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直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

スキャンと大学

2009年10月30日 | ちょこのひとかけ


紙のものをスキャンして捨てるという部屋の整理で、
段ボール一箱分、また片付きました。
新しい段ボールを開けるときに見た感じだと、
引越しの際に荷造りしたのち、一回も開けていない
残りの段ボールはあと三つになったようです。
開けて部屋に配置した分を含めると
まだありそうですが、ようやく終わりが見えてきました。

それはそれとして、今 手をつけたのは
もう見てもいない大学の本です。
豪華な箱から本を出し、布を張った厚紙を切り落とし、
割ってばらして粉にしてスプーン一杯なめるのさ
ホロレチュチュパレロという感じで
一冊四千円、五千円もする本がただのごみになります。

……というか、こんな専門書なんて
四年もすれば内容も変わってもともとただのごみにしか
ならなくなるのに、こんなごりっぱで
お高い本でださなければいけない意味がわかりません。
大学教授なんて自分の興味があることだけを
自分向けにぐだぐだしゃべるだけでお金をもらっているのに
本でまで荒稼ぎしなくてもいいでしょうに。
いっそこんなもの、大学に出版部でもつくって校正して、
そこらへんの業者にオフセット印刷で頼んで
販売してくれればいいのにと願ってやみません。

そんなこんなでスキャンしていたら、
ドイツ語の教科書とノートがでてきました。
どんなものだったかなあと見てみると、
ぜんっぜんわかりませんでした。
英語はそれなりにわかりますが、
ドイツ語は本当に苦手でした。

そこでげんなりしながらノートの方を開いてみると、
文字を書いていた頃の生き生きとした字で、
一生懸命に訳の文やポイントが記されていました。
こんな字を書いていたんだと懐かしくなったのも束の間、
休んでしまった日の部分が完全な空白になっているのを見て
当時の記憶を思い出しました。

どんなに予習をしても、どうにも訳しきれない文。
何がどうなって文章になっているのかも
よくわからないので、予習よりも復習で、
先生が訳したのを覚えるというのが主でした。
でも休んでしまえば、そこがまるまる空白になります。
かといってそこの部分を訊けるような人は
わたしにはいなかったので、ただまっしろなまま。
ここがテストに出たらどうにもならないんだと
愕然とした、あのときの気持ちが
ありありとよみがえってきて、絶望で気分が悪くなりました。
大学生活はほんとにもう、悪夢のようです。
というよりも中学よりのちは、
わたしの人生、けちつきっぱなしです。

片付けをしていたはずなのに、
片付くことのない嫌な記憶を掘り当てて、
いろんな意味で非常に嫌な気分になりました。

スキャンをしていてこんな気持ちになったのは初めてです。

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