プロレスの話。
昨日行われた6.11の大阪城ホールの試合を新日本プロレスワールドの配信で観ていた。
今回の日記はその感想。
■第0試合
ヤングライオン&デビッド・フィンレーの試合。
北村くんの身体はもうヤングライオンのそれじゃない。
来年あたりG1に居ても違和感はないんじゃないか。
年齢的にもスポットを当てるのは早い方が良い気もする。
一方で、フィンレーはもうちょっと個性を出せると良いかな~と思った。
まあ相手が格下の若手だったから見せ場は限られてはいるけど、じゃあ前哨戦で良かったのかと言われると、ウォーマシンにスポットが行ってしまう。
勿論目立ち過ぎるとウォーマシンとGODのストーリーは作れないのでさじ加減が難しい所なんだけど、ワンプレーでもいいから光る所が観たかった。
今の感じだとまだまだ「デイブ・フィンレーの息子さん」って印象なので、もう二皮くらい剥けてほしい。
■第1試合
初っ端で第三世代がぞろぞろ出てくるというこの贅沢ぶりよ。。
試合後に真壁がタイガーマスクWに向かって「俺がフィニッシュで締めたのに何バク宙で目立ってるんだ」とケチ付けてて笑った。
良くも悪くも真壁だと思ったし、この気持ちの強さこそ真壁だと思った。
この辺の性格が矢野に裏切られる要因になったんだろうな~と。
早くベルト戦線に戻ってきてほしい。
あと、永田は今年でG1を最後にするらしい。
ライガーさんがBOSJを卒業し、永田もG1を卒業か。
どこか感慨深いものがある。
■第2試合
Never6人タッグマッチ。
今回は主要ユニット勢揃いのガントレットマッチ形式。
試合内容としては、ホモのよくばりセットみたいな各ユニットの良い所取りの試合だった。
新日主要ユニットの事はあまりよく知らないけど、特徴を一通り堪能してみたいという欲張り筋肉野郎向き。
入場でピーターさんが尻を魅せて、初戦は一通りのムーブをこなした後にYTRの金的⇒裏霞といういつものパターン。
2戦目はザックセイバーJr.が職人技のヨーロピアンクラッチで秒殺。
3戦目はお待ちかね田口ジャパンが登場し、鈴木軍お得意のラフファイトにお笑いプロレスを織り交ぜて沸かせている。
試合後にザックセイバーJr.がサブミッションで腹いせをしていたのも悪役が板についていてよかった。
最終戦はお馴染みの田口ジャパンvsLIJ。
チャンピオンチームがアドバンテージを最大限使って、試合を優位に進めて勝利。
ラストのスカルエンド⇒MXの流れは綺麗に決まってカッコ良かった。
ちなみに、この前のアレナメヒコ配信で分かったんだけど、BUSHIのフィニッシュのMXって、メキシコの略称なのね。
確かにもメキシコのドメインは「.MX」だものね。なるほどと思った。
全試合で非常にテンポのいい流れで、良い試合だったと思う。
勿論1vs1の試合の方がお互いのユニットの持ち味がより濃く出せるけど、こういう持ち味の引き算をした試合も良い。
あと、元々ガントレットマッチという形式上、完全勝利とは言い切れない決着。
各ユニットがそれぞれの思惑のまま次節以降シリーズに争奪戦を持ち越せる。
つまり、Never6人戦線に絡むメンツが広がって、ベルトの格が良くなっていると感じる。
まあ屁理屈をこねるなら、今年の1.4でLIJは第2試合出場ながらベルトを奪取しているので、ガントレットマッチだからチャンピオン以外は勝てませんなんて事は無いんだけど。
ただ、田口ジャパンに関しては、2試合後に鈴木軍が乱暴してケチが付いたおかげで、リマッチする理屈がついたんじゃないかな。
実際に6月20日にリマッチ決まったし。
監督とLIJの抗争はまだまだ観ていて飽きない。
原則としてファンに嫌われがちなリマッチも受け入れられてしまうというのは、このベルトに絡んでいるレスラーたちがしっかり魅せているという証拠だと思う。
なお、監督の引責処分は回避された模様。
選択肢が完全に出来レースなんだよなあ。。。
■第3試合
ジュニアタッグのタイトルマッチ。ここは予想通りヤングバックスが6度目の戴冠。
ロッキー・ロメロが序盤に腰をやられて分断されちゃってて、六本木ヴァイスにあまり良い所がなかったかな。
インディーテイカーではなくシャープシューターでギブアップ負けって所も、力の差を見せつけるような試合だった。
ヤングバックスは「サックイット!」のおちょくりが面白かったり、トラースキックが凄い綺麗だったり、結構好きなタッグチームだ。
次はロングビーチでのタイトルマッチになるんだけど、どうやらリマッチらしい。
個人的にはジュニアタッグは外人選手がかなり絡んでいるから、今後はノブタイチみたいに日本人選手が絡んでくれると楽しいなと思う。
■第4試合
今度はIWGPタッグ選手権。
GODがウォーマシンを下す。
ラストでウォーマシンが転がってたパイプ椅子を躊躇して椅子を捨てた後、タンガが躊躇い無しでパイプ椅子フルスイングしてて凄い面白かった。
ただ、やっぱりラフプレーありきの勝利だったので、完全決着とは言い切れない。
ロングビーチではリマッチらしいので、そこも楽しみ。
ただ、日本人選手も。。。ジュニアタッグと同じく日本人選手も絡ませてクレメンス。。。
あとKESな。ランス・アーチャーも早く復帰して、次のシリーズから久々に来るデイビーボーイスミスJr.と暴れてほしい。
というか7月1日のロングビーチ、ジェイ・ホワイトとテンプラボーイズおるやんけ!ヤッター!
