古文というのは案外他の古文と絡んでいるもので。
まったく興味のなかった伊勢物語をちょっと見ていたら、
誰のことを述べているのか、どういう行為を書いているのか
というのが、すこしわかるように思いました。
どこから、どこへ行くのか。
なぜそこへ行くのか。
なぜあのルートをとるのか。
考えると、あのルートに近いものをたどったと思われる人が
歴史上、いたはずです。
実はその人のことを書いているのではないでしょうか。
そしてそのオチが、タイトルである『伊勢物語』に
関わってくるのではないかと感じます。
わたしの足が地に付いていればちゃんと読み込んで研究も
してみたいところではありますけれど。