名古屋千年ゼミ

持続可能な社会について、みんなで考えます!

ゆっくり,まったり対話する場…♪

第11回名古屋千年ゼミ 議事録

2012年07月23日 | 名古屋千年ゼミ
さて、例のごとく?雨が降っていた第11回の名古屋千年ゼミの議事録です。
主催者、林が雨男であることが立証されつつあります。。

今回は住職さんが手作りピザを振舞ってくれました!
徳林寺にはなんと、石窯があるのです!

ご飯を炊くカマドも、ナンを焼くタンドゥルもあるのです!

いずれ、お寺の裏の空き地にみんなで家を建て、自給自足の生活ができるようにすることを目指しているのです。すごいですね。


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※注意※ここに書く内容は責任を伴わないものであり、また特定個人・団体の代弁ではありません。


今回はまた新しい方が4人もお見えでした!嬉しい限りです。
中には口コミやFacebookの紹介で訪れてくださった方も。新しいご縁を作っていくというのは本当に素晴らしいことです。

自己紹介をはじめました。

①自分の名前
②今どういう活動をしているか
③今、興味があること、やってみたいこと
④今日1日で、良かったこと1つ

いつもこの4項目について話してもらっています。

名古屋千年ゼミは、日頃モヤモヤと思っていることを話す場なのですが、はじめはポジティブな気分で参加してほしいという思いから、自己紹介をこのような形式にしています。

先回はあまりしっかりと名古屋千年ゼミについての紹介をしませんでしたので、今回は簡単に説明をしてから始めました。
といっても堅苦しいものではありません。名古屋千年ゼミは、「持続可能な社会の実現」に関することを中心に、日ごろ話せないような話題で対話する場ですしゃべり場です。


以下、話題の変遷とともに、箇条書きで示していきます。
※たびたび出てくる「男鬼地区」というのは、滋賀県立大学の濱崎研究室が、古民家の茅葺き体験イベントを開催した、滋賀県彦根市男鬼町のことです。
林は先日このイベントに参加したので、そのうちブログ記事も書こうと思っています。


[民俗学]
・全国行脚をして、民俗学を大成した柳田国男
・カッパは全国に同じようなイメージで伝説が存在する
・それは、江戸時代にもカッパに関する研究があり、それが全国に広まったため
・芥川龍之介の「河童」読んだことある?
・カッパの種類
・川だけでなく山にも伝説はある
・滋賀県の男鬼地区の地名の由来 平地の集落を追われた人々が住んでいた?
・集落の近くには霊山もある
・いなかの伝承はおもしろい
・現代民俗学という分野もあり、そこでは宗教や集団心理などについても研究する

[葬というもの]
・大きい会社では会長、社長の社葬が存在する
・高度経済成長時に、家から会社へと、帰属意識が変わってきた
・中高年の人々にとって居所は家でなく会社である
・昔は集落単位の葬式があったが、それが家単位、そして会社単位のものに変わっている
・亡くなるということについて、昔は今と価値観が違う
・集落単位の葬式では、それほど悲しみに満ちていることはなく、むしろ亡くなった人の生前のことについて談笑することもあった
・男鬼地区ではお墓がない 遺体を焼いて、灰をそのへんに撒く習慣があった
・マサイ族では、亡くなった者は勇者として、歌によって語り継がれる
・ライオンに殺された戦士の遺体はその場に残され、歌が作られる
・ブラジルではお墓はきれい カトリックの影響
・土着の宗教もある
・日本におけるカクレキリシタンのように、キリスト教に擬態させて信仰されてきた

[工場萌え]
・工場の配管とか、鈍く光るタンクとかを見るとわくわくする
・意味がわからない(笑)
・廃墟も好き
・工場をめぐるツアーや、映像をまとめたDVDも存在する!
・工場なんて、空気も悪いし、あんまりいいものじゃない

[人の痕跡]
・自然の中をひとりで歩くのは、そんなに怖くない
・ただ、自然の中に、人の居た痕跡があると、怖い
・男鬼地区は住民がいないが、家の中に家財道具がそのまま残されているため、怖いところがある
・帰ろうとした時に車が立ち往生し、JAFを呼ぶことになったが、その時は家の中に固定電話を探しに入ったりし、すごく怖かった 携帯電話も通じない場所にある町のため、JAFも半信半疑だった(笑)

[男鬼地区での茅葺き体験イベント]
・男鬼地区は、数十年前に住民がいなくなった
・自然学校のようなものができたが、それも、救急車が呼べないようなところなので立ち消えになってしまった
・携帯電話も通じない、ふもとから1時間ぐらいキツい山道を抜けた、谷のところにあるため、暮らしは大変だったと予想される
・住人はいなくなったが、地主さんや、周辺の住人がたまに手入れに戻ったりしているようではある
・すべて茅葺き屋根の古民家
滋賀県立大学の濱崎研究室が、年に一度茅葺き屋根の葺き替え体験イベントを企画している
・職人さんも数人呼んで、かなり大掛かりなイベント
・茅葺き屋根を完成させるわけではなく、体験、勉強するのが目的
・研究室の教授が、学生に古民家の良さ、それにまつわる人々のくらしについて勉強させたい思いで企画している

