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直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

かき氷のシロップは全部違う味

2018年08月05日 | ちょこのひとかけ


この時期になると、ぼちぼちと
『かき氷のシロップは全部同じ味』とかいう文を見るようになって
とても嫌な気分を味わいます。

たとえば、ここにガリガリ君のようなアイスバーが二本あったとして。
暑い中で、キンキンに冷やしたそれを「二袋とも食べていいよ」と
言ったなら、うまいうまいと喜んで食べる人はいるでしょう。

でも、そのアイスバーを外に出しっぱなしで溶かして液体にし、
36℃の生ぬるい飲み物にして、「二袋とも食べていいよ」と
言ったなら、おいしくないからいらないと断られることでしょう。

原材料はまったく同じなのに、凍っていたらおいしくて、
溶けてぬるかったらおいしくない。
『おいしい』や『おいしくない』というのは、味の感想です。
なぜ、原材料がまったく同じ食べ物なのに、
こんな反対の味の感想が出てくるのでしょうか?

と言えば。温度と食感も、味の一部だからです。
原材料が同じだって、温度と食感が変わるだけで、
まったく味が異なります。

つまり。
原材料がまったく同じでも、記載のない温度だけで
味は変わるものなのですから、
香料という原材料が違うかき氷のシロップなんて、
それぞれ完全に違う味であるに決まっているでしょう?

『かき氷のシロップは全部同じ味! 香料が違うだけ!』
という感じの文も見たことがありますが、
どこの誰が、そんな流言蜚語を流布したのかと、
目にするたびに本当に憤りを覚えます。
『かき氷のシロップは味ごとに違う香料と色素! 
だから全部違う味!』
が正解です。

もし、『かき氷のシロップは香料が違うだけで全部同じ味』
と言いたいのであれば、
「一卵性双生児はDNAが同じだから二人とも同じ人間!
ただ中身が違うだけ!」と主張してからにして欲しいと思います。
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