advancement【blog-ver.2】

音楽と競馬(馬)と野球、時には動物や歌舞伎を愛するものが送る自由な日記。

突然でした。

2013年05月16日 22時50分00秒 | おばあちゃん
皆さま、お久しぶりです。

最後の更新から3週間経っておりますが・・・その時は無意識に書き込んでしまいました、すみません。





我が家のすぐ隣のお宅。“本家・分家”という、かなり近しい親戚同士なのですが、そちらのおばあちゃんが3週間前の今日亡くなりました。

病気の判明から約2か月程しか経っておらず、私のおばあちゃんの時のように、それは本当に突然の出来事でした。いまだに信じられず、「今もお隣にいるんじゃないか」と思ってしまうほどです。



私のおばあちゃんが旅立っていった際は、通夜・葬儀までの数日間、毎日のようにお線香をあげに来てくださいました。この地に嫁いできた同士、付き合いは大体約60年間ちょっとであったかと思います。私のおばあちゃんの事は「姉さん」と呼んでいらっしゃいましたね。

2年前のお通夜の前日の事。父は葬儀会社の方とお話し中、母は病院の通院日で不在という事で、私がおばあちゃんのお相手をしました。棺の中で眠るおばあちゃんを、静かにずっと見守っていらっしゃっていました。日頃から相手に話しかける事が苦手(=極度の人見知り)なのもあって、この時も言葉と発さず、ほんの少しだけ離れた所で座り続けていた私。しばらくすると・・・

「○○ちゃん(私の事)。ここは寒いし、これで風邪でも引いたら大変だから、向こうに行っていて大丈夫だよ。」

と、優しい笑顔を向けながら言ってくださいました。

「ありがとうございます。じゃあ、ちょっとだけ・・・」と、お言葉に甘えて部屋から離れたわけなのですが、しばらくして、再びおばあちゃんのもとへ。先程と同じように離れて座っていたら、やはりまた同じ事を言ってくださり・・・。



亡くなったという知らせを聞いて、この時の事をすぐに思い出しました。最後に我が家へ来て下さったのが、今年のお正月。この時はまだお元気だったので、「一目お会いしておけばよかった・・・」と今は後悔ばかりしています。

亡くなったのが夜だった為、翌日のお昼過ぎに兄と共にお線香をあげに伺いました。お部屋に入った瞬間から涙が止まらなくなってしまい、「どうしてこんなに早く・・・」と悔しい思いでいっぱいになりました。お孫さん(私の“はとこ”にあたるお方)の一人がティッシュをそっと差し出してくださったり、ご家族・親戚の皆さんが「ありがとう、ありがとう」と何度もおっしゃってくださいました。悲しみつつも、「温かいなぁ」と感じさせられましたね。



お通夜のみに出席させて頂きましたが、場所も同じだった為、何だか私のおばあちゃんの時を思い出してしまいました。 それと、これはご家族の方もおっしゃっていた事なのですが、お顔が私のおばあちゃんのお顔と本当にそっくりだったのです。今まではまったく考えた事無かったのに・・・。この時、初めて知ったのが、“実はおばあちゃんたちは遠い親戚同士であった事”。不思議なものですね。





もう少ししたら、たくさんのお方との再会が叶う事でしょう。もちろん、私のおばあちゃんとも・・・そう考えると、涙が出そうになります。また寂しくなります。


おばあちゃん、ありがとうございました。