直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

町と街

2024年09月01日 | ちょこのひとかけ
テレビをつけたら町と街の違い、というようなことを言っていて
思わず眺めました。

町は人が住むようなところで、
街は店などがあるようなところ、
と言っていたように思いますが、
ほんとかなあ? と疑うような話でした。

たとえば、居住区と商業区が完全にわけられている場所が
あったとしましょう。
居住区には店が一軒もないとします。
他人の概念で言えば、これは『町』です。

では、その町の大通りに、等間隔に木を植えていったらどうなるか。
……と言えば、それは『街路樹』と呼ばれることでしょう。

そして、その街路樹が植わっている道は
『街路』と呼ばれるはずです。

商業施設がないのに、町の中の道は『町路』ではなく
『街路』になるのです。

つまり、店があるかどうかは『街』の概念に含まれていません。

個人的な感覚としては、
『なんらかの都市機能的観点でまとめられる地域』
や、
『栄えている場所』

『街』
と呼び。

『単に人が集まっている、居住している地域』

『簡単に地域全体』

『町』
と呼ぶ。

という感じかなあとは思います。

街路樹や街路は、『都市機能や、近代的都市計画によって
なんらかの都市的概念に基づいて作られた』から、
どんなにひなびた場所にあっても『街』を使えるのです。
そういった町へ続く道は『街道(かいどう)』と呼ばれます。

そういう機能を考えなければ、
町路ではなく、あたりまえの『町』を省いて
単に『路地』や『道(路/みち)』と呼ばれると思います。


もっとサンプルとってよく考えたら違うかもしれませんけど。
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