「相手を正そうとするなかれ」の意味とは？

なんでも仙人サイトの今週の言葉は、

「相手を正そうとするなかれ」

です。

この記事を読んでいただいた、わたしの知り合いの方から、
こんなご質問をいただきましたので、ご紹介したいと思います。

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勤務時間中に、仕事以外の事
(例えば、携帯ばかり触っていて、仕事が後回しになっている)
をしている人を見て、時間中は仕事を全うしてもらいたいと思いその人を注意をする事は、
「相手を正そうとしている」と言う事になるのでしょうか？

私達の仕事は、時間内に早く行わないといけない仕事なので、
誰かの手が止まるとスムーズに進まなくなります。

同じ勤務時間内で、真面目に働いている人と働いていない人があるのは、
平等ではないと感じたり、またその姿を見るとイラっとしたり…します。

注意をしても、同じ事を繰り返す相手を見て、
こちらの思いが伝わっていない事を思えば、仙人さんがおっしゃる通りだな…
とも思うのですが、それでもやっぱり「ちゃんと仕事をしてほしい！」と強く思います。

こういう場合は、相手にどのように伝えると良いのでしょうか？
それとも、伝えずに見守る方がいいのでしょうか…？

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会社にお勤めの方で、同じような疑問をもたれた方が
おられるかもしれないので、お伝えさせていただきますね。

携帯ばっかり触って仕事が後まわしになっている社員がいると、
「おいおい・・・」と思ったり、「こらっ」と腹がたつこともありますよね。

仕事中は仕事をするのがあたりまえ。
これって社会人としてどうなの？!って思う人もいると思います。

ただ、「こんなことはけしからん!!」と思うレベルが、人によって差があるんです。

「こんなことは絶対に許されない!」
「わたしは絶対にこんなことはしない!」

と強く思っている人ほど、不思議とこういう場面をよく目にします。

「こんなことは絶対に許されない」

と思って注意すると、相手に伝わらない理由はふたつあります。

ひとつは、相手が否定されたと感じて、心を閉じてしまうからです。

もうひとつは、相手に対して怒りたい気持ちが根底にあるので、
また怒りたくなる現実を、自分で引き寄せてしまうからです。

携帯をいじっている相手に、

「も～、だからあの人はダメなのよ!!」

と、内心、言いたくてたまらないんです。

すると、相手は自分を怒らせるような行動をとり続けます。

以前ブログで「意識設のおもしろい実験定」という記事を書きましたので、
よかったらご覧くださいませ。

イライラして「相手を変えたい」「相手を正したい」と思っている時は、
無数にある並行現実の中で、低い波動の現実とつながり、
うまくいかない現実を見続けてしまうんです。

ここに出てくる相手は、波動の低い相手です。

ではどうしたら現実は変わるのか？　というと・・・

まずは、ご質問いただいた方ご自身が

「絶対に～してはいけない」

というのを、ちょっとだけゆるめてあげるといいと思います。

具体的には、

「仕事中に携帯を見続けるのはよくないけど、例えば親が緊急入院したとか、
知り合いの方から大切な連絡がくることになっている時とか・・・、
そういう時は、わたしも携帯を気にするかもしれないなぁ」

・・・くらいゆるむと、だいぶゆるんでますね。

そうすると、相手に伝える時の表情や声のトーンが、
少しだけ穏やかになるんです。

相手に注意する言い方ですが、相手のことを思ってかけてあげるのなら、

「仕事中に携帯をよく見ていると、
仕事をサボっているように見られて損だから、
やめたほうがいいと思うよ。」

と言ってあげたらいいと思います。

イライラして言うのと、相手のことを思って言うのでは、
伝わるものが全然違うので、相手の反応も変わってくると思いますよ。