ヨシタツさんも居るみたいなので、あれからどう成長したのか、観てみたい。
そしてジェイ・ホワイトはこの前のオスプレイ戦を観る限り、もう復帰してきても良いんじゃないかってくらいかなり白熱した試合で良かった。
そういえばROH王座にも挑戦したんだよな。
3WAYマッチとはいえ着々と成長を遂げているので、彼の今後も楽しみだ。
■第5試合
エルガンとCodyのスペシャルシングルマッチ。
WWEで実績のあるCodyがビッグマイク越えもはたし、どんどん格が上がっている。
事実、次のロングビーチではIWGPヘビーに挑戦するし、いよいよ売り出しに入るといった印象。
試合作りも凄い丁寧だし、顔も綺麗だし、スター感はにじみ出ているなあと感じる。
次のIWGP挑戦も納得がいく。
万が一ケニー・オメガがバレットクラブを抜けた場合、後釜はファレかこのCodyなんじゃないかな~という気もする。
まあケニーは今回も獲れなかったので、まだ日本に居てくれそうな感じではあるけども。
あと、Codyがどう戦うのかも気になる。
ジュース、フィンレー、ビッグマイクに勝ったという実績で、今回60分時間いっぱいまで試合をしたオカダと、どういう試合をするんだろう。
俺の中での今のIWGP戦線って「どうしたらオカダが崩れるんだろう」という事がテーマにある。
介入とか使いまくれば崩れるんだろうけど、そのチャンピオンは多分短期政権になってしまいそう。
今真向に勝負してオカダから勝てそうなのは、今回引き分けたケニーか、LIJの内藤辺りか。
その内藤も今回手負いの棚橋に負けてしまったので、また格を上げるストーリー作りも必要かなという気もする。
それくらいオカダの格も試合内容も上がってしまっているので、生半可な試合内容では満足されないだろう。
ましてやそれを超えていくのであれば、相当な試合になってしまいそうな気もする。
一方でエルガン。
相変わらずパワーを売りにしたムーブは素晴らしいんだけど、もっと他にも引き出しがあると凄い良くなるなと感じた。
解説も言ってたけど、動きが一辺倒なんだよな。
例えばウォーマシンなんかはあの体格でトペぶちかましたりできるわけだ。
ビッグマイクにトペしろとまではいわないけど、パワー以外の技も身に着けるか、今ある技術を更に昇華させていけば、どんどん説得力のある強さになると思う。
■第6試合
ジュニアのタイトルマッチ。
くっしーがヒロムの猛攻を耐え切りリベンジを果たす。
いやあ、凄い激しい試合だった。終始たまげてばかりだったよ。。
断崖式カナディアンデストロイヤーを受けて、それでも立ち上がり挑んでいくくっしーの姿は素晴らしかったよ。
あとバックトゥザフューチャーかホバーボードロックかっていう心理的優位を演出できる択攻めは面白い。
ヒロムも客席に吹っ飛ぶレベルのドロップキック喰らったり雪崩式バックトゥザフューチャーを受けたり、この2人どんだけ大技受け凄いねんってくらい衝撃度が高かった。
ヒロムは試合後に再戦要求していたみたいだし、この2人の争いはまだまだ終わらないと思う。
そして、試合後のウェーブ中にBUSHI乱入で毒霧噴射。サンキューブッシ。
すげえナイスタイミングでの毒霧とチャレンジ要求。素晴らしい。
「なんでBUSHI?BOSJでくっしーに負けたじゃん」って言い分も見かけたんだけど、俺に言わせりゃ愚問だ。
馬鹿言うな。あのタイミングならBUSHIが最適だよ。
屁理屈こねれば、深い因縁関係にあって、ユニットメンバーの敵討ちも出来て、BOSJで負けてはいるけど勝ち点では並んでいる。
