「地獄ってあるんでしょうか？無関心って、罪になるんですかね？」
「魂の世界では、その者が一歩前に踏み出せるための勇気となる言葉、愛のある言葉をかけつづける。
なぜなら、すべての者を愛し続けているから。
愛し続けることにより、どの魂も向上へと向かっていく。
さて、『無関心』について、この世ではそれほど罪悪感を感じなかったことも、
魂の故郷に戻ってくると、いろんな意味が分ったり、
相手の気持ちを体感することができる。
『あの時、相手はこう感じたんだ。』『こう思ったんだ。』
ということが分かるわけじゃ。
それにより、自分の人生を自ら謙虚に反省する。
『今度はこの人の気持ちを自ら体験してきます。』と、
人生のカリキュラムに入れてくる者もおろう。
『無関心』だったことで、自分に課すこととは、このようなこと。
地獄に行くことではない。」
「あの・・・、地獄ってあるんですか？」「地獄はあると思っている者にはあり、ないと思っている者にはない。」「へ？」「魂の故郷は、想念の世界。想いの世界なのじゃよ。普段から恐怖映像をたくさん見たり、
人を苦しめるようなことをいつも考えている者の思考の世界には、
地獄が存在する。」
そう言えば、以前レンタルビデオ店で、ホラーDVDを選んでいる女の子に対し、
こんなメッセージがありました。
「自分の思考の世界が、そのまま魂の世界にも存在するのじゃよ。」「そうなんですか？!」「そう。ゆえ、普段からどんな思考で自分を満たすか？は、とても大切なことじゃな。」「いい人なのに、ホラーDVDが好きという人はどうなんですか？」「自分の波動に合ったものを人は選ぶ。暗いドロドロした映像を好むものは、
そのような波動を自分もどこかにもっておるのじゃよ。
波動が合わなければ、違和感を感じるからのぅ。
自ら選ぼうとはしない。」
「なるほど。」「まぁ、今まで恐怖映像をたくさん見たり、人を苦しめるようなことをいつも考えてきた者も、
これから自分の思考をどうやって喜ばせようか？
ハッピーにしてあげようか？と考えだしたら、
魂の世界にもそのような世界がポン!ポン！と現れる。
ゆえ、心配しなくても大丈夫。」
「『愛の反対は無関心』について、どう思われますか？」「愛の反対は無関心ではない。愛の反対は、破壊じゃよ。
無関心は確かに愛のない行為だよ。
しかし、破壊の方が、はるかに愛のない行為なわけじゃ。
ではなぜ愛の反対は無関心と言うのか？
破壊する者より、無関心の者の方が圧倒的に多いからなのじゃよ。
ゆえ、この世を変えるためには、無関心の者の心に訴えかける必要がある。
無関心の者を目覚めさせる必要があるわけじゃ。
ゆえ、いろんな者が「愛の反対は無関心」と訴えている。
『無関心の罪で地獄に行く』というのも、
無関心の者を目覚めさせるため。
しかしその言葉により、おびえたり、一歩前に踏み出す勇気がもてなくなったら
意味がない。」
「そうですね。」「自分の今の器の中で、できる愛を放っていけばいいんじゃよ。それをあますことなく、すべて見ている。
そして喜んでいる。
どんな小さな善意も優しさも、見逃がすことなくすべてな。
それをどうか知っていてほしい。
自分を過少評価することなかれ。
その者のほんの少しの向上が、なにものにもかえがたい宝物である。」
