今年触れた作品を、私ちくぜんめが勝手に意味もなく表彰する「ちくぜんアワード」のお時間がやってまいりました。
※あくまで自分が2022年に触れた作品なので、2022年より前に出た作品も含まれる。
昨年までのアワード作品は下記リンク参照。
●これまでのちくぜんアワード日記
・2011年ちくぜんアワード
・2012年ちくぜんアワード
・2013年ちくぜんアワード
・2014年ちくぜんアワード
・2015年ちくぜんアワード
・2016年ちくぜんアワード
・2017年ちくぜんアワード
・2018年ちくぜんアワード
・2019年ちくぜんアワード
・2020年ちくぜんアワード
・2021年ちくぜんアワード
●2022年ちくぜんアワードノミネート日記
・2022年ちくぜんアワードノミネート(書籍部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(映像部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(新日本プロレス系部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(競馬部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(ゲーム部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(音楽部門)
■書籍部門
5位:綾辻行人『十角館の殺人』
4位:里中満智子『ニーベルングの指環(上下巻)』
3位:米澤穂信『インシテミル』
2位:真造圭伍『センチメンタル無反応 真造圭伍短編集』
1位:遠藤達哉『SPY×FAMILY』
5位は『十角館の殺人』がランクイン。
本格ミステリーと言えばコレみたいな感じで言われていたので早速読んでみたのだけど、確かにそう言えるほどの面白さだったし、しっかりと騙されてしまった俺がいた。
こんなん騙されたら作者ニンマリだろうってくらい騙された。
同時に、これは文章だからこそ活きる感じでしたね。
漫画化されているみたいだけど、アレは漫画でどう描くんだろうという気もした。
4位はニーベルングの指環の漫画版。
ワーグナーの作品をかなり読みやすくしてくれている。
北欧神話が好きな年頃のヤツはここから入っても良いんじゃないかと感じた。
3位は米澤穂信。
古典部シリーズや満願がかなり好きなので今回はどんな感じだろうと思った読んだら、まあやっぱり面白い。
クローズドサークルモノのデスゲームの王道って感じがしたね。
各部屋に割り当てられた凶器がミステリー作品のオマージュとして割り当てられているんだけど、それを微妙にズラしてきているのが淫してみるって言う所なのかなと思った。
凶器を誰が持っててどう使ったかという攻防がこの作品のミソで、文章もテンポよく読める感じなので、かなり良いと思う。
2位は真造圭伍の短編集。
Twitterで流れてきたコレ観て一発で喰らった。凄い好きこういうの。
松本大洋リスペクト全開だし、作家の悲哀も込められているし、これぞモノ作りよっていう想いに満ちた作品だと思う。
1位はスパイファミリー。
アニメ版で良い手応えで観られたので原作どんなもんかと思って読んだらバッチリハマった。
テンポが良いのと、あまり深く考えないでも読めるのも良いですね。ジャンプ作品らしいと思う。
個人的な好みでは上述の松本大洋リスペクトみたいな作品なんだけど、スパイファミリーのはマンガが持っているテンポの良さだったり少年誌的な明快さだったりがかなり心地よかったので、今回はそういうのが良いかなと思って1位に選んだ。
■映像部門(テレビ番組、映画、アニメなど)
5位:星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
4位:「金田一少年の事件簿(道枝駿佑版)」
3位:「ヴェノム」
2位:「クレイジージャーニー」
1位:「リコリス・リコイル」
5位は星新一の短編ドラマ。
ノミネートでも言ったように、「白い服の男」がかなり面白かった。
もうこれだけでランクインが決まったようなもん。
4位はなにわ男子道枝くん版の金田一。
堂本剛っぽさが結構出てて良かった。
ただまあ、やっぱ俺の中で金田一は堂本剛なんよね。
3位はヴェノム。
ヴェノムの持つ凶暴さだったり躍動感が凄い心地よかった。
カネとヒトかけたな~って演出ドッサリで凄い良いと思う。
2位はクレイジージャーニー。
とうとう復活してきたな~と。個人的には非常に嬉しい。
特に丸山ゴンザレスと佐藤健寿の回は凄い楽しみにしている。
1位はリコリコ。
まあコレが一番今年気合入ってたなって。
動きも良いしストーリーも結構アップダウンしてくる流れで見ごたえあったし、何より各キャラの掛け合いが良かったよな。
春川フキの苦労人なキャラは凄い好きだよ。
■新日本プロレス系部門
5位:タマ・トンガVSジェイ・ホワイト(2022年8.16日日本武道館)