次に、「基本的に僕はプロレスのチャンピオンに挑戦者の指名権はよっぽどのことがない限りない」と、くっしーが会見で言った以上、最初に噛みついたBUSHIで筋が通るでしょ。
はからずもこの発言が、BUSHIの挑戦を拒否できなくちゃったよね。
今思えば完全にフラグでしたねこれは。。
これらの理由から、別にBUSHIじゃ駄目という要素は少ない。
あと大阪のお客さんの雰囲気がイマイチくっしーに乗ってなかったんだよね。
試合中もヒロムコールが強く、くっしーにはブーイングが飛んだりしてたんだよ。
ウェーブの時もちょっと微妙な感じだったんだ。
そんな空気の中、BUSHIが乗り込んで毒霧噴射で「おいKUSHIDA!調子に乗ってんじゃねえぞ!」とぶちかます。
完璧の演出やん。こんなん観たら直接対決で負けたとかどうでも良い。
それくらいベストなタイミング。BUSHIホンマ空気の読める子。
ラストの「エンセリオ!マ・ジ・で!」の大合唱が答えだよ。
ベルト戦線というより、敵討ちと因縁の対決という意味で、ベストな流れでBUSHIが絡めた。
次のシーズンで仮にBUSHIが負けてもヒロムがリベンジという流れに持っていけるので、興行としても結構美味しい要素ばかり。
もちろんデスペやマーティ・スカルみたいにBOSJで活躍した選手にスポット当ててほしい気持ちもあるけど、今回はBUSHIで良いよ。
試合の流れやストーリー上、凄いスムーズに入っていける演出だった。
■第7試合
Never無差別級タイトルマッチ。
しかも今回はランバージャックデスマッチ形式。
もうタイチが最初居なかった時点で絶対終盤で絡むなと思ったよ。
あのタイチが介入しないわけないだろ。鈴木軍だぞ。
これぞオーソドックスな王道を往くヒールだよ。
場内の大「タイチは帰れ!」コールなんて最高の評価だよ。
そしてこの試合、Chaos側で一番輝いていたのが殿じゃなくて四ツ橋という。。
本来は試合をするレスラーが輝かなきゃいけないんだよ。
こういう試合でセコンドが輝いちゃうのは良くない。
ただ、例外ってのは何事にもあるもので、俺の中では試合中・試合後両方で後藤を救出したヨシハシが凄い良かった。
複数の乱入者を蹴散らして勢いをつけるムーブって、いつもは殿がやってたりするイメージなんだけど、今回はヨシハシがしっかりやってくれた。
普段からノヘーっとしてて、ヨシハシカメラでもゆっるい言動だった四ツ橋。。
「なんだこいつは、八ツ橋みてえな顔しやがって」と思ってたらこの奮起ですよ。俺は嬉しいよ。
あと、みのるもすげえ良いんだ。ああ言う言動だけど面倒見いいんだよ。
試合後のコメントで「さぁ、終わったし、次に行こうと思ったら、あのヤローが出てきた。」なんつってヨシハシにスポットを当てる。
しかも「誰もいない、東京ドームだっていいぞ。ハハハ。」なんて言っちゃってさ。
それ大社長やんけ!
次は無人島でやるらしいな!楽しみにしてるで!
俺としては、Neverはどんどんみのる道場と化してほしい。
若い奴らや中堅所がこぞってみのるに挑んで、レスラーとしての動きや演出をどんどん向上させていく。
あとCodyともシングルでやって欲しいんだよな~。
Codyもみのると試合してみたいと言っているみたいだし、近いうちに実現させてほしい。
話は戻ってヨシハシ。
今回の試合は殿を救出したり試合後に鈴木軍に噛みついていったり、非常に積極的で良かった。
「ヨシハシ実績ないじゃん!」って声もあるけど、だからでこそNever無差別級への挑戦で良いじゃないか。
こういう所から積極性を出さなきゃ、いつまで経ってもオカダと差がついてまうばかりやんけ!
