友達の一眼レフを使い、結構写真を撮りました。
今まで一眼レフなんて使ったことはありませんでしたが――
使ってみると、いいです、これ。
デジタル時計に対しての機械式時計、
それも機械式懐中時計のようなわくわくがあります。
シャッターを切るときの、バシャッという音、
どことなく感じる振動。たまりません。
しかもピントあわせも早く、一枚撮ったあとの次も
書き込み処理を待たずに撮れます。
感光体が大きいためにシャッタースピードに無理がきくのか知りませんが、
かなり短時間での感光が可能なようで、
写真に移動ぶれがほとんど載りません。
昔見た写真で、なぜか道路がすごくきれいに見えるものがあって
なぜそう思うのかも不思議でしたが、
自分で撮ってみてわかりました。
大部分の原因は、近距離に起こる移動ぶれがないことによりそうです。
◆◆画像12-09-15◆◆
縮小してしまったためわかりにくいとは思いますが、
個人的には、なんというか、道路に直接立って、
撮影したような静かさがある気がします。
カメラ自体に慣れていないために、設定がおかしくなっていて
片方のレンズの写真はまったく見られたものには
なりませんでしたが、絞りやその他の設定変更をしなくても、
結構楽しめました。
重いしかさばるし、お高いので扱いに緊張するし、
望遠から広角に切り替えるのはレンズ交換がいるので
そうそう簡単にはできないしと難点はいくつかありますが、
一眼レフはかなりおもしろいカメラだと思います。
今回使ってみてつくづく思ったのは、近距離を撮りたいときと
遠距離を撮りたいときは意外と交互にくるので、
いちいち交換するのは手間です。
そのため、近距離レンズをつけたものと、
遠距離レンズをつけたもので、本体が二個あったら
いろいろはかどりそうだということです。
わたしもブルジョアだったら一台欲しいところではありますが、
自分で新品を買ったらたぶん大事大事で使えなくなりそうです。
いっそ気を使わなくていい中古を買って、
普段使いから思い切り使ってみたいと思いました。
変な物欲を起こさせる一眼レフのパワーは恐ろしいものです。