4位:後藤洋央紀&矢野通&YOSHI-HASHI VS ジェフ・コブ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ(2022年10.14後楽園ホール)
3位:タイチvsDOUKI(2022年1.10後楽園ホール)
2位:エル・デスペラードvs葛西純(2022年9.12代々木第2体育館)
1位:DOUKI&金丸義信&タイチ&ザック・セイバーJr.vsTAKAみちのく&エル・デスペラード&ランス・アーチャー&鈴木みのる
5位はタマちゃん。
ベビーターンしてのこの大一番はマジで熱かったな。
G1でオカダを倒した時も熱かったけど、ここでジェイを下して決勝への道を打ち砕いたのはマジでカッコ良かった。
もう完全にプロレスヒーローなんよ。
あとタマちゃんが今年のコンクルソも獲ったのも個人的は嬉しかったり。
4位は後楽園ホールの前哨戦の試合。
何の事はないハウスショーではあるんだけど、オーカーンとヘナーレの亡き北村に捧げるマッスルポーズは熱いものがあったよな。
もうこれだけでこみあげるもんがあったよ。
オーカーンは絶対成功するよ。間違いない。
3位はタカタイチ興行のタイチとDOUKIのシングル戦。
DOUKIが終盤で放った渾身のヴィクトリア・ミラネーゼはかなりグッと来た。
鈴木軍のメンバーは誰もがストーリーを作れるのがデカいね。
2位はデスペと葛西戦。
試合の壮絶さも凄いけど、試合後の掛け合いが最高なんだ。
プロレスの中でもかなり危険なデスマッチという部類で「死ぬためにリングに上がるんじゃない。生きて戻るためにリングに上がらなきゃいけないんだ」っていう言葉はかなり重みがあるよな。
戦いを魅せることを生業とする彼らだからこそ、生きるという事をしっかり見せてもらって、俺も見習わなきゃなって思うよ。
1位は鈴木軍ファイナル。
もう何も言うことはない。今年のベストバウトはこの試合だった。
ボスの鈴木みのるがメンバーのすべての技を受け止めた時は本当にググっと来た。
この姿こそ俺が求めている男の姿だよなって。ジェンダーとか男女の役割とかそういうハナシをしたいんじゃない。
俺はこういう男になりたい。そう思ったよ。
■競馬部門
3位:ヴィクトリアマイル「ソダシ」
2位:日本ダービー「ドウデュース」
1位:天皇賞(秋)「イクイノックス」
3位はヴィクトリアマイルのソダシ。
去年の秋華賞とチャンカンの敗北を観て、正直ソダシは終わったと思っていた。
でも、フェブラリーステークスで馬券内に入って、「まだコイツやるんじゃないか......!?」と思っていた後のヴィクトリアマイルでコレが来た。
マジで凄かったな。色々条件が噛み合うかどうかが難しいところなんだろうけど、噛み合ったらまたG1獲ると思う。
来年もチェックは外せない。
2位はダービーのドウデュース。
なんつうか、棚橋のマイク締めと同じ安心感があるよな。武豊がダービー獲って締めるのって。
こういうのがスター性って言うんだと思う。
1位は秋天。
勝ったのはイクイノックスなんだけど、個人的にはパンサラッサの方が大きい。
なんつっても1000mのタイムが秋天のサイレンススズカの時と同じ57秒4というところ。
走ってるのはパンサラッサなんだけど、「あの沈黙の日曜日の続きがあったら......」と思わせてしまうくらいのドラマ性。
サイレンススズカがあそこで負傷しなければ......という夢の続きのようなレースだったんじゃないかと思う。
そして今年の個人的な年間代表馬は、その夢の続きのようなレースを魅せてくれたパンサラッサを上げたい。
このレースを勝ったイクイノックスは有馬も獲って、クラシック戦線での惜敗を払拭するかのような大活躍だった。
だからこそ、そのイクイノックスと好勝負を繰り広げた秋天のパンサラッサからはナニかを感じざるを得ねぇのだ。
あの大逃げ見せられたらな、もう俺のハートはガッチリだったよ。
しかも今年のドバイターフで見事G1も獲ってるし、パンサラッサの今後に期待したいね。
■ゲーム部門
5位:ソウルハッカーズ2(PS4)
4位:プリンセスコネクト!Re:Dive(Android/iOS)
3位:リトルノア 楽園の後継者(PS4)
2位:スプラトゥーン3(Switch)
1位:エルデンリング(PS4)
5位はソウルハッカーズ2。
まあとにかくメガテン系のゲーム成分が不足している俺にとっては救いでもある作品だったんじゃないか。
お使い系のミッションがいっぱいだったり、ストーリーがいまいち間延びした感もあったけど、悪魔合体で強くなっていく感じは健在で気持ちよくプレイできたし、キャラの掛け合いの部分ではアッシュのキャラが結構好みだった。
特にアッシュの戦闘時の立ち姿が結構好きですね。あのモデリングしたヤツ、良い腕しとるわ。
来年辺りはペルソナの新作なりプロジェクトリファンタジーなりのリリースが欲しいところですね。
4位はプリコネ。
まあこれは無償石を結構多めに配ってくれて良心的だなっていうのと、ソシャゲの中では一番テンポよく遊べるんじゃないかっていうのが大きくはあった。
あとはまあ王雀孫のシナリオをはよ出してくれやって。ユニちゃんズなかよし部の新作が待ち遠しんや......!