あと、彼の渾名は「ヘッドハンター」だ。
去年のG1でケニーに勝ったように、トップ選手に対して思わぬジャイアントキリングかませる選手が四ツ橋なので、今回の挑戦は俺の中ではアリ。
寧ろもっと行っても良かったくらいだ。
試合後に鈴木軍に突っ込んでいったのも良かったんだけど、マイクしてから突っ込んでいった方がもっと良かった。
あそこでみのるが「次はお前だ!ヨシハシ!」って分かりやすく指名してくれたのは、ナイスフォローだと思ったよ。
四ツ橋はガツンと行って欲しい所で傍観しちゃうところがあるので、鈴木軍みたいに何をしてでもグイグイ行く姿勢は見習ってほしいんだよな~。
他には、デスペが何か動きがあると予想してたんだけど、特に動きがなかった。
次のシリーズ以降も若手主体のカードになってるし、何かの拍子がない限り、まだまだベルト戦線は遠そうですね。。。
そして殿。。。
ここへ来て踏み台になってしまうというのは本当に人が良すぎるというか何というか。
田口ジャパンが出来るのがもう少し早ければ、殿もChaos入りせずに本隊のままで活躍してたのかなあと思ったりもする。
いずれにせよ、次節以降のシリーズでどこかのベルト戦線に絡めるストーリーが欲しい。
■第8試合
インターコンチネンタル選手権。
いやあ、凄い良い試合だった。
棚橋の怪我があって、前哨戦のストーリー作りもままならず、試合自体もいつものような持ち味を出せない状況だったのに、ここまで感情移入できる試合が出来るのかと。
棚橋不在時にベルトに焦点を当てて話題を作っていく内藤。
試合中に右腕がロクに使えず、スリングブレイドがすっぽ抜けちゃうくらいまともに動かない状態だったけど、それならばと別の引き出しを使って会場を沸かせた棚橋。
ラストのテキサスクローバーホールドも凄いエグイ角度だったな~。
3カウントでフォールじゃなくて、タップで降参させるという勝ち方。
手負いの状態からどう説得力を持たせて勝つんだろうと思ってたら、しっかり納得のいく試合を作ってきたよこの2人は。
本当に凄い。
US王座という新たなベルトが出来て、インターコンチのベルトが微妙な立ち位置の中で、短い期間ながらここまで客を沸かせられる光景を作り出せた。
これは棚橋と内藤だからできた事だと思う。
一点集中攻撃の応酬やビンタの張り合いも感情むき出しで、こいつら本当に魅せるレスラーなんだなと。
というかこんな良い試合でセミファイナルという。
メイン前はオカダとケニー大丈夫かと、ちょっと不安になったよね。
俺としてはインターコンチは封印されても救出されて継続するにしても、何らかのストーリー作りは出来るので、面白くなるならいいやってのが本音だ。
個人的にはここまで良い演出を観ることが出来て、本当に満足だ。
ロングビーチでは前から指名のあったビリー・ガンとタイトルマッチをやるらしい。
結構なベテランだけど、WWEのスターでもあった選手。
去年のワールドタッグリーグや今年の1.4でも良かったので楽しみにしたい。
また、棚橋が試合前のコメントでも言っていたけど、US王座が出来る以上、チャンピオンがベルトの意味を作っていかないといけない。
その辺の演出は今後のブック作りや選手のパフォーマンス次第だろう。
あと、内藤の今後も気になる。
個人的にはIWGPヘビーに絡んでほしいんだけど、US王座のトーナメントにも出るんだよね。。。
ちょっと酷使させすぎちゃうんかと。
というか今度はUS王座を封印とか言い出すんじゃないか。
作って速攻で封印とか、それはそれで面白いけど。
■第9試合
IWGPヘビー選手権。
ここまでの試合が通常ならメイン級の沸き方をしている中、メインどうなっちゃうんだと思ってたら、とんでもない試合だった。
60分時間切れ。。。久しぶりに観たよ。
もう最後の方なんか技1発かますのに数分かかるレベルのフラフラな状態なんだもの。
だけど、それでも冗長くさくならないんだよなあ。
お互いグロッキーな状態になりながらも必死に立ち向かおうとする姿勢が凄いんだ。
目が離せないんだ。で、気が付いたら時間が経ってるんだ。
片翼の天使を喰らって、ギリギリロープで逃げ切る演出は良かった。
「喰らったらヤバい!」という必殺技の格を落とさず、かつ喰らっても負けなかったという演出も出せるんだよ。
ケニーも正調のレインメーカーを返したりと、何かと連携させないと3カウントは取らせないという意味を持たせる演出で、お互いの格が上がった試合だと思う。
反面、ここまでやってオカダが崩れないとなると、崩す時どういうブックを組むんだという気持ちにもなる。
ブーイング覚悟短期政権上等で介入使って勝たせるか、今以上の試合で納得のいく勝ち方をさせるか、ケガなどの手負いの状態で返上みたいな流れになるか。
どうなるかはわからないし、ベルトの最多防衛まで負けない流れな気もするけど、今後が楽しみだ。
あと試合中にバレットクラブのメンバーが来て、Codyがこれ以上やったら死んじまう!止めてやれ!と言わんばかりにタオルを投げ込もうとして、それを必死でヤングバックスが制止するシーンは熱かったな~。
こんなんヒールユニットらしからぬ絆を感じるシーン。
もちろん正統派な鈴木軍みたいなヒールも良いんだけど、こういうヒールもアリだなと思えた。
なお、ロングビーチではそのCodyが挑戦。
本当、こんな凄い試合の直後ってかなりやる側にとっちゃプレッシャーなんじゃないか。
どういう試合にしていくのかが非常に気になる。
オカダが燃え尽き気味で山王に勝った湘北みてえな事にならないと勝てない気もする。
でもまあ、その辺の試合作りが人それぞれで面白いので、楽しみにしていたい。
