セミナーのご質問について②

膝を痛めておられる女性の方からのご質問です。

膝が痛いのですが、体のメッセージが書かれている本などで調べてみると、
膝が痛いのは、「傲慢」とか「頑固」とか出てきます。

当てはまっているような、いないような・・・
自分ではしっくりしないと言うか、腑に落ちていない感じです。

「傲慢」や「頑固」が原因だとすれば、
それをどうやって手放していったらいいのか？

このような知識により、かえって自分を責めてしまうことにもなり苦しいのですが、
こういう時はどう考えたらいいのでしょうか？

※だいたいこんな感じのご質問だったと記憶しておりますが、
もしニュアンスが違っておりましたら、申し訳ございません。

最近、カウンセリングのご相談内容で、
「わたしが病気になった意味とはなんなのでしょうか？」
「どうしたら病気がよくよるでしょうか？」
というご相談が増えております。

そういうご相談をいただきました際は、まず最初に、
「わたしは医師ではありませんので、
こうしたら病気が良くなりますなどのアドバイスは、
申し訳ありませんができないんです。」
と、お伝えしております。

病気のメッセージについても、
すべてが分かるわけではありません。

ただ、その方の生き方、考え方で、何かしら苦しくなっておられることがあって、
それを「ゆるめる」ことで、心が楽になり、体も楽になっていかれた・・・
という例があるだけです。

今回の「膝の痛み」についても、
わたしではメッセージの意味は分かりません。

「病気の意味はなんだろう？」
「どうしたらよくなるんだろう？」
と頭で考えすぎると、
頭にエネルギーが集中し、血が頭に集中してしまいます。

すると、体の末端に血が届きにくくなってしまい、気の流れも滞ってしまいます。

考えても分からない時は、

痛みのある膝に向かって、
「自分のかわりに、膝さんが痛みを一手に引き受けてくれてたんだね。
ありがとう。」
と膝に感謝してあげると、膝は嬉しいんじゃないかな？
と思います。

わたしたちは体が痛いと、「なんで？!」「どうして？!」と、
痛みが出ている部分を無意識に責めがちです。

けれど、人一倍頑張った結果、そこに痛みが集中して出たのかもしれません。
それなのに責められたら、膝だって悲しいんじゃないでしょうか？

「膝さん、今までよく頑張ってくれてありがとう。」
「おつかれさん。」

そういって膝に声をかけてあげながら、やさしくなでてあげると、
膝の細胞だってきっと喜んでくれるはずです。

痛みのある膝に声をかけてあげると同時に、
痛みがない部分に感謝することも大切かなと思います。

膝以外の体のほとんどの部分が、正常に毎日働き続けてくれています。

「手さん、自由に動いてくれてありがとう。」

「目さん、いつもきれいな景色を見せてくれてありがとう。
　見えるって、なんてありがたいことなんだろう。」

「舌でおいしいと味わえる・・・なんて幸せなんだろう。」

こんなふうに、今正常に動いてくれている体の大部分に感謝をすると、
体も心もゆるみます。

頭で考えてもよく分からない時は、一度やってみてくださいね。


(追伸)

セミナーの時に言い忘れましたが、
わたしが通っている体の歪みを本来の状態に戻してくれる整体の先生が、
以前こんなことを言われていました。

「膝が痛い人は、体に歪みが出ていて、骨盤の高さが左右で違うんです。
なので、足の長さも左右で違います。

片方の足が、もう片方の足をかばうように歩くので、
膝に負担がかかり、痛みがでることがあるんですよ。

体の歪みを本来の状態に戻してあげると、痛みがましになります。
治療を続けることで、完治していきます。」

いろんな方法を試してみるのもいいかな？と思います。
ご参考までに。（＾－＾）