3位はリトルノア。
一度サ終したソシャゲが買い切り型ゲームとして復活っていうのは初めてなんじゃないか。
どんなもんかと半信半疑でやってみたら、しっかりローグライクしとって結構おもろいのよ。
ケチなハナシ、「これで1500円で良いんだ。5000円くらいでも良いんじゃないの」って最初思っちゃったよね。
ゲームとしてもローグライクらしく何度も潜らなきゃいけないのがやり応えあって良いんじゃないの。
2位はスプラ3。
正直エルデンがなきゃぶっちぎりだった。
出した時期としてはかなり運が悪いんじゃないか。
今回も個人的にはめっちゃおもろいよ。サーモンランも結構パワーアップしてるし。
今後のアップデートにも期待したいところだ。
1位はエルデン。
今年はコレだったな。もう発売してから3か月~4か月はずっとコレやってた気がする。
毎日が探索での新しい発見と俺より強いヤツとの激闘だったよ。
特に坩堝の騎士は俺の中で愛憎入り乱れるキャラになったな。
ぶっちゃけ坩堝の騎士のフィギュア出たらマジで買うかも分からんってくらい好きになった。
■音楽部門
※公式MVがある楽曲に関しては、動画リンクも入れている。
●アルバム・EP系
5位:DIR EN GREY「PHALARIS」
4位:The 1975「Being Funny In A Foreign Language」
3位:サカナクション「アダプト」
2位:Dr.DOWNER「End Roll」
1位:amazarashi「七号線ロストボーイズ」
●楽曲単発系
10位:常闇トワ「Palette」
9位:やなぎなぎ×THE SIXTH LIE 「LEVEL」
8位:ピーナッツくん「刀ピークリスマスのテーマソング2022」
7位:Fabrizio Paterlini「Soffia la notte」
6位:小林太郎「踏み出す一歩目(2020 Remix)」
5位:Fall Out Boy「Centuries」
4位:Ado「踊」
3位:森カリオペ「Let's End the World」
2位:Dragon Ash「Tiny World」
1位:amazarashi「カシオピア係留所」
まずはアルバム、EP系から。
5位はディル。
これはもう安定感あるよね。出せば絶対俺に刺さるという。
ディルとドラゴンアッシュは中学2年~3年辺りから聴き出して、もうそこからずっと長い付き合いみたいなもんで、自分の人生観にデカい影響与えているのは言うまでもないだろう。
4位はThe 1975。
これも通して何度も聴いてしまった。
またライブで観たいな。2019年のサマソニ、マリンステージで観た彼らはマジで素晴らしかったぜ。
3位はサカナクション。
今回は凄い早いペースで出してくれたのが嬉しい。
個人的に一番好きな曲は「キャラバン」っていう曲。
良い感じのファンク・ディスコ調で好き。
2位はDr.DOWNER。
復活してきてくれたのが本当に嬉しい。
「グッバイ、ブライトシティー」で「これで全部おしまいさ」っていうのを聴いたときはとても哀しかった。
「そうか......おしまいか」ってとても残念に思った。
だけど、去年オンラインライブで彼らを観た時、やっぱり凄いカッコ良かった。まだまだ続けていて欲しいと思ってしまった。
俺みたいな部外者が言うのモアレだけど、音楽を仕事にするという事は本当に大変なんだろうなと思う。
ソレを諦めてサラリーマンに行くのも1つの道なんだろうけど、それもまたタイミングや運みたいなもんで、諦めたから成功するっていう保証なんかはないだろうし。
じゃあバンド続けてれば成功するのかって言われたら寧ろ成功しないことの方が多いんだろう。
それでも、彼らが新譜を出したりしてくれるのは本当に嬉しい。
そんでもって新譜もめっちゃカッコ良かったので更に嬉しい気持ちになった。
1曲目の「燃えろ、バーストシティー」で、うおおおおおおダウナーだ!ってなっちゃったよ。
やっぱカッコいいんだわ。
1位はamazarashi。
今年一番聴いたのはやっぱりamazarashiなんじゃないかと思う。
ここ10年くらいは、amazarashiの楽曲が何だかんだで一番聴いているだろうし、影響も大きいと思う。
30代になってからの俺の人生観に一番影響与えているのが秋田ひろむなのは間違いない。
このアルバムの中で特に好きなのが、「空白の車窓から」と「ロストボーイズ」
amazarashi「空白の車窓から」
amazarashi「ロストボーイズ」
こちらは楽曲単発というよりもアルバム全体を通しての中で好きな曲なので、ここでの紹介にすることにした。
次は楽曲単発系について。
10位はVtuberの常闇トワ。
昨年は星街すいせいを挙げたけど、まあこの人も歌上手いよな。
楽曲も声に凄い合っていて良いと思う。
9位はやなぎなぎとTHE SIXTH LIEが組んだ曲。
今年観たアニメに「最果てのパラディン」っていうのがあったんだけど、それのED歌ってたのがやなぎなぎだった。
・やなぎなぎ「標火」
それと元々好きなTHE SIXTH LIEという俺得なコラボ曲。
8位は刀ピーのテーマソング2022年版。
いやあ、喰らっちゃったよね。とうとうこのキモい曲シリーズがランクインだよ。
昨年の段階でかなり耳に残る曲ブッ込んできててな。
もうこの段階でかなり耳に残るリリック叩きこまれてて、ギリランクイン寸前まで行ってたんだけど。
ただ、あまりにも歌詞が倒錯的でキモ過ぎてギリランク外にしたんだよね。昨今じゃポリティカルコレクトネスってのは重要だからよ。
でもここまで上手いの作られたらもうランクインせざるを得なかったよな。
ライムバチバチ当ててくるやん。
言ってることは完全にストーカーレベルの恋愛観なのに。終盤の「殺してぇ......💛」とかもう酷すぎるのによ。