昨日行われた6.11の大阪城ホールの試合を新日本プロレスワールドの配信で観ていた。
今回の日記はその感想。
■第0試合
ヤングライオン&デビッド・フィンレーの試合。
北村くんの身体はもうヤングライオンのそれじゃない。
来年あたりG1に居ても違和感はないんじゃないか。
年齢的にもスポットを当てるのは早い方が良い気もする。
一方で、フィンレーはもうちょっと個性を出せると良いかな~と思った。
まあ相手が格下の若手だったから見せ場は限られてはいるけど、じゃあ前哨戦で良かったのかと言われると、ウォーマシンにスポットが行ってしまう。
勿論目立ち過ぎるとウォーマシンとGODのストーリーは作れないのでさじ加減が難しい所なんだけど、ワンプレーでもいいから光る所が観たかった。
今の感じだとまだまだ「デイブ・フィンレーの息子さん」って印象なので、もう二皮くらい剥けてほしい。
■第1試合
初っ端で第三世代がぞろぞろ出てくるというこの贅沢ぶりよ。。
試合後に真壁がタイガーマスクWに向かって「俺がフィニッシュで締めたのに何バク宙で目立ってるんだ」とケチ付けてて笑った。
良くも悪くも真壁だと思ったし、この気持ちの強さこそ真壁だと思った。
この辺の性格が矢野に裏切られる要因になったんだろうな~と。
早くベルト戦線に戻ってきてほしい。
あと、永田は今年でG1を最後にするらしい。
ライガーさんがBOSJを卒業し、永田もG1を卒業か。
どこか感慨深いものがある。
■第2試合
Never6人タッグマッチ。
今回は主要ユニット勢揃いのガントレットマッチ形式。
試合内容としては、ホモのよくばりセットみたいな各ユニットの良い所取りの試合だった。
新日主要ユニットの事はあまりよく知らないけど、特徴を一通り堪能してみたいという欲張り筋肉野郎向き。
入場でピーターさんが尻を魅せて、初戦は一通りのムーブをこなした後にYTRの金的⇒裏霞といういつものパターン。
2戦目はザックセイバーJr.が職人技のヨーロピアンクラッチで秒殺。
3戦目はお待ちかね田口ジャパンが登場し、鈴木軍お得意のラフファイトにお笑いプロレスを織り交ぜて沸かせている。
試合後にザックセイバーJr.がサブミッションで腹いせをしていたのも悪役が板についていてよかった。
最終戦はお馴染みの田口ジャパンvsLIJ。
チャンピオンチームがアドバンテージを最大限使って、試合を優位に進めて勝利。
ラストのスカルエンド⇒MXの流れは綺麗に決まってカッコ良かった。
ちなみに、この前のアレナメヒコ配信で分かったんだけど、BUSHIのフィニッシュのMXって、メキシコの略称なのね。
確かにもメキシコのドメインは「.MX」だものね。なるほどと思った。
全試合で非常にテンポのいい流れで、良い試合だったと思う。
勿論1vs1の試合の方がお互いのユニットの持ち味がより濃く出せるけど、こういう持ち味の引き算をした試合も良い。
あと、元々ガントレットマッチという形式上、完全勝利とは言い切れない決着。
各ユニットがそれぞれの思惑のまま次節以降シリーズに争奪戦を持ち越せる。
つまり、Never6人戦線に絡むメンツが広がって、ベルトの格が良くなっていると感じる。
まあ屁理屈をこねるなら、今年の1.4でLIJは第2試合出場ながらベルトを奪取しているので、ガントレットマッチだからチャンピオン以外は勝てませんなんて事は無いんだけど。
ただ、田口ジャパンに関しては、2試合後に鈴木軍が乱暴してケチが付いたおかげで、リマッチする理屈がついたんじゃないかな。
実際に6月20日にリマッチ決まったし。
監督とLIJの抗争はまだまだ観ていて飽きない。
原則としてファンに嫌われがちなリマッチも受け入れられてしまうというのは、このベルトに絡んでいるレスラーたちがしっかり魅せているという証拠だと思う。
なお、監督の引責処分は回避された模様。
公式コメントで言いました田口はタグチジャパン監督続けるの?やめるの?どっちなの?皆様の意見を参考に致します。投票宜しくお願い致します。
— ∞6田口隆祐9?道標明?∞ (@taguchiryusuke) 2017年6月11日
選択肢が完全に出来レースなんだよなあ。。。
■第3試合
ジュニアタッグのタイトルマッチ。ここは予想通りヤングバックスが6度目の戴冠。
ロッキー・ロメロが序盤に腰をやられて分断されちゃってて、六本木ヴァイスにあまり良い所がなかったかな。
インディーテイカーではなくシャープシューターでギブアップ負けって所も、力の差を見せつけるような試合だった。
ヤングバックスは「サックイット!」のおちょくりが面白かったり、トラースキックが凄い綺麗だったり、結構好きなタッグチームだ。
次はロングビーチでのタイトルマッチになるんだけど、どうやらリマッチらしい。
個人的にはジュニアタッグは外人選手がかなり絡んでいるから、今後はノブタイチみたいに日本人選手が絡んでくれると楽しいなと思う。
■第4試合
今度はIWGPタッグ選手権。
GODがウォーマシンを下す。
ラストでウォーマシンが転がってたパイプ椅子を躊躇して椅子を捨てた後、タンガが躊躇い無しでパイプ椅子フルスイングしてて凄い面白かった。
ただ、やっぱりラフプレーありきの勝利だったので、完全決着とは言い切れない。
ロングビーチではリマッチらしいので、そこも楽しみ。
ただ、日本人選手も。。。ジュニアタッグと同じく日本人選手も絡ませてクレメンス。。。
あとKESな。ランス・アーチャーも早く復帰して、次のシリーズから久々に来るデイビーボーイスミスJr.と暴れてほしい。
というか7月1日のロングビーチ、ジェイ・ホワイトとテンプラボーイズおるやんけ!ヤッター!
