感動のシンクロが起きましたので、ご紹介したいと思います。
この日は質問したい方がたくさんおられまして、次々手が上がりましたので、
質問コーナーを30分延長する形で進めました。
終了時間が迫っていて、ラストのご質問の時、
お隣同士で座られていた方が、お二人同時に手を上げられました。
「どうしようかな？」と思っていたら、お一人の方が遠慮されて、
手を下げられ、相手の方に譲られました。
その時のご質問は、こんなご質問でした。
■ ■ ■
(女性の方)
「わたしは少し前まで、めちゃめちゃアグレッシブに、世の中の成功とか目指して、
求めてやってきた人間なんですね。
ただ、子どもが生まれてから、価値観がちょっと変わってしまって、
なんかあまりそういう気持ちが起きなくなってしまったんです。
そう思ってた時にみやがわさんの本に出会って、
すごくラクになったんですね。
もしかしたら、もともとはグータラなのかもしれないんですが、
ただ、本を拝読してたら、好きなことをどんどんやって、
楽しいことをやってていいのかなって思ってると、
どこかでどんどん堕落していきそうな気がして、
ちょっと恐さがありまして・・・。
とことんラクしちゃっていいのかな～って。
そのさじ加減というのを教えていただきたいです。」
■ ■ ■
この方のご質問に対して、わたしとcaoさんから、
こんなアドバイスをさせていただきました。
(みやがわ)
「『ラクになる』というのと、『なにもしない』というのは、
ちょっと違うんですよ。
『ラクになる』というのは、自分も相手もラクになって、
自然体でいいリズムにのる・・・というのが、
わたしが伝えていることなんですね。
堕落していくと思われるのは、たぶん本当の意味で、
ありのまま認められたという経験を、まだされたことがないからじゃないかな？
と思うんです。
この世では、よかれと思って、まわりからいろんなことを言われますからね。
なかなかありのままを認めてもらえないんですよ。
本当にありのままの自分を認められちゃうと、どうなるか？
って言うと、堕落していかないんですよ。
もっと頑張ろう!
もっとこの人を喜ばせたい!
もっとなにかできるんじゃないか？
って、エネルギーが湧き出すんですよ。
これが、向上するということだよと、わたしは教わりました。
決して堕落しないんですよ。
以前はアグレッシブに動いてらっしゃって、でも今は
子育て中なので、動きが前ほどではないんですよね。
ただ、その中で今、学びたいことがあって、
決して止まってるわけでもないんです。
なにもしてないから、なにも生み出してない・・・
ってわけでもないんです。
価値ある何かを、今、学んでらっしゃるんです。
学びの意味って、分からないことがいっぱいあるんです。
なにを学んでいるんだろう？
例えば、不登校とか、引きこもりとかで家にいたら、
自分はなにも生み出してないように思ったり、
自分は社会のお荷物だって思う人もいるんですけど、
決してそうではないんです。
その役をその子がしてくれることによって、
実はお父さんお母さんに、ものすごいメッセージを伝えているんです。
それで、親も子もラクになれる生き方があるんだよってことを、
子どもは『ひきこもる』ということを通して、無言で親に
全身でメッセージを送っているんです。
でも、それは世の中から見たら、誰も分からないんです。
誰も『そんな役をしてくれていたのか？』
『そんなメッセージを送ってくれていたのか？』
なんて思わないんです。
でも実は、その役をするのって、すごく勇気がいることなんです。
勇気ある魂なんですよ。
だから、堕落していくんじゃないか？
って思った時、『いいよ いいよ それでいい』というじゅもんがあるので、
それで、どんな感情もいったん流してあげるといいかもしれませんね。
自分はゆるむのが苦手なんだなぁ、ゆるんじゃいけないって思ってるんだなぁ、
という特徴をもっていることを知ることですよね。
だから、『ゆるむ』という言葉に反応して、これでいいのか？
と、感情が揺れるんだなぁ・・・と。
それを知っていてあげていたら、いいんだと思いますよ。」
(caoさん)
「今は子育ての中での学びと思えば、だら～っと、
その気持ちの余裕がなければ、学べないもの、見えないものがあるんです。
だらけてるんじゃなくて、学んでる時（笑）
すごく貴重な時間だと思います。
子育てが終わったら、自分からどんどん外に出ていく時が
くると思います。
今は、『子育て』『家庭のこと』
その余裕がないと学べないことがあるので、
それは堂々と、だらけるんだったら、だらけてしまったらいいと思います。
『悔いなく、だらける』（笑）」
さてさて、これでセミナーは終了のはずだったんですが、
最後の質問の時に、手を降ろされて、相手の方に譲られた
もう一人の方のことが気になりました。
きっと質問したかっただろうなぁ・・・
もしかしたらこの方は、いつも遠慮されて、人に譲られることが多く、
本当に欲しいものを手に入れてらっしゃらないんじゃないかな？
と思いました。
そこで、手を降ろされた方に尋ねてみたんです。
そしたら、その方が突然、涙を流されて、こう言われました。
「そっちより・・・、別のことで涙が。
今日、泣きっぱなしなんです。
すみません・・・時間がないのに・・・。
実は、一緒なんです。質問したかったことが・・・。
細かいところは違いますが、大まかなところで
『自分は怠けてるんじゃないか？』ということを質問したかったんです。
今、感動の涙です。」
(会場にあたたかい感動のエネルギーがあふれました
)お隣同士に座られていたお二人が、同時に手を上げられました。
一人の方は、手を降ろして、相手に譲られました。
でも、質問したかった答えは、ちゃんと自分のところにやってきたんです。
こういう瞬間、
あぁ、わたしたちは一人で生きてるんじゃないんだ!
みんなつながってるんだなぁ。
見えない見守りの中で、生かされてるんだなぁ。
って感じていただけると思うんです。
みなさん、自分に起こったことじゃなくても、
この方の感動の涙を見せていただいて、きっとなにかを感じられたと思うんです。
うまくいっていないように見えても、すべてはうまくいっています。
素晴らしいタイミングで出来事は起こっています。
みなさんはなにを感じられましたか？
4月25日の東京なんでも仙人セミナーでの、
感動のシンクロをご紹介させていただきました