スキルの塊みてぇなリリックで聴き手を無理やり犯してくるような曲だよ。
これはもうお見事としか言いようがない。ピーナッツくんはガチってハナシ。
7位はインストですね。
妻が息子寝かせるときによくかけてる曲で、気が付いたら俺も寝る前によく聴いているという。
6位は太郎くん。
太郎くんはサイゲ周りと最近仲が良いみたいで、サイゲ関係でゲーム音楽提供したら熱いな~と思ったりしている。
5位はフォールアウトボーイ。
ステイゴールド一族のMAD動画か何か観てたらハマっちゃった。
ノミネート日記にも入れてたけど「Sugar, We're Goin Down」とかも好きです。
4位はADOちゃん。
ADOちゃんとは元々相性が滅茶苦茶悪かったんだよ。
「うっせぇわ」だの「あんたわかっちゃいない」だの「お前らのせいだ」だの、俺らみたいなしょぼくれた世代は散々な言われようで。
もう絶対分かり合うこと無いんだろうなって思ってたらこんなあげぽよな曲ブッ込んでくれちゃって。
まあこの人も歌上手いやね。この手のタイプの歌手でyamaとADOちゃんはかなり来てるんじゃないかと思うよ。
3位はカリオペ。
この人もバチバチライム当ててくるよな~。エミネムかよって思ったよ。聴いてて気持ちの良いフローやライムキメて来るのでよい。
曲の方も途中からブロステっぽい間奏入れたりしてかなりあげぽよな曲だと思う。
しかしアレですね。昨年の星街すいせいを皮切りに、今年はVtuberが結構入ってきているんじゃないか。
ピーナッツくんなんかはミュージシャンとしてもイケてる側面もあるよな。ライブも精力的にやってるみたいだし。
個人的な好みとしてはVtuberは嫌いだ。特にカネ回りとスキャンダル周りが嫌いだ。心底軽蔑している。
だけど、良いモノも出しちゃってくれるからそこに関してだけ言えば素直に好きですねってなっちゃうよ。
個人的な好みはあれど、来年も良い曲に出会えると良いなって思ってるよ。
2位はドラゴンアッシュ。
しっかり世界的に流行ってる感じのフローを入れてくるのは流石だなって思ったよ。
この辺のフローをバンドサウンドにサクッと落とし込んで良い曲に仕上げてくるのがこのバンドの良いところであり、ミクスチャーバンドの素敵な所だと思っている。
1位はamazarashi。
やはりというか、俺の人生観への影響力が尋常じゃない。
出せば絶対に上位にランクインしてしまう。
バチバチの贔屓目でしかないんだけど、それでも影響されて一番聴いてしまうのだから仕方がない。
今年の1位はアルバム、楽曲共にamazarashiだった。
そういえば来年のニーアオートマタのアニメ版のEDをamazarashiが担当するらしい。
コラボ曲の「命にふさわしい」もそうだったので、やっぱアニメやるならOPかEDにamazarashi入れてほしいな~と思っていたら、しっかり入れてきてくれたのは嬉しい。
来年の新曲も楽しみに待っていたい。
■2022年ちくぜんオブザイヤー
上記の各部門ランクイン作品の中から、「今年の1本」的なものである「今年一番自分の心に残った・感動した作品」という名目で大賞(ちくぜんオブザイヤー)も勝手に設定することにした。
もちろん、ただの自己満足であり、大賞を取ったからと言ってこの日記で取り上げられるだけで他に何の恩恵もない。
2014年から始まった歴代のちくぜんオブザイヤーは以下の通り。
・2014年
音楽(アルバム・EP)部門:amazarashi「夕日信仰ヒガシズム」
・2015年
ゲーム部門:スプラトゥーン(WiiU)
・2016年
書籍部門:雲田はるこ『昭和元禄落語心中』
・2017年
新日本プロレス部門:オカダ・カズチカvsケニー・オメガ(2017年1.4東京ドーム)
・2018年
書籍部門:米澤穂信『満願』
・2019年
新日本プロレス部門:天山広吉&矢野通&オカダ・カズチカvs飯塚高史&鈴木みのる&タイチ(2019年2.21後楽園ホール)/鈴木みのるvs獣神サンダー・ライガー(2019年10.14日本武道館)
※上記2試合が同時受賞
・2020年
音楽(楽曲単発)部門:amazarashi「未来になれなかったあの夜に」
・2021年
書籍部門/映像部門/ゲーム部門:ウマ娘プロジェクト
そして注目の2022年ちくぜんオブザイヤーは……
ゲーム部門
・「エルデンリング」
今年のちくぜんオブザイヤーは、ゲーム部門の「エルデンリング」に決定した。
やはり発売から数か月間も毎日新しい発見とドキドキする戦いをさせてくれたのは本当に素晴らしい。
「ソウルライクな戦闘とスカイリムな広大なフィールドがあるゲームが出てきたらどうなるんだろう......」というゲーム好きの願望をかなえてくれるような1本だった。
やり応えだけならここ数年でトップクラスだと思う。フロムソフトウェアにはこんな素晴らしいゲームを出してくれてありがとうと心から言いたい。
■総括
以上が今年のちくぜんアワードの内容となる。
仕事や子供の世話の合間の時間で色々な作品に触れてきたが、今年もたくさんの良作に巡り合えたのは本当に嬉しい。
特に敬遠していたVtuber周りのところから良作が見つかりだしたのは1つの収穫ではあったと思う。
また、図書館を利用するようになって読んでいく本の幅が少し広がった感じもするので、引き続き図書館の利用はやっていきたい。
音楽周りはやはりDragon Ash、amazarashi、DIR EN GREY等の人生観に影響を与えているミュージシャンが新譜を出すと強いイメージがある。
反面、こうなってくると新しいミュージシャンの発掘がおろそかになりがちなので、来年はその辺も少しずつ意識していきたい。
今年触れたすべての素晴らしい作品・イベントに、心からのお礼を言いたい。
そして、来年も良く生きて行こうと思う。
