必ずどっかの中学や高校を卒業してるわけで、わしも同じようにどっかの高校を卒業してる。その学校自体が無くなり、移転し、校名まで変わってしまう！ちゅうことに、どっか「寂しさ」や「悲しさ」があるに違いない。

　今日もらった資料（応募集計）から抜粋するんやが、そりゃおもろいもんや。
わしと同じ考えの人も少なくはないが、それはおかしいやろ！？それはどう考えてもあかんやろ！ほほぅ～それおもろいな～ってな様々な意見があって、見てるだけでも楽しいよ。

　しゃけどな、守秘義務ってなことがあって君達一般人には「公開」できないのが辛い・・・・ってな大層なもんでもないねんけどな。でも、あかんねん。
今日の会議の席でわしゃ委員会の人に質問した「既存する学校とよく似た校名はあかんのか？」ちゅうと、「間違いがあったらいかんので、望ましくありません」との回答。

　これどう取る？「望ましくない」ってよ・・・
わしゃ再度質問「望ましくない…ちゅうこと＝望ましくないけどＯＫやな」ちゅうた。ほな委員会の担当者さんは「・・・・・」、再々度「どっちやねん、はっきり物言うてくれんとわしらアホにはわかえへん！」。。。

　これがお役所なんや。
○か×で生きる我々とは違う世界がここにはある、なんでも△やったらＯＫなんや。ようは言うた、言わんの責任を取る奴がおらんのや。
濁して、わかったような～わからんような～返事さえしておけばええんや。
それが『役所』。

　大きな声出してもた。
「それが役所や、その答え方が役所なんや！この建物内の風潮や！どっちかはっきりせんと、こっちも困るんや。どっちかに決めてくれ！」と教育委員会の各部署責任者１０余名に怒鳴りあげてしまった。
なんとも情けのない面々が揃ったことよ・・・

　最後には「だめです・・・」と小さい声で言うてはったから、「あかんなら、あかんでええから、最初から言えよ！！！ってな様子で会議は進んだ。
人の人生を大きく左右させる！ほどでもないが、卒業する時には「嗚呼～この学校に来てよかった～～ちゅうて欲しいですね～～～