記憶を失うわたしのこと。
改行。
昨日。出勤の確認方法が変わりました。
今までタイムカードを押していたのですが、
今度はそれに加えて、手書きで出社退社の時間を書き、
チェッカーの人にチェックしてもらうことになるそうです。
二度手間……。
それはつまり、こういう図式。
派遣=さぼる←社員のチェック
うわあ~、信用ない……。
あなたたちが休む日にも出勤するのに。
あなたたちが直に受け取れるお金を、
わたしたちは派遣会社にマージン引かれてからじゃないと
もらえないのに。
なのに、そこまでしなきゃいけないんですか?
悔しくて悲しくて、どうにもできなくて……。
そして今日。朝、家を出てふと気づきます。
あれ? お財布持ったっけ?
……触って確かめると、たしかにもっています。
あれ? カードは 入れたっけ?
……開けて確かめると、なぜか入っています。
カギ、閉めて出たっけ?
……戻って確かめると、なぜかしまっています。
でも、わたしに記憶はないのです。
実は……というほど大した話でもありませんが、
わたしには中学3年生から
高校の間の記憶がまったくといっていいほどありません。
中学2年までのクラスにいた人間は、
名前も顔もわかるし、フルネームで名前も書けます。
でも中学3年以降、だれと知り合ったのか、
だれがわたしの知り合いなのか、
わたしにはほとんどわかりません。
たとえばこんな話です。
かつて学校に行くと、まず自習室に行っていたわたし。
そこはわたし以外にだれもいない場所だったので、
わたしがそこの主のようになっていました。
と、ある日。めずらしく扉が開き、
一人の年輩の女性が顔を出しました。
「ここのプリンタって動く?」
どうやら話しぶりからもわたしを知っているもようです。
ということはきっと、去年にでもならった先生なのでしょう。
……わたしは先生受けがいいので、
会話をすれば間違いなく覚えられるのです。
「ええ、そこらへんは動きますよ」
だれだかわからないのですが、知っているように受け答え。
こういうしょうもないところ、自分が大好きです。
それからプリンタを試したり、ちょっと会話したり。
そのうちに始業時間が近づいてきたので別れました。
そして、授業時間。
ドアが開いて入ってくる先生。
そこで見た顔は――……!
……というお話。
あのときはさすがに自分にびっくりしました。
そのときのわたしもまた、
なにかをしようとしていたのによく記憶をなくしたり、
したはずのないことをやっていたりしていました。
月末になって日割りの日記にページが足りないことに気づいて、
そこで何日分か多く書いてあることがわかったり……。
加えてそのときは、独り言が多くなっていたようなので、
まだその時ではないと思うのですが、すごく怖いです。
自分では思い出せないのでぜんぜんわからないのですが、
もしかするとその時期になにかが起こったのかもしれません。
せっかく最近は自分の行動がわかるようになってきたのに……。
自分の知らない人が自分を知ってるなんて、
わけのわからない状態には戻りたくないです。
もっと、強い自分になりたいなあ。
改行。
昨日。出勤の確認方法が変わりました。
今までタイムカードを押していたのですが、
今度はそれに加えて、手書きで出社退社の時間を書き、
チェッカーの人にチェックしてもらうことになるそうです。
二度手間……。
それはつまり、こういう図式。
派遣=さぼる←社員のチェック
うわあ~、信用ない……。
あなたたちが休む日にも出勤するのに。
あなたたちが直に受け取れるお金を、
わたしたちは派遣会社にマージン引かれてからじゃないと
もらえないのに。
なのに、そこまでしなきゃいけないんですか?
悔しくて悲しくて、どうにもできなくて……。
そして今日。朝、家を出てふと気づきます。
あれ? お財布持ったっけ?
……触って確かめると、たしかにもっています。
あれ? カードは 入れたっけ?
……開けて確かめると、なぜか入っています。
カギ、閉めて出たっけ?
……戻って確かめると、なぜかしまっています。
でも、わたしに記憶はないのです。
実は……というほど大した話でもありませんが、
わたしには中学3年生から
高校の間の記憶がまったくといっていいほどありません。
中学2年までのクラスにいた人間は、
名前も顔もわかるし、フルネームで名前も書けます。
でも中学3年以降、だれと知り合ったのか、
だれがわたしの知り合いなのか、
わたしにはほとんどわかりません。
たとえばこんな話です。
かつて学校に行くと、まず自習室に行っていたわたし。
そこはわたし以外にだれもいない場所だったので、
わたしがそこの主のようになっていました。
と、ある日。めずらしく扉が開き、
一人の年輩の女性が顔を出しました。
「ここのプリンタって動く?」
どうやら話しぶりからもわたしを知っているもようです。
ということはきっと、去年にでもならった先生なのでしょう。
……わたしは先生受けがいいので、
会話をすれば間違いなく覚えられるのです。
「ええ、そこらへんは動きますよ」
だれだかわからないのですが、知っているように受け答え。
こういうしょうもないところ、自分が大好きです。
それからプリンタを試したり、ちょっと会話したり。
そのうちに始業時間が近づいてきたので別れました。
そして、授業時間。
ドアが開いて入ってくる先生。
そこで見た顔は――……!
……というお話。
あのときはさすがに自分にびっくりしました。
そのときのわたしもまた、
なにかをしようとしていたのによく記憶をなくしたり、
したはずのないことをやっていたりしていました。
月末になって日割りの日記にページが足りないことに気づいて、
そこで何日分か多く書いてあることがわかったり……。
加えてそのときは、独り言が多くなっていたようなので、
まだその時ではないと思うのですが、すごく怖いです。
自分では思い出せないのでぜんぜんわからないのですが、
もしかするとその時期になにかが起こったのかもしれません。
せっかく最近は自分の行動がわかるようになってきたのに……。
自分の知らない人が自分を知ってるなんて、
わけのわからない状態には戻りたくないです。
もっと、強い自分になりたいなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ff/8bf4001d50bf6c144b40f424fdd50f50.jpg)