カプサイシン
足りてますか?
ジェリーわたなべです😋
足りてますか?
ジェリーわたなべです😋
「ケーキから出てくるクリームの色で一喜一憂するパーティーがある」
「あるブロガーが投稿したケーキが、後に大規模森林火災を生んだ」
こういった事実を読むとにわかには信じられないかもしれません。しかしこれらはすべて、アメリカで人気の「Gender reveal party(ジェンダー・リビール・パーティ、性別披露パーティー)」についての事実です。
今回の記事ではジェリーわたなべが、アメリカのカラフルなケーキにまつわる一風変わった習慣をお伝えします。
具体的には
①ジェンダー・リビール・パーティーとはなにか?
②ジェンダー・リビール・パーティーの問題点
の順で説明します。
謎フード的には「青やピンクのケーキ」ということで少し弱いかも。ですがアメリカが抱える社会問題の発端となった、社会派の謎フードなので紹介します。
ぜひご一読を!!
新生児の性別発表パーティー
ジェンダー・リビール・パーティーとは、2010年代以降に主にアメリカ合衆国で行われている習慣。新生児の性別を、友人たちの前で発表することが目的のパーティーです。
「青色が出たら新生児は男の子」、「ピンク色が出たら新生児女の子」という約束があります。
ちなみにケーキの場合、色は食品用着色料で出しているそうです。なので味は普通のケーキと同じだと思われます(謎フード要素終了^^;)。
似たような習慣にBaby Shower(ベビーシャワー)というのを聞いたことありますか。ベビーシャワーの場合は「新しいお母さんにベビー用品等をプレゼントして祝福すること」が主な目的です。性別を発表することが目的のジェンダー・リビール・パーティとは目的が異なります。
▼ジェンダー・リビール・パーティーでの失敗を集めた動画
ジェンダー・リビール・パーティーを一番最初に行ったのはアメリカ人ブロガーのJenna Karvunidis(ジェンナ・カーヴァニーダス)氏。
カーヴァニーダス氏は2008年に、ケーキを使って自身の子供のジェンダー・リビール・パーティーをしたことを自身のブログに投稿しました。
この記事はブログやYouTubeを通して徐々に広まり、2010年代には多くのアメリカ人に認知されるまでに至りました。
▼カーヴァニーダス氏とのインタビュー
「危険性」と「性の多様性」の観点からの批判
▲すべてはこのケーキから始まった…
最初はケーキの中に青やピンクのクリームを入れただけの慎ましかったジェンダー・リビール・パーティーも、時とともに過激になっていきます。
▲ワニに噛ませてみたり…
風船、野球のボールやピニャータ等に、青やピンクの物を詰めたまでは分かります。しかしそこは広大かつ自由な国アメリカ。青やピンクの煙が出るトラックを走らせる等の過激な演出が増加していきました。
爆走してみたり…
2017年には銃で箱を撃ち抜くという演出が発端となり、ついにアリゾナ州で森林火災が発生してしまいます。
▲「さすがアメリカ!」な絵ではある
森林火災を報じるニュース(見るからに燃えやすい草地でなぜ火薬を使うのか…)
さらに2020年に入ってもジェンダー・リビール・パーティーが原因と見られる森林火災が、カリフォルニア州で発生しています。この火災では、消火にあたっていた消防士の方が亡くなっています。
ジェンダー・リビール・パーティーを始めたカーヴァニーダス氏も、行き過ぎたパーティー演出に警鐘を鳴らしています。
またジェンダー・リビール・パーティーは性の多様性の観点からも批判されています。
トランスジェンダーやノンバイナリーの子供が認知されつつある現代社会において、新生児を男か女だけで判断することに疑問が呈されているからです。
森林火災を生んだピンク色のケーキ
アメリカ人ブロガーが2008年に投稿した1枚の謎フードケーキの写真が、拡散され過激化し、大規模な森林火災の遠因となったというお話でした。
このジェンダー・リビール・パーティー、ハロウィンのように日本でもいつか取り入れられるのでしょか?パーティーをする人は、ぜひ火気に十分注意してください!!
マニアフェスタ オンラインに出ました❗️
2020年9月26日と27日に行われるマニアフェスタ オンラインで、生配信イベントに参加しました。
アーカイブが残っていますので、もしよければチェックよろしくお願いしますm(_ _)m
ジェリーわたなべ情報
最後までお読みいただきありがとうございました。
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