[茅葺きトーク]
・茅葺きというのは持続可能なもの
・田んぼで稲を収穫したあと、茅は何もしなくても生えてくる
・茅を刈り取り、乾燥させて屋根に用いる
・古くなった茅は田や畑にすき込むと、とても良い肥料になる
・屋根で農業用の肥料を作っているようなもの(笑)
・今の家は工業製品であり、屋根はあって当たり前、葺き替えるなんて概念は存在しないと言っていい
・そこに茅葺き屋根の葺き替えという新しい概念を持ち込めば、自分で考える力も育つ、そう期待して企画されているイベント
・イベントに参加している学生は、ディズニーランドのように、他人に楽しませてもらうようなものが嫌いになってくる子もいる
・昔は家を建てるにもみんなでやろうというゆるいつながりがあった
・今はすべて委託してやってもらう
・土のある暮らしから、コンクリート中心の暮らしに変わってきている

[田舎暮らし]
・都会で暮らしている人々の方が、田舎暮らしに対する思い、あこがれが強い
・田舎で暮らしている人々は、にわかにはその感覚が信じられない
・田舎を目指してやってくるワカモノと先住者との確執が存在する
・実際に豊田にもワカモノに紹介されるべき空家は多数存在するが、空家の紹介者の思いとは裏腹に、周りの人々との折り合いがうまくいかない場合が少なくない
・どこに行っても、よそ者という感覚がある
・通ううちに受け入れられるようになっていくが、10年くらいはかかるのでは
・豊田や常滑に事業所を持つ「m-easy」という会社
・周りの人々が優しく気を遣ってくれるところももちろんある
・村の人々で協力して行う草刈り仕事があり、それを午前中でなるべく早く終わらせるために、自分の家の前の草を少しあらかじめ刈っておくなど、協力する人たちもいる 都会では考えられないこと
・早く終わってお酒を飲みたいという思いもあると思う(笑)
・田舎を目指してくる人々は心がキレイ

[あこがれだけではダメ]
・村の人々のあいだには深いところでのつながりがある
・田舎に自販機ができることについて、先住者と新しく入ってきた人々との意見が分かれることもある 便利さを評価する前者と、近代化を批判する後者
・田舎暮らしを憧れ、イメージだけで塗り固めてはいけない
・あとから入って来た者の努力も重要
・愛知県岡崎市千万町町の「ハッピーパンチ」
・廃小学校校舎を活用し、集会場にしている場所で、学生たちが絵本の翻訳を通して国際協力をするサークルを立ち上げた
・始め怪訝そうにしていた老人たちは、集会所で寄りあいをしていた際に学生たちと酒を酌み交わし、祭りの手伝いをする話を持ちかけた
・学生たちは喜んで引き受け、力仕事を買って出た
・力仕事が町の老人たちに受け、そこから一気に受け入れの雰囲気が生まれた
・そのうち、絵本の翻訳だけでなく農作業イベントもするようになり「ハピベジ」が生まれた
・大豆の栽培を行い、週に一回農作業イベントを行っている 入れ替わり立ち替わりいろいろなメンバーが体験をする
ブログもある
・「場」があれば人は集まり、人はつながる
・自分たちの暮らしの空間を少し、外に広げれば場は作れる が、なかなか難しい
・今は、過渡期
・会社、企業ありきの価値観から脱しなければならない
・皆、世界でまだまだ競争していけると思っているが、デフレ状態から脱却できていない
・デフレ状態なのにさらに働かせればいいと幹部は思っている
・むしろ休ませたほうが能率は上がる気がするが…
・会議ほどアイデアが生まれない場所はない

[海外のこといろいろ]
・インドの経済成長 インド人は上を見ている 神、宇宙、そういうところを見て生きている
・インドは今でこそ開放政策をとっているが、昔は資本主義を拒否しているところがあった 英国支配の影響による
・開放政策によって経済成長しているように見えるが、その実は外資が参入しているだけで、その国の地力による発展ではない
・発展途上国にボランティアが行くと、現地の人々に経済成長による弊害を何とかして伝えようとする
・しかし、暮らしのレベルが違うので、全く受け入れられない
・ともかくゴハンが無いと何も始まらない
・地球的に見ると各差が大きく、満足に食べられていない人々が多すぎる
・アフリカの子だくさんは、昔から続いているが、乳児の脂肪率が低くなった現在では人口爆発の原因になっている
・先進国は人口減少が起こっている
・日本も情勢が不安定な国から見たら理想的な場所ではある
・アフリカ諸国が貧しいのは、先進国が投資して近代化させ、押し付けた債務を返せずにいるから チャラにすれば少しは改善するだろう
・下手に経済援助をすると、汚職を招く
・多国籍企業の工場ではフェアな賃金が払われていない
・ブラジルでは保護貿易が行われており、外国製品に対する関税を高くしている
・そのためブラジル国内への海外企業の工場進出が促進されている
・日本にとっては産業の空洞化だが…
・グローバル化は明らかに弊害を招いている
・日本は円高に苦しんでいる
・もはや輸出産業に頼る時代ではなくなってきているが、過去に成功した経験があるため、それを取り戻そうと躍起になっている面がある
・これ以上のグローバル化が進めるのではなく、地産地消や保護貿易を推進すべき

[どう生きるか?]
・自分と社会とに少し距離を取り、自分なりの生き方を探す
・いい意味で「ぬけがけ」をすると、楽に生きられるかも
・ネパールの人々はお金がなくても幸せそうに暮らしている…



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今回は途中で帰った方が見えたのですが、その時すでに終了時間21時をを結構オーバーしておりました。
いつ終了になるのかわからない状態ではソワソワしてしまって話に集中できないという意見をもらいました。今後は時間配分をもう少し考えたいと思います。。

また、今まで数人でやっていたのが、人数が多くなると発言機会が偏ってしまうことが多いで、小グループを作ることも検討しています。
まったり対話をするのはいいことですが、メリハリも大事だと感じました。


次回開催予定日はまだ未定ですが、おそらく8月17日(金)または24日(金)になると予想されます。皆様よろしければご参加ください。


何かご質問等ございましたら林:yuma866@hotmail.comまでお気軽にご連絡ください。

第11回名古屋千年ゼミ 開催予定!

