セミナーのご質問について⑦

大阪会場でのご質問です。

◆(男性の方)
　「母の介護をしています。障害をもつ家族もいます。
　このような状況で、日常の中の小さなワクワクを選択するということについて、
　もう少し詳しく教えてください。」


「お母様の介護をされながら、障害をもたれたご家族の面倒もみておられるんですね。
大変な状況の中、本当によく頑張っておられると思います。

お悩み相談を伺っていると、一人では背負いきれないほどの状況が、
いくつも重なっている方がおられます。

このような方は、『一人で背負いすぎない』『心の声を伝える』
という課題をもっておられることが多いです。

もしかして、背負いすぎておられることが、他にもおありになるんじゃないですか？」

(ご質問いただいた男性の方)
「家のローンのこととか、他にもいろいろと・・・。」

「そうですか・・・。きっと『一人で背負いすぎない』
『ひとつでもふたつでも、背負いすぎた荷をおろす』
というのが、今世の大きな課題なのだろうと思います。

介護は本当に大変ですから、お顔を拝見していても、
限界を超えておられるのが分かります。
お母様の介護は、ヘルパーさんとか、老人ホームとか、
どなたかにお力をお借りされておられますか？」

(ご質問いただいた男性の方)
「はい。」

「もう少しヘルパーさんにお願いする回数を、増やしてみられてはいかがですか？」

(ご質問いただいた男性の方)
「もうすでに二週間、母を泊まりで預かってもらってるんです。
でも、預けていることにも罪悪感があって・・・。」

「この会場の方で、どなたか介護をされておられる方はおられますか？
もしよろしければ、アドバイスをお願いしたいのですが・・・。」

(女性の方)
「はい。介護はやりだしたら、きりがないんですよね。
もっとこうしてあげよう・・・とか、いろいろしてあげようと思うと、
介護する方が疲れてしまう。
やはり自分の体が元気じゃないと介護も続けられないので、
無理せずできるなかでやっていくことが大切かなと思っています。」

「本当ですね。自分の体が元気じゃないと、続けられませんからね。
貴重なアドバイスをいただき、ありがとうございます。」

～ちょっと補足～

介護をしながら、日常の小さなワクワクを見つけていくには、
まずは自分自身が限界をはるかに超えて、背負いすぎないこと。
いろんな人の力をお借りするということが大切かなと思います。

精神的にも体力的にも限界を超えてしまうと、余裕がなくなってしまいます。

「お母様を二週間預かっていただいたことで、今日は講演会に参加できた。」
このようなことも、日常の小さなワクワクにつながるのではないでしょうか？