ヨシタツさんも居るみたいなので、あれからどう成長したのか、観てみたい。
そしてジェイ・ホワイトはこの前のオスプレイ戦を観る限り、もう復帰してきても良いんじゃないかってくらいかなり白熱した試合で良かった。
そういえばROH王座にも挑戦したんだよな。
Huge Triple Threat Main Event for ROH World Championship! #WatchROH pic.twitter.com/odiYD7Ii59
— ROH Wrestling (@ringofhonor) 2017年6月5日
3WAYマッチとはいえ着々と成長を遂げているので、彼の今後も楽しみだ。
■第5試合
エルガンとCodyのスペシャルシングルマッチ。
WWEで実績のあるCodyがビッグマイク越えもはたし、どんどん格が上がっている。
事実、次のロングビーチではIWGPヘビーに挑戦するし、いよいよ売り出しに入るといった印象。
試合作りも凄い丁寧だし、顔も綺麗だし、スター感はにじみ出ているなあと感じる。
次のIWGP挑戦も納得がいく。
万が一ケニー・オメガがバレットクラブを抜けた場合、後釜はファレかこのCodyなんじゃないかな~という気もする。
まあケニーは今回も獲れなかったので、まだ日本に居てくれそうな感じではあるけども。
あと、Codyがどう戦うのかも気になる。
ジュース、フィンレー、ビッグマイクに勝ったという実績で、今回60分時間いっぱいまで試合をしたオカダと、どういう試合をするんだろう。
俺の中での今のIWGP戦線って「どうしたらオカダが崩れるんだろう」という事がテーマにある。
介入とか使いまくれば崩れるんだろうけど、そのチャンピオンは多分短期政権になってしまいそう。
今真向に勝負してオカダから勝てそうなのは、今回引き分けたケニーか、LIJの内藤辺りか。
その内藤も今回手負いの棚橋に負けてしまったので、また格を上げるストーリー作りも必要かなという気もする。
それくらいオカダの格も試合内容も上がってしまっているので、生半可な試合内容では満足されないだろう。
ましてやそれを超えていくのであれば、相当な試合になってしまいそうな気もする。
一方でエルガン。
相変わらずパワーを売りにしたムーブは素晴らしいんだけど、もっと他にも引き出しがあると凄い良くなるなと感じた。
解説も言ってたけど、動きが一辺倒なんだよな。
例えばウォーマシンなんかはあの体格でトペぶちかましたりできるわけだ。
ビッグマイクにトペしろとまではいわないけど、パワー以外の技も身に着けるか、今ある技術を更に昇華させていけば、どんどん説得力のある強さになると思う。
■第6試合
ジュニアのタイトルマッチ。
くっしーがヒロムの猛攻を耐え切りリベンジを果たす。
いやあ、凄い激しい試合だった。終始たまげてばかりだったよ。。
断崖式カナディアンデストロイヤーを受けて、それでも立ち上がり挑んでいくくっしーの姿は素晴らしかったよ。
あとバックトゥザフューチャーかホバーボードロックかっていう心理的優位を演出できる択攻めは面白い。
ヒロムも客席に吹っ飛ぶレベルのドロップキック喰らったり雪崩式バックトゥザフューチャーを受けたり、この2人どんだけ大技受け凄いねんってくらい衝撃度が高かった。
ヒロムは試合後に再戦要求していたみたいだし、この2人の争いはまだまだ終わらないと思う。
そして、試合後のウェーブ中にBUSHI乱入で毒霧噴射。サンキューブッシ。
すげえナイスタイミングでの毒霧とチャレンジ要求。素晴らしい。
「なんでBUSHI?BOSJでくっしーに負けたじゃん」って言い分も見かけたんだけど、俺に言わせりゃ愚問だ。
馬鹿言うな。あのタイミングならBUSHIが最適だよ。
屁理屈こねれば、深い因縁関係にあって、ユニットメンバーの敵討ちも出来て、BOSJで負けてはいるけど勝ち点では並んでいる。
次に、「基本的に僕はプロレスのチャンピオンに挑戦者の指名権はよっぽどのことがない限りない」と、くっしーが会見で言った以上、最初に噛みついたBUSHIで筋が通るでしょ。
はからずもこの発言が、BUSHIの挑戦を拒否できなくちゃったよね。
今思えば完全にフラグでしたねこれは。。