2012年07月03日 | 名古屋千年ゼミ
初めての人歓迎!!
でも初めての人は直接行くのが多分難しいので、あらかじめyuma866●hotmail.comまでご連絡いただけると大変ありがたいです!

※●を@に変えてください

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〔第11回名古屋千年ゼミ〕
日時:7月20日(金) 18~21時頃
場所:相生山徳林寺裏 ギャラリー・ハスタクティ1F
内容:日頃なかなか話せないことを話す、ゆるやかな対話の場


タイムテーブル:
 18時~      各自、相生山徳林寺に集合、参加者そろい次第簡単に自己紹介
 ~20時半     テーマを決めて、それについて対話する
 21時~      流れ解散

参加者は1品、食べ物を持ち寄りしてください。手料理でも、お菓子買ってきても何でもいいです!お寺なので、規律がありますから注意してください↓
○いわゆるベジタリアン料理
○野菜
○果物
○牛乳やバターなど動物性脂肪
○せんべいなど、お菓子
△卵類
×肉類


あと、足が寒いのでスリッパとかブランケットを持ってきたほうがいいです!!


徳林寺へのアクセス:
・名古屋市地下鉄桜通線(時刻表はこちら) 相生山駅2番出口から徒歩5分 ※ちょっと山道があるので注意です(場所が少し地下鉄の駅から離れているので、ご連絡いただければ案内いたします)。地図参照。
・国道302号線 西友鳴海店 ココス鳴海店のある交差点を西へ 相生山交差点の次の交差点を右折 ※地図参照。
・名二環鳴海ICを出て、東海通りを野並方面へ 相生山交差点の次の交差点を右折 ※地図参照。


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◆名古屋千年ゼミとは

「今の社会に対して、ひずみ、歪みを感じる」
「震災でいろいろな価値観が変わったけれど、今までのままの生活でいいんだろうか?」
「社会のために何かしたいけれど、自分には一体何ができるんだろう?」
「どう将来を見据え、どう生きていけばいいのだろう?」
「最近よく聞く、持続可能な社会ってなんだろう?」

基本的には「持続可能な社会」について話すことを主眼にしています。
日頃胸の中にモヤモヤしていること、みんなで集まって、ゆっくり、まったり、お話しましょう。


友達にこんな真面目なこと言っても笑い飛ばされるかも。
休憩時間は短いから真面目なこと話している時間もない。みんなそれぞれに忙しいし。
「考えすぎじゃない?」と、軽くいなされて終わってしまうかも。。。

そういう日常の中ではできない話を、名古屋千年ゼミで、ぜひ話してみてください。
思いを言葉にしてみることで、新たな発見があります。対話することで、お互いのつながりもできます。

この、名古屋千年ゼミは、
名古屋大学環境学研究科の高野雅夫先生、通称"だいず先生"が開かれている「足助千年ゼミ
の名古屋版とも言うべきものです。

足助千年ゼミでは、里山の近くの豊かな自然の中にある「すげの里」で、まったり1つのテーマについて深く、話すことができました。まったりしながらも、本気なトーク。参加者の皆さんの熱い真面目な思いにびっくりさせられました。

そこで偶然出会った仲間たちと、名古屋でもこういう場を作りたい!ということで始まったのがこのゼミです。
事前の申し込みも、参加費も特に要りませんので、日頃くすぶっていることを一緒に、腹を割って話しませんか。

対話の中では「否定しない・言葉尻を取らない・決め付けない」を基本的なルールとしたいと思います。


◆立ち上げ協力者

・くすぶり君、こと「林」…名古屋大学で院生してます☆

・影の名ファシリテーター「わこちゃん」…名古屋の某看護学校で学生してます☆

・一番落ち着いて物事を見ている「村松くん」…足助で「百姓貴族修行中」☆

・ アイデア豊富な「ともちゃん」…最近百姓修行はじめました☆

何かご質問等ございましたら、
林:yuma866●hotmail.comまでご連絡お願いします(●を@に変えてください)!

第10回名古屋千年ゼミ 議事録

2012年06月21日 | 名古屋千年ゼミ
さて第10回の議事録です。

※注意※ここに書く内容は責任を伴わないものであり、また特定個人・団体の代弁ではありません。


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今回よかったのはやっと「名札」を実践できたことです。毎回やろうやろうと思っていてできていなかったのです。
付箋に名前を書いて貼るだけですが、これだけでも対話を円滑に進める効果があるのだなと実感しました。

告知を早めにしたのもあって、今回はかなり多くの参加者の方がお見えでした。嬉しかったですね。
また少し開始が遅くなってお待たせしてしまったのは申し訳ありません。。


自己紹介をはじめました。

①自分の名前
②今どういう活動をしているか
③今日1日で、良かったこと1つ
④今、興味があること、やってみたいこと

いつもこの4項目について話してもらっています。

ご住職に指摘していただいたことなのですが、初めて参加する方に会の意義がわかりやすいような説明のようなものを開始時にしっかりすれば、もう少しスムーズに開始ができると思いました。

