ちょっとブレイク 介護についての不思議なお話

介護にも「こんな意味があるのか・・・。」と感じた例を、
ひとつご紹介させていただきます。


お姑さんの介護をされておられるお嫁さん(40代)の例です。

お姑さんは寝たきりで、認知症も入り、
お姑さんはウンチをしたあと、便器の中で手を洗ったり、
壁にウンチをつけてしまったりすることがあるそうです。

ちなみに、ウンチをしたあと、便器で手を洗う行為は、
本人は、水道で手を洗っているつもりなのだとか。

壁にウンチをつけるのは、紙で拭いているつもりなのだとか。

介護は大変な状況で、
「毎日本当によくやっておられますね。」とわたしがお伝えしたら、

お嫁さんは、「お姑さんの介護はそんなに苦じゃないのよ。」
と言われるんです。

むしろ、やりがいを感じるのだそうです。

「でもね、もしお舅さんが介護が必要になったら、ここまでできないかも。
なぜだか分からないけど、お姑さんにはできるのよね～。」
と言われました。

その時わたしに見えたのは、
過去世でこのお嫁さんが、お姑さんに献身的に介護をされている姿でした。

過去世では、立場が今と逆転していたんですね。

なるほど・・・こういうこともあるのか
と感じました。

「なぜ自分がこんなことをしなければいけないのか？」
と思うと、介護は本当に辛いですが、
「過去世で、もしかしたら立場が逆転していたのかも。」
「自分もお世話になったことがあるのかもしれないなぁ。」
と思うと、ちょっとだけとらえ方が変わるのかもしれませんね。