日々是好日

9月2日(土)EE Tour、暑いのでプランBで

今日もEE Tourのため、早起きして京都の北大路駅に行った。するとゲストからメールが入った。待ち合わせの時間は9時だったが、8:50に京都駅に到着し、ホテルに荷物を置いてから北大路に向かうという連絡が入った。北大路でタクシーを乗り変えると時間と費用がかかるので、直接金閣寺に来てもらうことにした。
私はバスで金閣寺に行った。


ゲストはロサンジェルスから来られたパキスタン系アメリカ人のご夫婦だった。ご家族で鉄鋼の会社を経営されている。お二人は仕事で東京で1週間ほど滞在され、ビジネスを終え、京都1泊旅行に来られた。東京には何回も来ているが、京都は初めてとのことだった。レビューを見て、EE Tourを選んでくれたようだった。

金閣寺のタクシー乗り場でお会いして、中に入った。比較的空いていた。修学旅行生がまだそれほど来ていない。金閣寺から始めると、五戒のところで必ず笑っていただけるので、雰囲気が和らぐ。ベスト・フォト・スポットでいい写真をお撮りすることができた。


朝から暑くなってきたので、お土産屋で涼んでから嵐山にタクシーで向かった。タクシーの中で、昼食に何を食べたいか、お聞きしたら、奥様が嬉しそうに”That’s a good question.” 旦那さんが“New Delhi.” とおっしゃった。最初、なんのことかわからなかったが、京都にあるインド料理のお店の名前だった。アショカというインド料理店もあるが、ニューデリーはレビューが多いので、ニューデリーに行くことにした。予約の電話を入れた。奥様は説明にはあまり興味がなさそうだった。京都の蒸し暑さにバテ気味だった。

嵐山に着いた。小倉池のハスがまだ咲いていた。


この後、パンダのいない竹林を歩き、天龍寺のお庭のベンチで休憩し、この辺りまで歩いた。これは天龍寺の門の近くにある神社だった。初めて中に入った。天龍寺は大変大きなお寺なので、周りに塔頭や神社がいくつもある。


東京でビジネスを終えられ、早起きして新幹線で京都に到着された。この蒸し暑さの中で、あんまり無理をしたくないお気持ちはよくわかる。渡月橋まで歩くのはやめて、嵐電に乗った。よく冷房が効いていて生き返った気分。やっとゆっくり奥様とお話しができた。子供さんは3人で、歳の順で言うと息子、娘、娘。私と同じだ。お孫さんは3人でこの10月にもう1人生まれるそうだ。もうすぐ私に追いつく。


嵐電天神川駅で降りてタクシーに乗った。ニューデリーに到着。


お二人の母語はウルドゥー語だが、ウェイターとヒンズー語で楽しそうに会話されていた。ウルドゥー語とヒンズー語はよく似ているそうだ。


ご夫妻が注文された後、私はランチメニューを見て注文しようとしたら、もう全員分、頼んだと言われた。


どんどん料理が運ばれた。カレー4種、ナン2種、オニオンサラダ、ライス大盛り、など。写真の濃い緑色のカレーはほうれん草カレー。見かけは悪いが美味しかった。ジャガイモも入っていた。カレー4種は、チキン、ラム、ほうれん草、豆。豆のカレーが一番美味しかった。ライスはもちろんロングライス。バターで炒めてあった。今までロングライスは嫌いだったが、カレーを乗せると大変美味しかった。そういうものなのだろう。奥様は仕事で忙しいのに、昼食と夕食の2回、毎日カレーを作るそうだ。「私は日本風のカレーを作ります。野菜と肉を炒めてお水を入れて煮込み、インスタントのカレールーを入れます。簡単で、夫でもできます。」と言った。安直すぎて、カレーの神様に叱られそうだ。彼らのカレーは最初から(from scratch)作り、材料は作るたびに変わるので飽きることはないようだ。


午後は、暑いところは避けることにした。予定では伏見稲荷と清水寺に行き、祇園で終わるはずだった。長時間、外を歩きたくないし、坂道は避けたい、買い物には興味がない、ということで、二条城と三十三間堂に行くことにした。暑い時のプランBだ。

二条城は御殿だけ歩き、お庭はスキップし、休憩所で涼んだ。


三十三間堂では1000体の観音様の前に立っている28部衆を興味深げにご覧になっていた。お二人はお堂の隣にあるハイアットリージェンシーに宿泊されている。ホテルにお送りしてお別れした。ホテルのフロントで三十三間堂のクーポンをもらえた。宿泊者は無料で入れた。知らなかった、ごめんなさい。パキスタン人を案内したのは今日が初めてだった。パキスタンについての知識が少なすぎて恥ずかしかった。国民のほとんどがイスラム教徒だそうだ。また、今日も面白いお話が聞けた。ありがとう。

いつもより早く終わり、さっさと帰宅した。清水寺に行かなかったので、それほど疲れていない。清水寺は高齢ガイドにとって過酷な場所だ。

夕食はまたカレー。インドレストランでたくさん食べ残したので、奥様が持って帰ったら、と言った。パックに入れてもらい持って帰った。食べ物を残したらバチが当たると彼女も私も思った。もったいない。黄色いチーズのナンも美味しかった。


おっとご飯。日本食。カレーでお腹がいっぱいになったので、今度はこれが食べ残し(leftover)になった。


夕食後、いとこのカズコちゃんにお礼の電話をした。巨峰と自家製の梅干しと梅酒を送ってくれた。昔はカズコちゃんのお母さんが私の母に毎年、巨峰を送ってくれていた。叔母さんが亡くなり、母が施設に入ったので、カズコちゃんが私に送ってくれるようになった。カズコちゃんは武蔵野美術大学で日本画を学んだ。私が小学生の頃、時々蒲田まで遊びにきてくれた。カズコちゃんと会うのがとても楽しみだった。今でも毎日絵を描き、日々上達しているそうだ。絵を描くことが天職だと思っている。長谷川等伯の素晴らしさを語ってくれた。ものの見方を教えてくれた。先祖の話しをした。気がついたら40分も喋っていた。



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