名古屋千年ゼミは、日頃モヤモヤと思っていることを話す場なのですが、はじめはポジティブな気分で参加してほしいという思いから、自己紹介をこのような形式にしています。
以下、話題の変遷とともに要点をまとめていきます◎


[「脱OG3」]
・活動家のソーヤー・海くんが「脱OG3」の考えを話してくれた
・OG3はオジサンの意味(笑)
・世の中を動かしているのは電力会社や政府にいる権力を握った一部のオジサンであり、その社会を変えていかないといけないという考え
・つまり資本主義経済に支配されている社会を脱しなければ、という考えでは
・どこを目指しているのかわからない、という印象はある
・昔の社会の様子は、今の若者にはわからない
・オジサンが、今の社会を作ってきた、それは事実
・若い人はライフスタイルを変えようと思って、田舎を目指している

[オカネの話]
・「お金」と「マネー」という言葉は違うと思っている
・お金は生活にかかわる大事なものという印象があるが、マネーと言われるとマネーゲームにみるような生活に関わりない浮ついたもののように感じる
・100円ショップの不自然さ
・世の中は二極化に向かうだろう、新しい価値を生み出せる人々と、ただ従っていくだけの人々の間の差
・価格競争というのはある意味飽和しており、今までにないものを生み出す発想力が求められている
・本来お金が無くても生活していけるのがこの地球なのではないのか、お金は否定しないけれども
・マネーゲームは本当におかしい、本質がずれている
・株主総会も変だ→会社は本当なら従業員に対してこそ感謝するべきなのに、株主への配当ばかり気にしており、株主もまたどういう会社であれ配当が良ければいいという思いがある
・なぜOG3たちはお金を求めるのか?それは心が満たされていないからでは
・自殺者も増えている

[再びOG3の話]
・ステキなオジサンもいる
・自営業でアイス屋さんを経営している人
・地元の高校生に目を配っており、ガラの悪い子には注意もする
・企業の人はもっと自分の生きてきた経験を生かして、地域に還元してほしい
・脱オジサン、というが、少し危険な考えだと思う
・上のオジサン達ばかりに社会の問題の根源があると決めつけて、否定することにつながりかねない
・政治をやっているオジサン達も社会の動き、国民の考えに興味が無いわけではないと思う
・対立ばかりしていてはいけない、不満ばかり言っていてもどうしようもない
・自分の生活がうまくいっていないのを社会のせいにしているときもある
・自分の中の問題と、社会の問題と、考えることが多すぎる
・批判というのは攻撃につながらないか
・攻撃よりもそのエネルギーを別のところに使うべきでは
・上をみて攻撃するより、周りを見てつながろう
・政治家を批判できるが、その人たちの幸せを願うことができないのはなぜか
・政治家は職業としてやっているのだから批判することは当然の権利
・特に若い人は関心を持ってどんどん批判していくべき
・accuse(糾弾)ではなくcritisize(批判)をする
・よりよいものを生み出すため、代替案を伴う批判はOK

[いいOG3、悪いOG3]
・オジサンも家庭ではひとりの父であることがほとんどのはず
・父は家庭のためを思って働いてきたが、それが裏目に出ている場合もある
・フクシマなどで放射能に対する考え方の違いから別居や離婚が起こったりしている、父は働くため地元を離れられない
・悪いオジサンはいつのまにか企業サイドでしか物事を観れなくなってしまっているのではないか
・企業にとっての損得がそのまま社会の基準になるという思考
・企業サイドで物事を考えるオジサンも、頭がよく、仕事がよくでき、行動力があったおかげで日本を引っ張ってきた
・日本では頼みの綱の輸出産業が円高のせいで立ち行かなくなってきている
・お金の勘定と関係のない発展というのがあってもよいのでは、と思う

[ファストフード産業にみる資本主義]
・これからは古い考え方からも脱しなければならない
・一例として、人々に「安くておいしい」よりよいものだとして受け入れられてきたファストフードがある
・ファストフード産業の背景を知って、それを拒否する気持ちが生まれた
・友人にも否定する人と容認する人がいる
・健康にも良くないと伝えてあげるべきか否か、それはどれだけ友人のことを思っているかによる
・安いものは良い、確かにそう、しかし裏にある搾取と貧困の問題を思うと、疑問を感じざるを得ない
・おかしいな、と感じつつも、わかっていても、利用してしまう
・食べ物自体に罪はない、悪いのはシステム
・100円均一とか、コーヒーとか、バナナとか、発展途上国での搾取により支えられているもの
・大量生産によりコスト低減が図られているというが、地元の産業を潰して先進国の利益を生み出している
・ただ、それに対抗するものとして、例えばフェアトレードがよいと思っていても、安いものを買ってしまう心理がある
・自分も生活していかなければならない、生活のためには、少しでも安いものを求める
・自分は消費者であり、同時に労働者でもある
・労働者として高い賃金を求める一方、安い商品を買いたいという気持ち
・自分の生活を守りたい気持ち
・現在の資本主義経済では、お互い顔の見えない者同士がお金というものを介在させ取引を行うのが当たり前になっている
・しかし、実際にはお金は顔の見える者同士でやりとりすべき
・地域通貨ならば、それが実現できる
・現在の貨幣というのは「ノッペラボー」であり、誰かとやり取りをしている実感はない
・就活をしていて思うのは、企業で「チェンジ、チャレンジ」という単語がよく聞かれるが、その実、目指しているのはより利益を上げるシステムを生み出すことであり、新しい価値観を、というわけでは決してない

