死神。今日出会ったことば。
最果タヒさんの詩で出会った。
恋の反対語は死神であってほしい、と思った。
、、思ったし、
私の中では
恋の反対語は当面の間「死神」にします。(笑)
恋と幽霊は近い。同義語に近い。
愛は死神よりだな。紙一重。
愛は持ち出せる。運べる。持てる。静止し固定されている。だから私のなかでどこか嘘をはらむ、どうしても嘘を。端折ったにおいもする。
だから愛は死神より。
恋は火に近い。竜巻とか。まず持てない、運べない。静止し、固定することも出来ない。明日の朝、それはそこにあるかわからない。
それが恋。
幽霊は恋より。
最近の話。
恋をした人が死神につかまって愛の名の下に成敗されてしまったよ。その人を世間は愚者と呼ぶ。実際、迷惑をかけられた人からしたら愚者よりの愚者だろう。ぐしゃぐしゃだろう。
でもさ、みんなが守る、としているそれは、まんまと大きな死神によって愛の名の下に消えてしまったんだ。
私もそれを守っていたし、すがっていたんだけどね。
消えてしまった。
美しかったから仕方ないのか。
愛、という言葉ではとうていコンバート出来ない、すくいきれない、竜巻のような恋のような美しいものだった、それは。
それは偉大な幽霊だった。
魔法は消えちゃった。