これらの理由から、別にBUSHIじゃ駄目という要素は少ない。
あと大阪のお客さんの雰囲気がイマイチくっしーに乗ってなかったんだよね。
試合中もヒロムコールが強く、くっしーにはブーイングが飛んだりしてたんだよ。
ウェーブの時もちょっと微妙な感じだったんだ。
そんな空気の中、BUSHIが乗り込んで毒霧噴射で「おいKUSHIDA!調子に乗ってんじゃねえぞ!」とぶちかます。
完璧の演出やん。こんなん観たら直接対決で負けたとかどうでも良い。
それくらいベストなタイミング。BUSHIホンマ空気の読める子。
ラストの「エンセリオ!マ・ジ・で!」の大合唱が答えだよ。
ベルト戦線というより、敵討ちと因縁の対決という意味で、ベストな流れでBUSHIが絡めた。
次のシーズンで仮にBUSHIが負けてもヒロムがリベンジという流れに持っていけるので、興行としても結構美味しい要素ばかり。
もちろんデスペやマーティ・スカルみたいにBOSJで活躍した選手にスポット当ててほしい気持ちもあるけど、今回はBUSHIで良いよ。
試合の流れやストーリー上、凄いスムーズに入っていける演出だった。
■第7試合
Never無差別級タイトルマッチ。
しかも今回はランバージャックデスマッチ形式。
もうタイチが最初居なかった時点で絶対終盤で絡むなと思ったよ。
あのタイチが介入しないわけないだろ。鈴木軍だぞ。
これぞオーソドックスな王道を往くヒールだよ。
場内の大「タイチは帰れ!」コールなんて最高の評価だよ。
そしてこの試合、Chaos側で一番輝いていたのが殿じゃなくて四ツ橋という。。
本来は試合をするレスラーが輝かなきゃいけないんだよ。
こういう試合でセコンドが輝いちゃうのは良くない。
ただ、例外ってのは何事にもあるもので、俺の中では試合中・試合後両方で後藤を救出したヨシハシが凄い良かった。
複数の乱入者を蹴散らして勢いをつけるムーブって、いつもは殿がやってたりするイメージなんだけど、今回はヨシハシがしっかりやってくれた。
普段からノヘーっとしてて、ヨシハシカメラでもゆっるい言動だった四ツ橋。。
「なんだこいつは、八ツ橋みてえな顔しやがって」と思ってたらこの奮起ですよ。俺は嬉しいよ。
あと、みのるもすげえ良いんだ。ああ言う言動だけど面倒見いいんだよ。
試合後のコメントで「さぁ、終わったし、次に行こうと思ったら、あのヤローが出てきた。」なんつってヨシハシにスポットを当てる。
しかも「誰もいない、東京ドームだっていいぞ。ハハハ。」なんて言っちゃってさ。
それ大社長やんけ!
次は無人島でやるらしいな!楽しみにしてるで!
覚悟しとけ!砂浜に突き刺してやる! https://t.co/gwEJgknCMx
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2017年6月2日
俺としては、Neverはどんどんみのる道場と化してほしい。
若い奴らや中堅所がこぞってみのるに挑んで、レスラーとしての動きや演出をどんどん向上させていく。
あとCodyともシングルでやって欲しいんだよな~。
After witnessing Joe V @suzuki_D_minoru at WCPWI'm either way more excited or terrified for my face. Maybe bothCan't wait. GET TIX NOW https://t.co/FClYnk52BL
— Cody Rhodes (@CodyRhodes) 2016年10月13日
Minoru Suzuki https://t.co/mqMPGFsqKC
— Cody Rhodes (@CodyRhodes) 2017年5月23日
Codyもみのると試合してみたいと言っているみたいだし、近いうちに実現させてほしい。
話は戻ってヨシハシ。
今回の試合は殿を救出したり試合後に鈴木軍に噛みついていったり、非常に積極的で良かった。
「ヨシハシ実績ないじゃん!」って声もあるけど、だからでこそNever無差別級への挑戦で良いじゃないか。
こういう所から積極性を出さなきゃ、いつまで経ってもオカダと差がついてまうばかりやんけ!