[最後にまたOG3]
・女性の中にも「オジサン性」というものがあるのでは
・大きい、強い、かっこいいに従っていれば大丈夫という価値観はある
・歴史の中の積み重ねで、現在の価値観が出来上がってきた
・オジサンというものを考えるとき、社会を動かす根本となっているものと考えてよいのでは
・働くうちに社会に対する疑問が薄れてきてしまう
・既存の社会の価値観に疑問を持ち、システムから抜け出している人々も多い
・いろいろなオジサンがいる

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さて、今回かなり議事録に漏れがある可能性があります(^_^;)
特に、自己紹介での話とか、いったん中締めをしたあとに参加者同士でワイワイ話していた時間が結構長く、そうした話もかなり興味深かったのですが、いつも拾えてないです。。

しかし参加者の方々の持ち寄り形式というのはいいものですね。机の上が華やかでした。手作りでおにぎり、クッキー、カップケーキを作ってきてくださった方もいて、皆さんの持ち寄り、本当においしかった、もとい嬉しかったです。
ゆーすけさんの自家栽培のズッキーニも登場し、食べきれないほどでした。
海くんの提案で始めた形式ですが、参加者の方が消費するだけではなく、会の雰囲気を一緒に作っていると実感できるという素晴らしいものだと改めて実感しました。

ああ、写真撮れば良かった、というのはかなり満腹になった後でした…反省。


議事録はここまでにして、最後にいくつか宣伝を。

●共生革命家のソーヤー・海くんが「スペクテイター」最新25号の「アーバンパーマカルチャー講座」に登場しています!公式サイトはこちら
※海くんに関する詳しい情報についてはこちら

●遺伝子組み換えを問うドキュメンタリー映画〔暴走する生命 Life Running out of Life〕の上映会があります!

日時:7月18日(水) ①13:45~ ②19:00~ の2回上映※開場は上記開始時刻の15分前
会場:クラシティ半田 3階 半田市市民交流センター内 大ホール
料金:上映後、参加者の皆さん各自でお気持ちの額を箱に入れて頂く形式です
お問い合わせ:お電話→090-6332-5503 email→harmony123@kitty.jp
※詳しい情報はこちらまで。

●No Nukes iPhoneケース デザインコンテストが佳境に入っています!
公募された、脱原発をテーマにしたiPhoneケースデザインがfacebook上で投票され、予備選挙を勝ち抜いた6作品が現在本選挙に進んでいます。
本選挙への投票方法は二つあります。
 ①脱原発イベント会場で投票
 ②実際に購入予約をして投票
※予備選挙を勝ち抜いた6つのデザインに関しては実際に販売されます。自分の好きなデザインに投票して、優勝させよう!というイベントです。
※詳しくは公式サイト、またはfacebookページをご覧ください。

●今回の千年ゼミでは「Anny!」グッズの販売を行いました。
「Anny!」とは、正式には「mission『Anny!』」といって、長崎にお住まいの宮崎由紀さんが立案されたものです。詳しくは、こちら
女の子が笑顔で手を振っている、かわいい絵が描かれた缶バッチとステッカーを作られています。身につければ、穏やかに、脱原発への意思表明ができます。少し勇気を出して周りの人に広めていけば、世界がまた一歩、希望へと進んでいくかもしれません。
参加者の方にはとても好評でした◎ 次回にも持っていくので、ぜひどうぞ。
グッズはメールで注文できますよ。お問い合わせは宮崎さん:mission_annya@yahoo.co.jpまで。

●おっと、忘れちゃいけない、第11回名古屋千年ゼミの開催予定です!
詳しくは、追ってブログに書きますが、おそらく、7月の第3金曜日に行います。
7月20日(金)18時~@徳林寺、ということで予定しております。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
まだまだ進行が未熟な名古屋千年ゼミですが、いろいろな人の出会いの場、心が安らぐ対話の場として、じっくり続けていきます。

※名古屋千年ゼミに関するご質問などございましたら、お気軽に林:yuma866@hotmail.comまでどうぞ。

第10回名古屋千年ゼミ 開催予定!

2012年05月28日 | 名古屋千年ゼミ
初めての人歓迎!!
でも初めての人は直接行くのが多分難しいので、あらかじめyuma866●hotmail.comまでご連絡いただけると大変ありがたいです!

※●を@に変えてください

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〔第10回名古屋千年ゼミ〕
日時:6月15日(金) 18~21時頃
場所:相生山徳林寺裏 ギャラリー・ハスタクティ1F
内容:日頃なかなか話せないことを話す、ゆるやかな対話の場


タイムテーブル:
 18時~      各自、相生山徳林寺に集合、参加者そろい次第簡単に自己紹介
 ~20時半     テーマを決めて、それについて対話する
 21時~      流れ解散

参加者は1品、食べ物を持ち寄りしてください。手料理でも、お菓子買ってきても何でもいいです!お寺なので、規律がありますから注意してください↓
○いわゆるベジタリアン料理
○野菜
○果物
○牛乳やバターなど動物性脂肪
○せんべいなど、お菓子
△卵類
×肉類


あと、足が寒いのでスリッパとかブランケットを持ってきたほうがいいです!!