※あくまで自分が2022年に触れた作品なので、2022年より前に出た作品も含まれる。
昨年までのアワード作品は下記リンク参照。
●これまでのちくぜんアワード日記
・2011年ちくぜんアワード
・2012年ちくぜんアワード
・2013年ちくぜんアワード
・2014年ちくぜんアワード
・2015年ちくぜんアワード
・2016年ちくぜんアワード
・2017年ちくぜんアワード
・2018年ちくぜんアワード
・2019年ちくぜんアワード
・2020年ちくぜんアワード
・2021年ちくぜんアワード
●2022年ちくぜんアワードノミネート日記
・2022年ちくぜんアワードノミネート(書籍部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(映像部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(新日本プロレス系部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(競馬部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(ゲーム部門)
・2022年ちくぜんアワードノミネート(音楽部門)
■書籍部門
5位:綾辻行人『十角館の殺人』
4位:里中満智子『ニーベルングの指環(上下巻)』
3位:米澤穂信『インシテミル』
2位:真造圭伍『センチメンタル無反応 真造圭伍短編集』
1位:遠藤達哉『SPY×FAMILY』
5位は『十角館の殺人』がランクイン。
本格ミステリーと言えばコレみたいな感じで言われていたので早速読んでみたのだけど、確かにそう言えるほどの面白さだったし、しっかりと騙されてしまった俺がいた。
こんなん騙されたら作者ニンマリだろうってくらい騙された。
同時に、これは文章だからこそ活きる感じでしたね。
漫画化されているみたいだけど、アレは漫画でどう描くんだろうという気もした。
4位はニーベルングの指環の漫画版。
ワーグナーの作品をかなり読みやすくしてくれている。
北欧神話が好きな年頃のヤツはここから入っても良いんじゃないかと感じた。
3位は米澤穂信。
古典部シリーズや満願がかなり好きなので今回はどんな感じだろうと思った読んだら、まあやっぱり面白い。
クローズドサークルモノのデスゲームの王道って感じがしたね。
各部屋に割り当てられた凶器がミステリー作品のオマージュとして割り当てられているんだけど、それを微妙にズラしてきているのが淫してみるって言う所なのかなと思った。
凶器を誰が持っててどう使ったかという攻防がこの作品のミソで、文章もテンポよく読める感じなので、かなり良いと思う。
2位は真造圭伍の短編集。
松本大洋になりたい漫画家志望の話 1/3#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/Etclkhx7Qd
— 真造圭伍 ひらやすみ4集&短編集発売中! (@shinzokeigo) September 30, 2022
Twitterで流れてきたコレ観て一発で喰らった。凄い好きこういうの。
松本大洋リスペクト全開だし、作家の悲哀も込められているし、これぞモノ作りよっていう想いに満ちた作品だと思う。
1位はスパイファミリー。
アニメ版で良い手応えで観られたので原作どんなもんかと思って読んだらバッチリハマった。
テンポが良いのと、あまり深く考えないでも読めるのも良いですね。ジャンプ作品らしいと思う。
個人的な好みでは上述の松本大洋リスペクトみたいな作品なんだけど、スパイファミリーのはマンガが持っているテンポの良さだったり少年誌的な明快さだったりがかなり心地よかったので、今回はそういうのが良いかなと思って1位に選んだ。
■映像部門(テレビ番組、映画、アニメなど)
5位:星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
4位:「金田一少年の事件簿(道枝駿佑版)」
3位:「ヴェノム」
2位:「クレイジージャーニー」
1位:「リコリス・リコイル」
5位は星新一の短編ドラマ。
ノミネートでも言ったように、「白い服の男」がかなり面白かった。
もうこれだけでランクインが決まったようなもん。
4位はなにわ男子道枝くん版の金田一。
堂本剛っぽさが結構出てて良かった。
ただまあ、やっぱ俺の中で金田一は堂本剛なんよね。
3位はヴェノム。
ヴェノムの持つ凶暴さだったり躍動感が凄い心地よかった。
カネとヒトかけたな~って演出ドッサリで凄い良いと思う。
2位はクレイジージャーニー。
とうとう復活してきたな~と。個人的には非常に嬉しい。
特に丸山ゴンザレスと佐藤健寿の回は凄い楽しみにしている。
1位はリコリコ。
まあコレが一番今年気合入ってたなって。
動きも良いしストーリーも結構アップダウンしてくる流れで見ごたえあったし、何より各キャラの掛け合いが良かったよな。
春川フキの苦労人なキャラは凄い好きだよ。
■新日本プロレス系部門
5位:タマ・トンガVSジェイ・ホワイト(2022年8.16日日本武道館)
4位:後藤洋央紀&矢野通&YOSHI-HASHI VS ジェフ・コブ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ(2022年10.14後楽園ホール)
3位:タイチvsDOUKI(2022年1.10後楽園ホール)
2位:エル・デスペラードvs葛西純(2022年9.12代々木第2体育館)
1位:DOUKI&金丸義信&タイチ&ザック・セイバーJr.vsTAKAみちのく&エル・デスペラード&ランス・アーチャー&鈴木みのる
5位はタマちゃん。
ベビーターンしてのこの大一番はマジで熱かったな。
