フランスを歩く靴

このブログは何の知識もない主婦が
のんびりまったりゼロからフランス語を学ぶ過程を綴ります
たまに息抜きに他の話題も

はじめまして

2024年10月23日 | フランス語

東京駅のきらびやかなオフィス街を後に、みんなにもったいないもったいないと言われてもまるで後ろ髪惹かれず、今時珍しい結婚直後というタイミングで仕事を辞めてできた貴重な時間たち。

ふっふっふ、、、何しようかな、、、

そう、この余裕のために私は仕事を辞めたのだ。

まだ子供もいない。

ふっふっふ、、、

とたくらむこと2年。

野望はあれど何もしないというまことにリッチな時間を使ってしまいましたので、

せめてものつもりでダウンロードしたのが、”デュオリンゴ”という語学学習アプリでした。

そうです、あのTVやネットでよくCMを見かける、ショッキング黄緑のフクロウでおなじみの
デュオリンゴです。
Duolingo - 世界No.1の外国語学習法

本当にゴロゴロしながらゲーム感覚でやり始めたのですが、意外と楽しんでいる自分がいました。

選んだ言語はまさかのフランス語。

難しいというよりも、最初は本当に意味不明でした。でも、分からな過ぎて間違えることにストレスなく始められたことは、意外と継続の糧となった気もしています。

 

そもそもなぜ、何の縁もないフランス語などという言語を始めたのでしょう。

大学の第二言語もデンマーク語でしたし(こちらの方がマイナー言語ですね 笑)、フランス語と言われても、ジュブジュブ言ってる、バチェラーの友永さんが話せててかっこいいやつというイメージくらいしかなかったつもりですが、実は以前から心に引っかかるものがありました。

それは、子供の頃に気に入った、ルノワールの代表作”イレーヌ・カーン・ダンヴェール”の肖像画のモデル、イレーヌのことを調べたいというこれまた謎の衝動でした。

私がまだ会社生活をしていたころ、一人暮らしの家で上記の衝動にかられた私はネットの情報をあさりまくり、彼女の人生を大まかに調べるのを趣味としている時期がありました。

もともと女性の伝記物映画が好きだったように、一人の実在の人物の人生を追うのが楽しい性分の様です。
(そういえば子供の頃もマリーアントワネットの伝記漫画愛読してました。こういうやつ。)   

 

でも、日本語で情報収集するのにも限界があり、ある時思うのです。

 

ーーーフランス語が分かれば、もっといろいろ調べられるのでは?

 

ああ、こういう理由で大学生って本来第二言語を選択すべきなんだろうなとしみじみ感じたのを今でも覚えています。

Googleにお世話になりながら無理やりフランス語で検索をかけたり、ヒットしたページを片っ端から翻訳サイトに張り付けてみたりと頑張りましたが、なんだかいまいちの成果でした。

仕事帰りに本屋に立ち寄りフランス語の参考書をペラペラめくってみるも、当時OLのイメージとは程遠い、バリバリのサラリーマンとして生活していた私にはさすがに趣味とするにはハードルの高すぎるものでした。

でもそれが、この度ひょっこりと顔を出し、黄緑のフクロウと出会わせてくれたのでした。

どんなに忙しい日々でも好奇心の翼を広げておくと、思わぬタイミングで再会できるものですね。

 

そんなこんなで、1月ほど前に晴れてデュオリンゴ継続1年となりました!!
間違えても日本語訳しか教えてくれないスパルタデュオリンゴ、、、
もはや子供が言葉を覚えるときのような方法で(たまには当てずっぽうで)の学習でしたが、
1年も続けているとなんとなくわかることも増えていました。

一番良かったのは、継続日が表示されるので、それを絶やしたくないという思いがあったため、たとえミジンコ程度の学習でも、何もしない日を作らないことで、生活の一部とすることができました。

意地でも課金しなかったので、スキップしちゃった日をなかったことにして継続してることにできるというズル機能も使うことができなかったのは、ケチ中の幸いです。

そんなある日夫とだらだらと休日を過ごしていた時、ふとテレビで”オーシャンゼリゼ”の歌が流れているのをぼーっと見ていると、夫が歌詞を調べ出しました。
「これ、もしかして分かるの?」
差し出されたスマホの画面を見てびっくり。
「よ、読める!!」
と、ラピュタのムスカみたいな興奮とセリフが自然とあふれ出たのです。

するとなんだか、もったいないような気持ちになってきました。
このくらいわかるようになっている状態からなら、心折れずに勉強できるかも。

始めるのなら今なんじゃないか。

そうして私は本格的に(しかしのんびりと)フランス語学習を始めることといたしました。

ひとまずは来年6月に実施される”仏検5級受験”を目標として、頑張ることといたします。

 

フランスのことわざで、素敵な靴を履いていると、素敵なところへ連れて行ってもらえるというようなものがあると聞きました。

ローカル言語とは、その靴に似ているような気がします。

いつの日かフランスの町を歩くとき、私の語学力が素敵な靴に匹敵るように頑張れればな、なんて思ってみたり。

はてさてどうなる事か分かりませんが、生活に全く直結しないけど、人生がもしかしたら少し楽しくなるかもしれない趣味のような勉強が成就することを願って、初回ブログを閉じたいと思います。

 

待っててね、イレーヌちゃん!!

コメント
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