徳林寺へのアクセス:
・名古屋市地下鉄桜通線(時刻表はこちら) 相生山駅2番出口から徒歩5分 ※ちょっと山道があるので注意です(場所が少し地下鉄の駅から離れているので、ご連絡いただければ案内いたします)。地図参照。
・国道302号線 西友鳴海店 ココス鳴海店のある交差点を西へ 相生山交差点の次の交差点を右折 ※地図参照。
・名二環鳴海ICを出て、東海通りを野並方面へ 相生山交差点の次の交差点を右折 ※地図参照。


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◆名古屋千年ゼミとは

「今の社会に対して、ひずみ、歪みを感じる」
「震災でいろいろな価値観が変わったけれど、今までのままの生活でいいんだろうか?」
「社会のために何かしたいけれど、自分には一体何ができるんだろう?」
「どう将来を見据え、どう生きていけばいいのだろう?」
「最近よく聞く、持続可能な社会ってなんだろう?」

日頃胸の中にモヤモヤしていること、みんなで集まって、ゆっくり、まったり、お話しましょう。

友達にこんな真面目なこと言っても笑い飛ばされるかも。
休憩時間は短いから真面目なこと話している時間もない。みんなそれぞれに忙しいし。
「考えすぎじゃない?」と、軽くいなされて終わってしまうかも。。。

そういう日常の中ではできない話を、名古屋千年ゼミで、ぜひ話してみてください。
思いを言葉にしてみることで、新たな発見があります。対話することで、お互いのつながりもできます。

この、名古屋千年ゼミは、
名古屋大学環境学研究科の高野雅夫先生、通称"だいず先生"が開かれている「足助千年ゼミ
の名古屋版とも言うべきものです。

足助千年ゼミでは、里山の近くの豊かな自然の中にある「すげの里」で、まったり1つのテーマについて深く、話すことができました。まったりしながらも、本気なトーク。参加者の皆さんの熱い真面目な思いにびっくりさせられました。

そこで偶然出会った仲間たちと、名古屋でもこういう場を作りたい!ということで始まったのがこのゼミです。
事前の申し込みも、参加費も特に要りませんので、日頃くすぶっていることを一緒に、腹を割って話しませんか。

対話の中では「否定しない・言葉尻を取らない・決め付けない」を基本的なルールとしたいと思います。


◆立ち上げ協力者

・くすぶり君、こと「林」…名古屋大学で院生してます☆

・影の名ファシリテーター「わこちゃん」…名古屋の某看護学校で学生してます☆

・一番落ち着いて物事を見ている「村松くん」…足助で「百姓貴族修行中」☆

・ アイデア豊富な「ともちゃん」…最近百姓修行はじめました☆

何かご質問等ございましたら、
林:yuma866●hotmail.comまでご連絡お願いします(●を@に変えてください)!

第9回名古屋千年ゼミ 議事録

2012年05月24日 | 名古屋千年ゼミ
さてさて、第9回の議事録でございます。第9回もなかなか濃いい話ができました。
こういうところが少人数のメリットですね。

※注意※ここに書く内容は責任を伴わないものであり、また特定個人・団体の代弁ではありません。


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今回は告知が遅かったということもあり、はじめはご住職と私だけでした。
久しぶりに天気が良かったので、すごく嬉しかったです。

ポツポツと参加者が来はじめ、自己紹介を始めました。

①自分の名前
②今どういう活動をしているか
③今日1日で、良かったこと1つ
④今、興味があること、やってみたいこと

いつもこの4項目について話してもらっています。

名古屋千年ゼミは、日頃モヤモヤと思っていることを話す場なのですが、はじめはポジティブな気分で参加してほしいという思いから、自己紹介をこのような形式にしています。
以下、話題の変遷とともに要点をまとめていきます◎


[名古屋千年ゼミという場]
・対話の場というのは、何かを実践する方向に持っていくと、大抵うまく進んでいくという話を聞いた
・何を実践してみたいのか?
・徳林寺の裏で農作業やる話もある
・ご住職が始めようとしている「みんなの家」プロジェクトに参加する?
・例えば名古屋千年ゼミ主催で上映会や講演会を企画して、この場についてもっと多くの人に知ってもらうこともできる
・何かを実践する、となると、縛りのようなものが生まれるかも?
・この徳林寺という日常から切り離された空間に、ただ来たい
・人を呼びたいというわけではない
・しかし、色々な人と対話してみたいのは確か
・メールでの告知(いわゆる「お誘い」)は、1対1ですると、相手を「行けなくて申し訳ない」という気分にさせてしまうこともあるだろう
・誘われたのに行けない、というのが続くと、誘われた相手は気負ってしまうことになりかねない、そういうのはイヤだ
・メーリングリストを使う手もある
・メーリングリストを使って早めに告知すれば、1対1の「お誘い」ではなく「ニュース」のような形で伝えることができるし、ブログ更新を待たなくても済む
・毎回、終了時に次の日程を決定すれば、次回も来やすくなる
・名古屋千年ゼミは、ぜひ来て!!!というより、そのときのご縁で、というスタンスの場であり、口コミとかで広がっていく方がいい
・引き続きブログ、そしてメーリングリストでの告知を行っていく