G1でオカダを倒した時も熱かったけど、ここでジェイを下して決勝への道を打ち砕いたのはマジでカッコ良かった。
もう完全にプロレスヒーローなんよ。
あとタマちゃんが今年のコンクルソも獲ったのも個人的は嬉しかったり。
【第3回『新日本プロテイン presents 新日本プロレスコンクルソ』結果発表!! 】“3代目ミスター新日本”はタマ・トンガ選手に決定!大激戦となったランキングの行方は…!?詳細はhttps://t.co/llLsUpbuFX#新日本プロレスコンクルソ #新日本プロテイン pic.twitter.com/pbTC1QBGWs
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) December 27, 2022
4位は後楽園ホールの前哨戦の試合。
何の事はないハウスショーではあるんだけど、オーカーンとヘナーレの亡き北村に捧げるマッスルポーズは熱いものがあったよな。
最高のバカヤロウへ。 https://t.co/nW9ZYtx0lS
— グレート-O-カーン👑 (@Great_O_Khan) October 14, 2022
もうこれだけでこみあげるもんがあったよ。
オーカーンは絶対成功するよ。間違いない。
3位はタカタイチ興行のタイチとDOUKIのシングル戦。
DOUKIが終盤で放った渾身のヴィクトリア・ミラネーゼはかなりグッと来た。
鈴木軍のメンバーは誰もがストーリーを作れるのがデカいね。
2位はデスペと葛西戦。
試合の壮絶さも凄いけど、試合後の掛け合いが最高なんだ。
プロレスの中でもかなり危険なデスマッチという部類で「死ぬためにリングに上がるんじゃない。生きて戻るためにリングに上がらなきゃいけないんだ」っていう言葉はかなり重みがあるよな。
戦いを魅せることを生業とする彼らだからこそ、生きるという事をしっかり見せてもらって、俺も見習わなきゃなって思うよ。
1位は鈴木軍ファイナル。
もう何も言うことはない。今年のベストバウトはこの試合だった。
ボスの鈴木みのるがメンバーのすべての技を受け止めた時は本当にググっと来た。
この姿こそ俺が求めている男の姿だよなって。ジェンダーとか男女の役割とかそういうハナシをしたいんじゃない。
俺はこういう男になりたい。そう思ったよ。
■競馬部門
3位:ヴィクトリアマイル「ソダシ」
2位:日本ダービー「ドウデュース」
1位:天皇賞(秋)「イクイノックス」
3位はヴィクトリアマイルのソダシ。
去年の秋華賞とチャンカンの敗北を観て、正直ソダシは終わったと思っていた。
でも、フェブラリーステークスで馬券内に入って、「まだコイツやるんじゃないか......!?」と思っていた後のヴィクトリアマイルでコレが来た。
マジで凄かったな。色々条件が噛み合うかどうかが難しいところなんだろうけど、噛み合ったらまたG1獲ると思う。
来年もチェックは外せない。
2位はダービーのドウデュース。
なんつうか、棚橋のマイク締めと同じ安心感があるよな。武豊がダービー獲って締めるのって。
こういうのがスター性って言うんだと思う。
1位は秋天。
勝ったのはイクイノックスなんだけど、個人的にはパンサラッサの方が大きい。
なんつっても1000mのタイムが秋天のサイレンススズカの時と同じ57秒4というところ。
走ってるのはパンサラッサなんだけど、「あの沈黙の日曜日の続きがあったら......」と思わせてしまうくらいのドラマ性。
サイレンススズカがあそこで負傷しなければ......という夢の続きのようなレースだったんじゃないかと思う。
そして今年の個人的な年間代表馬は、その夢の続きのようなレースを魅せてくれたパンサラッサを上げたい。
このレースを勝ったイクイノックスは有馬も獲って、クラシック戦線での惜敗を払拭するかのような大活躍だった。
だからこそ、そのイクイノックスと好勝負を繰り広げた秋天のパンサラッサからはナニかを感じざるを得ねぇのだ。
あの大逃げ見せられたらな、もう俺のハートはガッチリだったよ。
しかも今年のドバイターフで見事G1も獲ってるし、パンサラッサの今後に期待したいね。
■ゲーム部門
5位:ソウルハッカーズ2(PS4)
4位:プリンセスコネクト!Re:Dive(Android/iOS)
3位:リトルノア 楽園の後継者(PS4)
2位:スプラトゥーン3(Switch)
1位:エルデンリング(PS4)
5位はソウルハッカーズ2。
まあとにかくメガテン系のゲーム成分が不足している俺にとっては救いでもある作品だったんじゃないか。
お使い系のミッションがいっぱいだったり、ストーリーがいまいち間延びした感もあったけど、悪魔合体で強くなっていく感じは健在で気持ちよくプレイできたし、キャラの掛け合いの部分ではアッシュのキャラが結構好みだった。
特にアッシュの戦闘時の立ち姿が結構好きですね。あのモデリングしたヤツ、良い腕しとるわ。
来年辺りはペルソナの新作なりプロジェクトリファンタジーなりのリリースが欲しいところですね。
4位はプリコネ。
まあこれは無償石を結構多めに配ってくれて良心的だなっていうのと、ソシャゲの中では一番テンポよく遊べるんじゃないかっていうのが大きくはあった。
あとはまあ王雀孫のシナリオをはよ出してくれやって。
3位はリトルノア。
一度サ終したソシャゲが買い切り型ゲームとして復活っていうのは初めてなんじゃないか。
どんなもんかと半信半疑でやってみたら、しっかりローグライクしとって結構おもろいのよ。
ケチなハナシ、「これで1500円で良いんだ。5000円くらいでも良いんじゃないの」って最初思っちゃったよね。
ゲームとしてもローグライクらしく何度も潜らなきゃいけないのがやり応えあって良いんじゃないの。
2位はスプラ3。
正直エルデンがなきゃぶっちぎりだった。
出した時期としてはかなり運が悪いんじゃないか。
