直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

たなばたと古代神道

2020年08月07日 | ちょこのひとかけ
たなばたです。

たなばた。
日本に伝わってきたのはそう古くないと考えられているようですが、
日本のたなばたは大陸から単に入ってきたものではなく、
日本独自の変形をしている、というのはご存知でしょうか。

日本のたなばたは、実は古代の神道と関わります。

たなばたといってもっとも有名なモチーフは、
牛の男と、機織女です。
これからして、神道と関わるのがわかるでしょうか。

牛の男と、機織女が神道と関連し、
この二つの単語はなにかの縁語であると考えると、
ひとつの単語につながります。

……が、説明がめんどくさいのでそれは置いておいて。
一段階飛ばして述べるなら、共通部は『糸』だと言うことができます。
日本の七夕の根本は『糸』なのです。

それを踏まえれば、七夕に何を食べればいいかわかりますよね?
『糸』と言って連想できる食べ物。
実際に『なんたらの糸』という商品さえあるアレ。

そう、そうめんです。
なぜ七夕にそうめんを食べるところがあるかと言えば、
『七夕は古代神道に関係するお祭りであり、
古代神道の概念からすると七夕は糸のお祭りだから』です。

また、七夕といえば、蜘蛛の行動で喜ぶこともあります。
基本的には、蜘蛛が糸を引いたらラッキー的な感じです。

なぜ蜘蛛なのか、なぜ糸なのかと言えば、
『七夕は古代神道に関係するお祭りであり、
古代神道の概念からすると七夕は糸のお祭りだから』です。

これに象徴される古代神道の神様というのがいます。
この神様はもともと、とても強い信仰を集めていたのですが、
後に信仰を奪われて弱体化させられてしまいました。

……さて。何の神様かわかるでしょうか。
今の日本では、弱体化後の姿のほうが有名ですので、
元でも後でもかまいませんので考えてみてください。

古代神道は行事にも概念にも関わってくるので、
古い文書を調べて解読していくのはとてもおもしろいですよ。
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