[山の仕事]
・山の仕事をしている人は、自分たちの生きている間に自分の仕事の成果がわからないのを承知でやっている
・ある人が、植林のイベントに来た人たちに対して怒っている
・植林するというのは、その土地にもともと無い植生の木を植えることであり、言ってしまえば遺伝子操作に近い、という
・植林というイベントは山の仕事の重要性に関する人々の意識を高めるには良いが、大抵の場合、人々は植えたら植えっぱなしで、それ以後のことには無関心
・植林すると、目で見て緑が増えたことがわかり、自分の仕事の成果を実感できる
・すぐ成果が目で見てわかることを求める人々は、自己満足だ
・植林しなくても、適当に間引けば光が地表に届き、埋土種子が出芽する
・徳林寺も昔は松がたくさんあったが、今はクヌギなど広葉樹の森になっている
・森は、自然に変遷していく

[自転車]
・車社会からの脱却のため、電動アシスト自転車の普及を促進すべき
・しかし、自転車自体の社会的認知度は低い
・ご住職は電動アシスト自転車に切り替えてから、徳林寺周辺の急坂もラクラク登れるようになり快適
・自転車は雨に弱いのがネック
・ヨーロッパとか台湾では自転車専用道がかなり整備されているらしい、見に行きたい
・道路が狭い日本では、自転車専用高架道を作り、電動自転車でスイスイ走れるようにしたらインフラとして活躍できるのでは
・自転車は歩行者と車、両方に嫌われているグレーな存在
・社会的認知度が低いため、行政が自転車への対応を怠っている
・日本では地域によって自転車道の整備が行われているところもあるが、自治体によってバラバラ
・自転車は危険な存在であることも確か
・名古屋市の中学生は自転車通学が禁じられているが、長久手などは許可されている
・それだけ都市部の自転車移動は危険だとみなされているのか
・いっぺん車を運転してみないと自転車の危険性が分からない

・都市に電動アシスト自転車のレンタサイクルを普及させたらどうか、と考えている
・田舎にも普及させれば車を多用する生活を変えられるのでは?
・田舎の人たちは農作業をする関係で自動車(軽トラ)が無いと生活できず、18歳ぐらいになると自動車の所持は一人一台が当たり前
・最近は電動4輪車(例:スズキのセニアカー)でクワを後ろに積んでゆっくり農作業に向かうおじいちゃんおばあちゃんもいる
・高齢になると車の運転が難しくなるため、電動4輪車に切り替える人もいて、なかなか便利だと感じているそう
・田舎で電動アシスト自転車を普及するにしても、リアカー引くぐらいの馬力は欲しい

・自転車を新しいインフラとする実験都市を作りたい
・名古屋でも「名チャリ」という社会実験が行われた
・京都でもあった
・しかしそれらは長続きしていない

・最近は自転車置き場が有料、せっかく自転車で来たのに100円200円取られてなんだか損した気分
・だが、有料にしないと自転車置き場がひどいことになる

・昔より自転車が売れていない
・昔は車など手に入らず、ほとんどの人々の足は自転車だった
・インドのリキシャ、タイのトゥクトゥクなども車社会への移行で衰退しつつある
・自転車の後ろにトレーラーをつけて子供を送っている人もいる(!)
・昔はオート三輪とかミゼットとかあった
・自転車はいつしか世間から「蚊帳の外」のような扱いを受けるようになった
・今は大多数が一様に富めるようになり、自動車は一家に二台が平均的
・この車社会から無理やり脱却する必要があるのか
・現在は自転車は投資の対象ではない
・日本政府が経済性を求めていない以上、自転車の対応はグレーなまま
・リニア新幹線のように、過剰で不必要に見えるものも、経済効果が高いがゆえに推進されている
・お金が手に入るものが一番すぐれている、という今の経済の論理を変えないと、自転車に限らず、脱原発も、何もたちゆかない
・産学官で自転車社会を変えていくことが求められている

・電動アシスト自転車のバッテリーはリチウムイオン電池が主流
・昔はニッケル水素やニッカド電池が主流だったがメモリー効果(少ない放電を繰り返すと容量が小さくなっていってしまう現象)が問題になり、リチウムイオン電池に変わってきた
・回生充電を行える電動アシスト自転車も登場した
・だが電池のリサイクルは問題

・ピザ宅配バイクのように屋根つきの自転車はどうか
・取り回しが大変
・歩道は走れない
・歩道で、自転車と歩行者の歩く場所を分けているところもあるが、申し訳程度で、とても安全とは言い難い

なんだか自転車談義にアツくなりすぎたので(笑)、参加者の方の提案があり少し話題を変えることにしました。。

[いろいろな生き方がある]
・世の中にはいろいろな生き方、仕事があることを知らずに大人になってしまう人が多すぎる
・大人が教えてあげていないのも確か
・今の子供に将来の夢を聞いたら「有名人になりたい」という回答
・将来の生き方をイメージできてない
・東大や名大は今後9月入学が検討されているが、これにより高校卒業後少し社会のことを知る機会ができるのでは
・海外にはギャップイヤーという、高校を卒業してから大学に進学するまで社会勉強をする期間を設ける制度が認められているところもある
・日本では大学に行くことが当然だと誰もが思いこまされている

[勉強]
・勉強が割とできたから、大学に行った
・勉強が楽しかったから、大学でも勉強をしたいと思った
・最初は「勉強ができる=カッコいい」という構図があることがイヤだった
・就職のために大学に行く、そういう周りの認識
・宿題は大変だが、勉強自体は好き
・世界史こそ一番のファンタジーだ、英語の発音はスポーツみたいなものだ
・勉強は、何かのため、と考えてやるものではなく、ただ単純に楽しいからやるものだと気付いた
・「勉強ができるヤツは上を目指すべきだ」という固定観念がある
・必要ない科目は捨てる、という悪しき入試制度
・理系の入試では日本史、世界史が捨てられることが多いが、やっとけば絶対為になるのに…