今回も個人的にはめっちゃおもろいよ。サーモンランも結構パワーアップしてるし。
今後のアップデートにも期待したいところだ。
1位はエルデン。
今年はコレだったな。もう発売してから3か月~4か月はずっとコレやってた気がする。
毎日が探索での新しい発見と俺より強いヤツとの激闘だったよ。
特に坩堝の騎士は俺の中で愛憎入り乱れるキャラになったな。
ぶっちゃけ坩堝の騎士のフィギュア出たらマジで買うかも分からんってくらい好きになった。
■音楽部門
※公式MVがある楽曲に関しては、動画リンクも入れている。
●アルバム・EP系
5位:DIR EN GREY「PHALARIS」
4位:The 1975「Being Funny In A Foreign Language」
3位:サカナクション「アダプト」
2位:Dr.DOWNER「End Roll」
1位:amazarashi「七号線ロストボーイズ」
●楽曲単発系
10位:常闇トワ「Palette」
9位:やなぎなぎ×THE SIXTH LIE 「LEVEL」
8位:ピーナッツくん「刀ピークリスマスのテーマソング2022」
7位:Fabrizio Paterlini「Soffia la notte」
6位:小林太郎「踏み出す一歩目(2020 Remix)」
5位:Fall Out Boy「Centuries」
4位:Ado「踊」
3位:森カリオペ「Let's End the World」
2位:Dragon Ash「Tiny World」
1位:amazarashi「カシオピア係留所」
まずはアルバム、EP系から。
5位はディル。
これはもう安定感あるよね。出せば絶対俺に刺さるという。
ディルとドラゴンアッシュは中学2年~3年辺りから聴き出して、もうそこからずっと長い付き合いみたいなもんで、自分の人生観にデカい影響与えているのは言うまでもないだろう。
4位はThe 1975。
これも通して何度も聴いてしまった。
またライブで観たいな。2019年のサマソニ、マリンステージで観た彼らはマジで素晴らしかったぜ。
3位はサカナクション。
今回は凄い早いペースで出してくれたのが嬉しい。
個人的に一番好きな曲は「キャラバン」っていう曲。
良い感じのファンク・ディスコ調で好き。
2位はDr.DOWNER。
復活してきてくれたのが本当に嬉しい。
「グッバイ、ブライトシティー」で「これで全部おしまいさ」っていうのを聴いたときはとても哀しかった。
「そうか......おしまいか」ってとても残念に思った。
だけど、去年オンラインライブで彼らを観た時、やっぱり凄いカッコ良かった。まだまだ続けていて欲しいと思ってしまった。
俺みたいな部外者が言うのモアレだけど、音楽を仕事にするという事は本当に大変なんだろうなと思う。
ソレを諦めてサラリーマンに行くのも1つの道なんだろうけど、それもまたタイミングや運みたいなもんで、諦めたから成功するっていう保証なんかはないだろうし。
じゃあバンド続けてれば成功するのかって言われたら寧ろ成功しないことの方が多いんだろう。
それでも、彼らが新譜を出したりしてくれるのは本当に嬉しい。
そんでもって新譜もめっちゃカッコ良かったので更に嬉しい気持ちになった。
1曲目の「燃えろ、バーストシティー」で、うおおおおおおダウナーだ!ってなっちゃったよ。
やっぱカッコいいんだわ。
1位はamazarashi。
今年一番聴いたのはやっぱりamazarashiなんじゃないかと思う。
ここ10年くらいは、amazarashiの楽曲が何だかんだで一番聴いているだろうし、影響も大きいと思う。
30代になってからの俺の人生観に一番影響与えているのが秋田ひろむなのは間違いない。
このアルバムの中で特に好きなのが、「空白の車窓から」と「ロストボーイズ」
amazarashi「空白の車窓から」
amazarashi「ロストボーイズ」
こちらは楽曲単発というよりもアルバム全体を通しての中で好きな曲なので、ここでの紹介にすることにした。
次は楽曲単発系について。
10位はVtuberの常闇トワ。
昨年は星街すいせいを挙げたけど、まあこの人も歌上手いよな。
楽曲も声に凄い合っていて良いと思う。
9位はやなぎなぎとTHE SIXTH LIEが組んだ曲。
今年観たアニメに「最果てのパラディン」っていうのがあったんだけど、それのED歌ってたのがやなぎなぎだった。
・やなぎなぎ「標火」
それと元々好きなTHE SIXTH LIEという俺得なコラボ曲。
8位は刀ピーのテーマソング2022年版。
いやあ、喰らっちゃったよね。とうとうこのキモい曲シリーズがランクインだよ。
昨年の段階でかなり耳に残る曲ブッ込んできててな。
もうこの段階でかなり耳に残るリリック叩きこまれてて、ギリランクイン寸前まで行ってたんだけど。
ただ、あまりにも歌詞が倒錯的でキモ過ぎてギリランク外にしたんだよね。昨今じゃポリティカルコレクトネスってのは重要だからよ。
でもここまで上手いの作られたらもうランクインせざるを得なかったよな。
ライムバチバチ当ててくるやん。
言ってることは完全にストーカーレベルの恋愛観なのに。終盤の「殺してぇ......💛」とかもう酷すぎるのによ。
スキルの塊みてぇなリリックで聴き手を無理やり犯してくるような曲だよ。
これはもうお見事としか言いようがない。ピーナッツくんはガチってハナシ。
7位はインストですね。
妻が息子寝かせるときによくかけてる曲で、気が付いたら俺も寝る前によく聴いているという。
6位は太郎くん。
太郎くんはサイゲ周りと最近仲が良いみたいで、サイゲ関係でゲーム音楽提供したら熱いな~と思ったりしている。
5位はフォールアウトボーイ。
ステイゴールド一族のMAD動画か何か観てたらハマっちゃった。
