鮭の甘塩といった言葉があります。
意味は、塩分薄め、みたいな感じです。
意味はわかるのですが、それにさらに言葉を組み合わせて、
塩で甘辛く煮る、とかになると
あまくてからくてもうわけわからない感じになります。
『辛い』は『鹹い(しおっぽい)』の置き換え字なので
それはよしとして、塩の甘いとはなんなのか。
どこから来たのかは漠然と気にかかっていました。
それが昨日、ポテトチップのうすしおを食べ、
今日、のり塩を食べて、そのまとめを考えていたところ、
ようやく意味がわかりました。
ポテトチップののり塩は、すごく塩がきつめ。
うすしおはのり塩に比べて塩が、『甘め』
……だったのです。
『きつい おしおき』←→『甘い おしおき』
などの対比になる、『きつい』と『あまい』。
塩になると、何故か『甘口』と『辛口』になるから
意味がわからなかっただけ。
あまくちときつくちなら、誰も間違えることがなかったでしょうに。
概念が理解できて、なんだかすっきりしました。