[教育]
・日本の教育方針はケチくさい
・「優秀な人間は楽な生活ができるよ」と教えられる
・もっと遊ぶ時間があってもいいのに
・レベルの高いところに行くための「お受験」を否定するのもいけないが…
・海外には社会と大学が結びついて協力している感じがあるが、日本ではお互い嫌い合っているような感じ、仲が悪い
・卒業論文も卒業のために書くようなもので内容は薄っぺらい

[教育についてのポジティブな話]
・徳林寺でフリースクールを開く話が持ち上がったことがある
・ネパールで大学を作るアイデアにもつながった
・ご住職が発案し、ネパールで伝統的な文化を保存し、アーカイヴを維持する共同機関としての大学づくりに携わる
・ネパールのルンビニ大学をはじめ、色々な大学から出張講義を受け入れるようなアフィリエーション形式の大学院大学

・美浜にフリースクールを立ち上げる話が上がっている
・「紀の国学園」「シュタイナー教育」というのも聞く

[シュタイナー教育とは?]
・フランス人であるシュタイナーが創始者
・神知教会に対抗して人知教会を立ち上げ、シュタイナー教育を始めた
・シュタイナー農業というのもある
・宗教的、神秘的なもの
・幼稚園は結構あるが、小学校は関東にしかない
・「ホリスティック教育」といって、全人格的人間を育成する教育もある
・知識を詰め込むだけでなく、生きていく力を身につける
・シュタイナー教育を含む、ホリスティック教育協会という団体が存在する
・シュタイナー教育では、芸術を中心とした教育
・「子供は0~6歳は夢(メルヘンのような)中で生活しており、刺激してはいけない」「7歳からは人生の師を得る」というような方針がある
・テレビを遠ざけ、静かな心を持つ時間を与える

[学校だけに頼らない教育のかたち]
・岡崎とか天白にあるプレーパーク
・自己責任の下、焚火とか木のぼりとかなんでもできる
・プレーリーダーという人が一応、監督している

・犬山農芸で行われる寺子屋
・寺子屋というのは、公的な学堂や児童館とは異なったもの
・学堂や児童館では子供の自由がかなり制限されている

・日本の教育は、日本人になるためのもの
・つまり、日本の戦力になる人を育てるためのもの
・指示を愚直に守る人間
・その愚直な人間の下で育つ人間が、独立心を持てるわけがない
・一度、国を忘れよう
・国力、経済力という観念から抜け出してみないと、現状を変えることは無理
・楽しく生きれればいいじゃないか
・厳しい、まじめ過ぎる人が多い

[幼稚園]
・スクールバスが幼稚園に普及してきた
・子供たちは1~2時間おとなしく乗っていなければならない
・家が近い場合でも、歩かずに乗っていく
・生まれた時から車で生活する
・歩かなくなってきている
・昔は幼稚園に通うまでも楽しさがあったがスクールバスではそれが無い
・幼稚園側のサービスだから当然だろう
・お母さんの幼稚園選びの基準は「スクールバス」「給食」「習い事」
・一つの分野で勝とうとするなら、始めるのは早い方がいいという認識

[お金]
・最近はお金はたくさんいらないという若者が多い
・ベーシックインカム(一律の収入保障)の取り組みも始まる
・消費税の値上げなどにより、年金とは異なる制度の研究も始まっている

[最近いろいろとおかしい]
・被災地の地元の声を一番に考えている、という政府は、瓦礫の広域処理を推進する
・三菱、東芝、日立はベトナムへの原発輸出を検討しており、野田首相はゴーサインを出している
・戦争前みたいな雰囲気
・文科省の大臣から子供たちに以下のような内容の(変な?)手紙が配られた
 …原発事故の収束のため、現場では多くの先生方が貢献されています。君たちも勉強に精を出して、日本の未来を担う立派な人間になってください…
・先生方とはいったい誰だ?

・おかしいおかしいと言っている人たちだけで集まっているのもおかしい
・今は飢える心配が無いだけ幸せだと言う人もいる
・歴史というものは引っ張っている人がいるから進んできた
・国民全員が国のことを考えるべき、と言うのは理想論
・社会のことに関心、問題意識のあまりない人々をコントロールする力を身につけるべき
・日本人には昔から「お上に逆らわない」という民族性があり、トップに従うだけになってしまっている
・だからこそトップに立つ人間をしっかり育てないといけない

・大人が子供に教えてあげないといけない情報はたくさんある
・あとになって「なぜ教えてくれなかったんだ」となるのは良くない
・わかる範囲でしか行動したくない、という保守的な意識が働いてしまう


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さて、今回はちょっと長くなりましたが、このような感じで話を終えました。話が尽きず、毎回大変です。
しかし、実践しようと思っていた「名札」を完全に忘れていたのが残念です。。
次こそは…。
また、次回には、トーキングスティックと言って、対話の場にあるスティックを持っている人しか話せないというルールを決めた対話形式を取り入れることも検討中です。。


次回のお知らせはこちら6月15日(金)18~21時、徳林寺にて開催です。
次回で第10回を迎えます。もうすぐ1年なんですねー!
参加者の方々、そして場所を貸していただいている徳林寺のご住職に支えられてここまで来ています。皆様いつもありがとうございます。

出会いの力に感謝!