わけのわからない一瞬があります。
人はそれを気のせいだといいますが……。
すこし前、会社で何気ない会話をしていたときです。
一瞬、さあっと何かが流れたと思ったら、
わたしが口にすること、次に相手が口にすることが
頭の中によぎっていました。
そして事実もそのとおり。
そしてちょっと前、
パンヤをしながらそんなふうになり、
会話の一部がわかりました。
昔からたまにそんなことがあるのですが、
別に予知にすぐれるというわけでもなく、
ずっと昔に夢の中で見た記憶でした。
もしかしたら人は、これから自分の人生に
起こる何かを夢で見て、それに備えるのかも知れません。
こどものころは夢も長くて、
別の世界が確かにその中に存在していた気もします。
その全部を覚えていないのは残念ですが、
たぶん全部知ってしまえば何もしたくなくなる気もするので
これはこれでいいのかもしれないなあとも思います。
まあ、なんにつけても世の中はままならないものです。