山口駅に降りてまず驚いたことは小さな町だ、ということです。
刈谷よりは大きいけれど、豊橋よりはぐっと小さい。これが、県庁所在地で、明治以来8人、菅総理を入れると9人の総理大臣を出した町なのかと驚きました。総理大臣がでると地元はどんどん整備されるというのは私の思いこみでした。
タクシーを待つこと25分。私たちの後ろに8人くらい並んでいて、地元の人でしょうか「何人か待っているから早く車をまわして・・」と2回も電話をしていましたがやってはきませんでした。
山口市へ行って誰もが観光するところは「瑠璃光寺」だそうです。
行ってみました。美しい五重塔が建っていました。
隣の毛利家墓所のある「洞春寺」へ行く途中曰くありげな階段がありました。
前に立って手を打つと石段が反響して音が響くのです。なかなか大きな音が響き驚きました。
パークロード(日本道路百選の一つだそうです)を歩いて「ザビエル記念聖堂」へ行きました。疲れましたがすてきな道でした。
フランシスコ・ザビエルの布教の史料がたくさんありました。ザビエルの大内人形があったので買いました。
歩き疲れて、タクシーを呼んで湯田温泉へ。
幕末に志士たちが会合を持ったり温泉につかったりしたところだそうですが、町は俳人山頭火や詩人中原中也や600年余の歴史を持つ白狐の伝説を強く打ち出しているように思いました。
さて、旅行が終わり、珍しく私は山口市の人口を調べました。なんと、19万6千人ほどの町でした。静かな町のはずです。ちなみに刈谷市の人口は14万6千人ほどです。
どうやらこの観光で一番印象に残ったのは、今まで持っていた大大名長州藩と明治維新後の長州閥の強さ・大きさのイメージと町のたたずまいとの差のようです。