どこかで人工養殖していたマグロたちが全滅したらしいです。
話を見たら、全部水槽のガラスに頭をぶつけて死んだのだとか。
その話は別の場所でも聞いたことがあります。
葛西臨海水族園のマグロやスマです。
あれも頭をガラスに打ち付けて死んだらしいですが、
この二つを考えると、なんとなく共通点があるような気もします。
普通、海に泳ぐ魚は岩に頭を打ち付けて死ぬなんてことはしません。
それと同じく、水族館や養殖場では壁に頭をうちつけませんでした。
向かったのはガラスだけです。
ガラスも、普段いけない場所としていかなかったのに、
そのときは頭から突っ込みました。
ということは魚の頭がおかしくなったのではなく、
岩を避けて唯一いけそうな場所に向かったと考えられます。
その原因は……適当に考えると、水温の変化ではないのでしょうか。
服を着られない魚は、寒くなれば暖かい場所に、
暖かくなれば寒い場所に向かおうとするのではないかと思いました。
学者の話では、海水温が一度上昇するだけで
海内の生態系には大きな異常がでるといったりもするようですし、
広いところを泳ぎ回る回遊魚では特に影響が大きいのかもしれないと
適当に考えました。
サメやタコなどは一箇所にとどまれる生き物ですから
温度変化にはそれなりに耐性がありそうですが、
広域回遊魚も、それほどの温度変化耐性があるのでしょうか。
それに、スマが移動をせずにくつろげる適度な水温と、
マグロが移動をせずにくつろげる適度な水温は、まったく同じなのでしょうか?