伊勢老人のお話

みなさんからのご質問対して、伊勢老人が話された内容は、
とてもゆる～くて愛に満ちた、深～い答えでした。


質問1
「神様の愛と、人間の愛はどう違うのですか？」


神道に「愛」という言葉はないんです。

「神様の愛」っていうと、なんかイメージするのが難しいので、
「おじいちゃんやおばあちゃん」と「孫」との関係を
イメージしてもらったらいいですよ。

「おじいちゃんやおばあちゃん」は「孫」が大好き。
かわいくてしかたない。

なんでも許しちゃう。

でも「孫」が間違った方向にはしったら、叱るでしょ？

そんな感じなんです。

バチなんかあたらない。

「神」と「人」との関係は、そんな関係なんです。


質問2
「手水など、作法は絶対にしないといけないものなんでしょうか？」


あまりこだわらないほうがいいですよ～。

あれは、気持ちがいいからやる。
清々しいからする

そういうものなんです。

作法も、ムダな動きをせず自然に動いていくと、
その流れは、あたかも「神様と遊んでいるような感じ」
に見えるんだそうです。



質問3
「神社はお願いごとするところではなくて、
感謝を伝えにいくところだと聞いたことがあるのですが、
神社でお願いごとをしてもいいんでしょうか？」


願いごと　してくださいよ～。

願いごとしちゃいけないって、あれ、
なんでそうなっちゃったんでしょうね？??

なんかの雑誌にも「願いごとしちゃいけない」って書いてましたけど、
そんなことないんですよ～。

どうぞ願いごとしてください。


質問4
「神道では『悪』についてどうお考えでしょうか？」


「善」と「悪」はそんなに関係ないんです。

人が決めていることであって、神の域ではそんなことはない。
どれも必要。

こんな言葉があります。

『人は善いことをしながら、悪いことをしている』
『人は悪いことをしながら、善いことをしている』

お互いに切磋琢磨しながら、磨かれているんです。

みなさんは「EM菌」ってご存知ですか？

『EM菌」の中には、善玉菌と、悪玉菌と、
わたしみたいにどっちつかずの日和見菌というのがいます。

この絶妙なバランスにより、「EM菌」というのは成り立っているんです。

どれが善くてどれが悪いではなく、絶妙なバランスが大事なんだと思います。



いかがですか？

伊勢老人のすごさ、なんとなく感じていただけましたか？

質問はまだ続きますが、続きは次回のブログにて（＾－＾）むふっ