素晴らしい仲間に乾杯！ [2]

　つうことで、前編から中編へ移る。ちゅうことは後編がある。
中編では、今回新たな「感動」「醍醐味」について注釈させてもらう。
えらっそうに言うてるが、決してわしゃライブにもイベントしも手馴れてるわけでもねぇし、ましてや人前で『歌』なんか全く経験のないことよ。

　なのに「醍醐味！」ってなことわかってるんかぇ！！！って言われそうやが、ほんまわ・・・わかれへんのが実情や。
しか～～し、ちょっと醍醐味ちゅうのを垣間見た！感動ちゅうのを感じた！
おまえ初めてでそんな簡単にわかってもろたら困るわ・・・ええ加減なこと言うなよ！って怒られそうやがね。

　単純に「一生懸命」やったら通じる。
真剣にやったら感動する。
仲間がおったら安心、崖っぷちに来たらなんも怖くない！等々、だんじり囃子と似た『心』があのライブハウスにぎょうさんあった。

　全く関係の無い人には、ほんまに全く関係のない話や。
それこそ仲間以外には、ふぅぅ～～ん！って終わってしまうやろな。ってなことなんやがね。。
そりゃ～世間にはぎょうさんの数のライブハウスや、イベントを行うところがあることやろ。そこらの場所では毎夜毎夜こんなにおもろいことやってるん？って思たけど・・・そうでもないらしい。

　メインの新町バンドの面々の技術力や歌唱力・パフォーマンスはさすがに「手馴れた」ものよ！その中にうちの「てんご」の５５の兄貴がおるちゅうことだけでも見たり聞いたりする値打ちはあるんやが。。
おまけでわしが一曲半、わが「てんご」を代表する『即興・てんごブラザーズバンド』が出演させてもろた。

　わしやブラザーズの活躍は後編に報告するとして、ここでは「あの感動」はどこから？あの醍醐味は何故？あの涙はなんなん？ちゅうとこに焦点を絞る。
前述したのと重複するけど、一言で言うと『一生懸命』に尽きる。
もちろんそこへたどり着くまでには、幾度も幾度も努力し、へこたれんと頑張ってきた奴等がおるからこそやねんけど。

　それを聞いて・見てる人々全てに伝わったとき、全員のスタンヂィングオベーションってな現象が起き、アンコール！ってな嬉しい言葉を頂戴した。
ブラザーズの連中の気持ちを思うと、わしゃ嬉しくて嬉しくて・・・
もちろん取り巻きの仲間の力があってのことやし、参加してくれてはった人々の協力あってのことやと奴等はわかってる。

　『醍醐味』ちゅうのは、あのステージに立ってスポットライトってな光線を浴びてみなくちゃわかんねぇ～～なぁ～～
わしもほんのちょっとだけ、物真似ならぬ「人真似」みたいな形でステージに上げてもらい、それこそほんものの生バンド（新町バンド）をバックに「歌っちゃったよ！」。。

　これまた癖になる。。まっこと癖になるくらい「気持ちええ～～～」ちゅうことや。ステージから客席の人たちは全く見えない、真っ暗でただただ声援と手拍子だけがやたら聞こえてくるんやなぁ～～しやから歌ったり踊ったりできるんとちゃうやろか？あれまともに人に目線感じたら中々難しいかもよ！？

　わしの一曲でもそんな気分になるんやから、ブラザーズの連中は心からあつかましい連中やから、必ず「またやる！こんなおもろいこと絶対もう一回やる！」ちゅうのみえみえやど。あいつらほんまにええ思いしたもんなぁ～ある意味悔しいくらいかっこよかったもんなぁ～～
ってそれくらい「嬉しく」、あれっくらい「感動」して、これっくらい「醍醐味」を感じさせてくれました！