最近電車にも乗っていないのですっかり忘れていましたが
近所の中央線の高架化が完了したようです。
たしか11月6日ごろだった気がします。
全体で見ると三鷹~立川間ですが、
個人的には国立~立川間には赴き深い踏み切りが
いくつかあったのですこし残念です。
もうほとんど覚えていませんが、
遮断棒があったんだかなかったんだかわからないような
小さな踏切が、写真を撮る前になくなっていたのが
一番のがっかりです。
その他の問題としては、高架工事をいっぺんにできないせいで
駅も線路もごまかしごまかし工事していったせいか、
すごく使いにくくなった駅もあるようです。
東京駅なんかは無駄な古さを保持するために
500億円くらいかけて対応するらしいですが、
その10分の1か50分の一かで済む国立駅の駅舎は
完全に捨て去られてしまったのも残念です。
また、どこの駅も新しくなったわりには、
自殺防止柵がついていないらしいのもがっかりです。
そもそも踏み切りを横断する暮らしをしていないわたしとしては、
高架になったところでなにか変わるわけでもありません。
よくよく考えてみれば、線路が高架になったからといって、
どこでも高架を横断できるわけではありません。
周りには家があるので、結局行き来できるのは
いままで踏み切りがあった場所だけです。
せめて高架下や横が、札幌~桑園駅のように
遊歩道になっていて歩けるとかであれば、
かなり行動の自由も広がるとは思いますけれど、
今のままではちっとも変わった気がしません。
高架下が駐輪場になってもおもしろいと思っていましたけど
そんな感じもありませんし。
個人的な感覚としては、今まで見えなかったところに高架が出来て、
高架の足やガードがまるで壁のように見えてしかたありません。
むしろ、こちらと向こうで視界もろとも
分断されてしまったように感じます。
唯一よくなったと思ったのは、電車に乗っているときの見晴らしです。
国分寺駅あたりからだと、今まで一瞬しか見えなかった
田無タワーが高架だと結構よく見えます。
夜の国分寺付近で北を向き、遠くに変な色の骨組み塔が見えたら、
それが田無タワーです。なんでも次の日の天気を知らせるために
微妙な色で光っているのだとか。
良くも悪くも流れ過ぎ行く、時間の流れです。