気になってしかたなかったので、
友達から夜景の写真をもらってHDR合成を試すことにしました。
適当にネットでやり方を調べてやることにしました……が。
わたしのフォトショップのバージョンでは
そんな合成はできないとわかりました。
もっと新しいものになれば、自動処理でHDR合成をしてくれる機能が
ついているらしいので残念です。
でもどうにかできないかといろいろ調べてみたところ、
わたしが見たことのある、CGなのか写真なのかわからない画像は、
簡単なHDR合成手順ではなく、もっと複雑な、
なにかの手順を踏んでいるように見えてきました。
画像いじりの世界も奥が深いです。
そのうちわかってきたのは、どうもHDR合成とは
うしろに合成と入っているだけに
どうもコラージュっぽいものだということです。
通常、デジカメ写真の補正は、一枚単位で行います。
全体的に暗いと思えば白飛びがなくなる程度に明るくします。
でも、それではかなり暗いところは暗いままです。
HDR合成ではそういうところもかなり明るくします。
これはどういうことかと考えると――
明るい部分を明るくし、それでも暗い部分は
範囲指定でそこだけ切り出して、レベル補正をかけて明るくしていって
全部を同じような明るさで統一したもの、というような概念です。
影が必要ないもの、たとえばフィギュアの写真やお菓子の写真で、
レンズや光源の関係で下地に意味のない影ができますが、
ああいうものを消すなどにはすごくいいのかもしれません。
そうでないものには、下手をすると影が消えてしまうので
メリハリのないのっぺりした画像、
たとえばアニメ塗りのような、現実感のない、
絵なのか写真なのかわからない画像になってしまうこともあるようです。
それはそれで面白い味がでるというだけで、
HDR合成が写真の行き着く完成系、というものではないようです。
こうして調べてわかったのは、HDR合成は結局
音楽ソフトでいうコンプレッサとほぼおなじようなもの、
ということでした。
HDR合成……明るさレベルを画面全体で均一にするようなもの
コンプレッサ……音量レベルを曲全体で均一にするようなもの
いつかもっと勉強して、CGだか写真だかわからないような、
あのぬらぬら光る夜景画像をわたしも作ってみたいと思います。