直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

コーヒーに入れる白い粉

2008年10月17日 | ちょこのひとかけ


はまっているときは意外と、そうは気づかないもので。
最近コーヒーが好きで結構飲んでいました。
とはいえめんどくさいのもお金がかかるのも
好きではないのでインスタントコーヒーなのですが。

昔、紅茶の粉を溶かして飲むような
インスタントティーっぽいものは
どうにも味が違って好きにはなれませんでした。
でもインスタントコーヒー(以下:コーヒー)は
飲める味なので気にならずに飲めます。

そんなコーヒーですが、どれを飲んでも味なんて
変わらないと思っていました。
けれど、一度は使った雑巾をそのままにしたものを
ダシにしたような危険な味にであったことがあります。
味はなんとも酸っぱいのです。

もちろんそれも顆粒を溶かすタイプなので
まさか腐っているとは思いたくないのですが、
わたしの舌では危険と判断されました。

その後コーヒー豆のお店なんかにいって
ぼちぼちひやかすと、
レーダーチャートの極のひとつに
『苦味』『酸味』などとあって、
あれもコーヒーの味のひとつだとわかりました。
うちで飲んでいたコーヒーはすっぱくないもの
ばかりだったのです。
なれもあって、わたしは酸っぱいコーヒーは飲めません。

あとはお店のコーヒーも苦手です。
コーヒーが飲めるようになって、
ついセットのつけあわせでコーヒーを頼むと、
たいていすっごく熱くて濃くて
苦くてえぐいものが出てきます。
それについている小さなミルクと砂糖をいれても
何一つ味がかわらないという代物です。
コーヒーが好きではないという友達も
それを普通に飲んでいるので、
普通の人にとってはああいうのが普通のコーヒー
なのでしょうか。

そこでわたしが編み出したのは、
周りの人が使わなかったミルクをいれ、
さらに水で薄めるという方法ですが、
これで一杯飲んだとしても、おかわりは無理です。
なぜならばたいていはコーヒーだけを
追加で注がれるため、補助物資が不足するからです。

そんな気苦労がないので、家で飲むのが一番いいです。
マグカップ一杯は約250ccくらいでしょうか。
それにコーヒー顆粒普通のスプーンで一杯、
粉ミルク的な白い粉二杯、
熱量0という砂糖一杯で完成です。
あの砂糖は甘みとしては通常の四倍とのうわさなので
普通の砂糖なら四杯分入れているような味です。

わたしは別に熱量が欲しくて甘いものを
摂取しているわけではないので、
本当にあの砂糖がただ甘いだけで
熱に変わらないとしたら、
すごい発明だと思います。

そんなこんなでいれたコーヒーを
気が乗るときは換算で一リットルくらい
飲んだりしていたのですが、
ある日、ふと飲みたくなくなっているのに
気づきました。

今までは、「さあ、コーヒー!」というくらい
意気込んで入れていたのに、なんだかすごく
気が乗らないのです。
それでもたまに飲んだり飲まなかったりしているうちに
コーヒーに入れる白い粉が切れました。

買い置きもなくなったので新しいのを入れると……
はっとしました。
なんだかおいしく飲めるのです。

それまでに使っていたのは、
いままで試したことのないメーカーのもの。
今回買いなおしたのは今までのメーカーのものです。
そう気づいて、飲みたくなくなっていたわけが
ようやくわかりました。
原因は白い粉だったのです。

コーヒーの味さえ決まってしまえば
後はどうでも同じと思っていたのですが、
思えばあるときからコーヒーを割るのに
牛乳だと味がなにか違うと粉に乗り換えたのでした。
そして今回。粉だけでも味が変わることが
わかったのです。

インスタントにしても、好みの違いはでるんだなあと
しみじみ感じました。
やっぱり日常で使い慣れているものは、
使い慣れてるものを使うべきだと思い知った次第です。

使い慣れたものは、使い慣れたということだけで
価値をもつのです。それはきっと、
ものでも食品でも人間でも、おなじことでしょう。


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