あと、彼の渾名は「ヘッドハンター」だ。
去年のG1でケニーに勝ったように、トップ選手に対して思わぬジャイアントキリングかませる選手が四ツ橋なので、今回の挑戦は俺の中ではアリ。
寧ろもっと行っても良かったくらいだ。
試合後に鈴木軍に突っ込んでいったのも良かったんだけど、マイクしてから突っ込んでいった方がもっと良かった。
あそこでみのるが「次はお前だ!ヨシハシ!」って分かりやすく指名してくれたのは、ナイスフォローだと思ったよ。
四ツ橋はガツンと行って欲しい所で傍観しちゃうところがあるので、鈴木軍みたいに何をしてでもグイグイ行く姿勢は見習ってほしいんだよな~。
他には、デスペが何か動きがあると予想してたんだけど、特に動きがなかった。
次のシリーズ以降も若手主体のカードになってるし、何かの拍子がない限り、まだまだベルト戦線は遠そうですね。。。
そして殿。。。
ここへ来て踏み台になってしまうというのは本当に人が良すぎるというか何というか。
田口ジャパンが出来るのがもう少し早ければ、殿もChaos入りせずに本隊のままで活躍してたのかなあと思ったりもする。
いずれにせよ、次節以降のシリーズでどこかのベルト戦線に絡めるストーリーが欲しい。
■第8試合
インターコンチネンタル選手権。
いやあ、凄い良い試合だった。
棚橋の怪我があって、前哨戦のストーリー作りもままならず、試合自体もいつものような持ち味を出せない状況だったのに、ここまで感情移入できる試合が出来るのかと。
棚橋不在時にベルトに焦点を当てて話題を作っていく内藤。
試合中に右腕がロクに使えず、スリングブレイドがすっぽ抜けちゃうくらいまともに動かない状態だったけど、それならばと別の引き出しを使って会場を沸かせた棚橋。
ラストのテキサスクローバーホールドも凄いエグイ角度だったな~。
3カウントでフォールじゃなくて、タップで降参させるという勝ち方。
手負いの状態からどう説得力を持たせて勝つんだろうと思ってたら、しっかり納得のいく試合を作ってきたよこの2人は。
本当に凄い。
US王座という新たなベルトが出来て、インターコンチのベルトが微妙な立ち位置の中で、短い期間ながらここまで客を沸かせられる光景を作り出せた。
これは棚橋と内藤だからできた事だと思う。
一点集中攻撃の応酬やビンタの張り合いも感情むき出しで、こいつら本当に魅せるレスラーなんだなと。
というかこんな良い試合でセミファイナルという。
メイン前はオカダとケニー大丈夫かと、ちょっと不安になったよね。
俺としてはインターコンチは封印されても救出されて継続するにしても、何らかのストーリー作りは出来るので、面白くなるならいいやってのが本音だ。
個人的にはここまで良い演出を観ることが出来て、本当に満足だ。
ロングビーチでは前から指名のあったビリー・ガンとタイトルマッチをやるらしい。
結構なベテランだけど、WWEのスターでもあった選手。
去年のワールドタッグリーグや今年の1.4でも良かったので楽しみにしたい。
また、棚橋が試合前のコメントでも言っていたけど、US王座が出来る以上、チャンピオンがベルトの意味を作っていかないといけない。
その辺の演出は今後のブック作りや選手のパフォーマンス次第だろう。
あと、内藤の今後も気になる。
個人的にはIWGPヘビーに絡んでほしいんだけど、US王座のトーナメントにも出るんだよね。。。
ちょっと酷使させすぎちゃうんかと。
というか今度はUS王座を封印とか言い出すんじゃないか。
作って速攻で封印とか、それはそれで面白いけど。
■第9試合
IWGPヘビー選手権。
ここまでの試合が通常ならメイン級の沸き方をしている中、メインどうなっちゃうんだと思ってたら、とんでもない試合だった。
60分時間切れ。。。久しぶりに観たよ。
もう最後の方なんか技1発かますのに数分かかるレベルのフラフラな状態なんだもの。
だけど、それでも冗長くさくならないんだよなあ。
お互いグロッキーな状態になりながらも必死に立ち向かおうとする姿勢が凄いんだ。
目が離せないんだ。で、気が付いたら時間が経ってるんだ。
片翼の天使を喰らって、ギリギリロープで逃げ切る演出は良かった。
「喰らったらヤバい!」という必殺技の格を落とさず、かつ喰らっても負けなかったという演出も出せるんだよ。
ケニーも正調のレインメーカーを返したりと、何かと連携させないと3カウントは取らせないという意味を持たせる演出で、お互いの格が上がった試合だと思う。
反面、ここまでやってオカダが崩れないとなると、崩す時どういうブックを組むんだという気持ちにもなる。
ブーイング覚悟短期政権上等で介入使って勝たせるか、今以上の試合で納得のいく勝ち方をさせるか、ケガなどの手負いの状態で返上みたいな流れになるか。
どうなるかはわからないし、ベルトの最多防衛まで負けない流れな気もするけど、今後が楽しみだ。
あと試合中にバレットクラブのメンバーが来て、Codyがこれ以上やったら死んじまう!止めてやれ!と言わんばかりにタオルを投げ込もうとして、それを必死でヤングバックスが制止するシーンは熱かったな~。
こんなんヒールユニットらしからぬ絆を感じるシーン。
もちろん正統派な鈴木軍みたいなヒールも良いんだけど、こういうヒールもアリだなと思えた。
なお、ロングビーチではそのCodyが挑戦。
本当、こんな凄い試合の直後ってかなりやる側にとっちゃプレッシャーなんじゃないか。
どういう試合にしていくのかが非常に気になる。
オカダが燃え尽き気味で山王に勝った湘北みてえな事にならないと勝てない気もする。
でもまあ、その辺の試合作りが人それぞれで面白いので、楽しみにしていたい。