ノミネート日記にも入れてたけど「Sugar, We're Goin Down」とかも好きです。
4位はADOちゃん。
ADOちゃんとは元々相性が滅茶苦茶悪かったんだよ。
「うっせぇわ」だの「あんたわかっちゃいない」だの「お前らのせいだ」だの、俺らみたいなしょぼくれた世代は散々な言われようで。
もう絶対分かり合うこと無いんだろうなって思ってたらこんなあげぽよな曲ブッ込んでくれちゃって。
まあこの人も歌上手いやね。この手のタイプの歌手でyamaとADOちゃんはかなり来てるんじゃないかと思うよ。
3位はカリオペ。
この人もバチバチライム当ててくるよな~。エミネムかよって思ったよ。聴いてて気持ちの良いフローやライムキメて来るのでよい。
曲の方も途中からブロステっぽい間奏入れたりしてかなりあげぽよな曲だと思う。
しかしアレですね。昨年の星街すいせいを皮切りに、今年はVtuberが結構入ってきているんじゃないか。
ピーナッツくんなんかはミュージシャンとしてもイケてる側面もあるよな。ライブも精力的にやってるみたいだし。
個人的な好みとしてはVtuberは嫌いだ。特にカネ回りとスキャンダル周りが嫌いだ。心底軽蔑している。
だけど、良いモノも出しちゃってくれるからそこに関してだけ言えば素直に好きですねってなっちゃうよ。
個人的な好みはあれど、来年も良い曲に出会えると良いなって思ってるよ。
2位はドラゴンアッシュ。
しっかり世界的に流行ってる感じのフローを入れてくるのは流石だなって思ったよ。
この辺のフローをバンドサウンドにサクッと落とし込んで良い曲に仕上げてくるのがこのバンドの良いところであり、ミクスチャーバンドの素敵な所だと思っている。
1位はamazarashi。
やはりというか、俺の人生観への影響力が尋常じゃない。
出せば絶対に上位にランクインしてしまう。
バチバチの贔屓目でしかないんだけど、それでも影響されて一番聴いてしまうのだから仕方がない。
今年の1位はアルバム、楽曲共にamazarashiだった。
そういえば来年のニーアオートマタのアニメ版のEDをamazarashiが担当するらしい。
amazarashiの新曲「アンチノミー」が、1月より放送開始のアニメ「NieR:Automata Ver1.1a」のEDテーマに決定しました。この楽曲は1月15日より先行配信が開始、2月22日にはCDのリリースも予定。「アンチノミー」2023.1.15 先行配信開始https://t.co/iqD9kI6lS4#ニーア#NieR#ニーアオートマタ pic.twitter.com/bZuznP0YgU
— amazarashi (@amazarashi_info) December 28, 2022
コラボ曲の「命にふさわしい」もそうだったので、やっぱアニメやるならOPかEDにamazarashi入れてほしいな~と思っていたら、しっかり入れてきてくれたのは嬉しい。
来年の新曲も楽しみに待っていたい。
■2022年ちくぜんオブザイヤー
上記の各部門ランクイン作品の中から、「今年の1本」的なものである「今年一番自分の心に残った・感動した作品」という名目で大賞(ちくぜんオブザイヤー)も勝手に設定することにした。
もちろん、ただの自己満足であり、大賞を取ったからと言ってこの日記で取り上げられるだけで他に何の恩恵もない。
2014年から始まった歴代のちくぜんオブザイヤーは以下の通り。
・2014年
音楽(アルバム・EP)部門:amazarashi「夕日信仰ヒガシズム」
・2015年
ゲーム部門:スプラトゥーン(WiiU)
・2016年
書籍部門:雲田はるこ『昭和元禄落語心中』
・2017年
新日本プロレス部門:オカダ・カズチカvsケニー・オメガ(2017年1.4東京ドーム)
・2018年
書籍部門:米澤穂信『満願』
・2019年
新日本プロレス部門:天山広吉&矢野通&オカダ・カズチカvs飯塚高史&鈴木みのる&タイチ(2019年2.21後楽園ホール)/鈴木みのるvs獣神サンダー・ライガー(2019年10.14日本武道館)
※上記2試合が同時受賞
・2020年
音楽(楽曲単発)部門:amazarashi「未来になれなかったあの夜に」
・2021年
書籍部門/映像部門/ゲーム部門:ウマ娘プロジェクト
そして注目の2022年ちくぜんオブザイヤーは……
ゲーム部門
・「エルデンリング」
今年のちくぜんオブザイヤーは、ゲーム部門の「エルデンリング」に決定した。
やはり発売から数か月間も毎日新しい発見とドキドキする戦いをさせてくれたのは本当に素晴らしい。
「ソウルライクな戦闘とスカイリムな広大なフィールドがあるゲームが出てきたらどうなるんだろう......」というゲーム好きの願望をかなえてくれるような1本だった。
やり応えだけならここ数年でトップクラスだと思う。フロムソフトウェアにはこんな素晴らしいゲームを出してくれてありがとうと心から言いたい。
■総括
以上が今年のちくぜんアワードの内容となる。
仕事や子供の世話の合間の時間で色々な作品に触れてきたが、今年もたくさんの良作に巡り合えたのは本当に嬉しい。
特に敬遠していたVtuber周りのところから良作が見つかりだしたのは1つの収穫ではあったと思う。
また、図書館を利用するようになって読んでいく本の幅が少し広がった感じもするので、引き続き図書館の利用はやっていきたい。
音楽周りはやはりDragon Ash、amazarashi、DIR EN GREY等の人生観に影響を与えているミュージシャンが新譜を出すと強いイメージがある。
反面、こうなってくると新しいミュージシャンの発掘がおろそかになりがちなので、来年はその辺も少しずつ意識していきたい。
今年触れたすべての素晴らしい作品・イベントに、心からのお礼を言いたい。
そして、来年も良く生きて行こうと思う。