宝塚宙組の旅

宝塚はTVでチラ見した程度で、1回でいいから
大劇場で見たいと思っていたら
「S席・宝塚ホテル・金券セット」の
旅を見つけたので、早速行ってみた。

大雪で高速が通行止めになっていた区間があり
遠回りしたのに、なぜか道が空いていて
予定より１時間早く宝塚ホテル着。
部屋BGMを３種類から選べるのが楽しい。
寝不足と移動疲れでちょい体調悪しの中
荷物置いてすぐ西宮北口駅の西宮ガーデンズへ。

1998年のglobeの阪急西宮スタジアムライブを
見る時、西宮北口駅を利用した時は普通の小さな街の
駅前だったけど、この2016年に駅を出たら
街が大進化してて巨大ビルがあちこちにできていて
都会な駅前になっててしばらく圧倒されてしまった。

ガーデンズの印象は、
外のハーブ＆中の植物が良い感じに育ってて癒された。
床がカーペットだったけど掃除とかメンテが大変そう。
服など見ても特に買う物もなく、成城石井で弱った体に
優しい夕食（なぜかチーズになったｗ）を買い
ホテルへ帰ってナチュールスパ宝塚へ。

ここは意外と狭い建物で洗い場が少ない。
銀泉は塩素臭きつめの気がする。
湯船に流れ込む湯が熱めだったので熱い湯が好きな自分は
すぐその場所に寄って行き限界寸前まで体を温めた。
金泉は塩素臭なく、湯の花みたいな成分がついてて良い感じ。
湯疲れして即ホテルに帰り、買った物を食べて
宝塚チャンネルをチラ見してから寝る。

ベットのスプリングがゆるすぎるのと
（普段は畳で寝てるので余計にそう感じる)
部屋の空調・機械音が、自分に合わないせいか
夜中に何回も目が覚めたのに朝起きると体調万全ｗ
温泉効果と宙組期待効果、凄いわ。

ホテルの朝食バイキングのシリアルが
充実してたので普段は絶対に食べないシリアルを食べた。
（自分の中では食事ではなくお菓子に分類してるから）
サラダ食材・とろろ・もずく・卵料理とか、
体に良いメニューが多くて良かった。

売店でお土産買って、すみれミュージアムへ。
戦中の公演ポスターが戦時色強くて
（劇名に「軍神」とかついていたり）
零戦とか戦艦のイラストが出ててオオッ！と思って
（漫画っぽいけど良い味を出していた）
思わず撮影して良いか聞いてみたら、ダメで残念。
戦時色がない戦前昭和初期のポスターとかも
デザインが古臭くなくてすごくカッコよかったな。
次行くならじっくり見たいわ。

手塚治虫記念館では、前から気になってた
「リボンの騎士」の漫画を探すと、２種類あり
（少女クラブ版と、そうじゃないやつ）
少女クラブ版１話を読んでみたら面白かったので
いつか全部読みたいと思った。

ここの売店では、ミニマイクロスコープ小型顕微鏡
倍率15倍（ザ・スタディールーム発売）という物があった。
見本があったので、自分の手にしてたシルバーの指輪
（微細な欠けと傷ありのスタールビー付で3000円程度ｗ）
を見たら、石の微細傷やシラーが
はっきり見えて面白かったので購入。

いよいよ大劇場へ、と、行く途中に関係者口あたりから
男役風の人が凄いオーラ出しながら出て来て
颯爽と歩いて街へ消えていった。
異空間から出てきたみたいに1人だけ世界が違って見えた。
なんて凄い空間なんだここは・・・

宝塚の殿堂では、人・衣装・装置がよくわかって良かった。

そして開演！！

１階中央という見やすい位置で初体験としてはすごく良い席。
添乗員の人が「天候悪化でキャンセルが出てたので
私が担当した中で過去2番目に良い席が取れてます。
期待してください。」と言ってたとおりだ！

まず生演奏の迫力が良い！幸せだ！
舞台背景や装置が面白くて持って行った
双眼鏡は全く使わずに芝居見てた。

途中の祭の場面が、どこかの会社が出してる
タロットカード本体かタロット解説本の
「棒４」という良い意味の柄と似てた気がする。
パステルカラー風のカラフルな服で踊りまくる
この世界に入って、住みたいと思って
しまったぐらい好きな世界観だった。

女王の場面で背景が虹色にギラギラ光ってて面白かった。
パチ屋とかラブホみたいに異様に派手でｗ

ショーは最高。

この「HOT EYES」のフォントはwin98に入ってる中で
一番好きなやつだったので、なお嬉しい。
「HOT EYES!!」のテーマ曲は超好き。
曲スピードが途中から早くなる所も良いし、
何より気分アガる。この曲のシングルCDか
MP3を売って欲しいぐらい気に入った。
人生の神曲入り決定！素晴らしい曲と歌唱をありがとう。

娘さんの脚、綺麗すぎる。
脚フェチになってしまう人の気分がわかるわｗ
大階段にずらっと並ぶと「綺麗～」とうっとり見てた。
同じ女なのに見とれるぐらい、シュッとしてて
筋肉が良くついてて美術彫刻みたいな
理想の美しい脚だった。ああいう脚になりたい！
そういえば中高生っぽい学年の団体が見に来てたけど
年頃の男の子にはあの脚は刺激強すぎるよねｗ

途中で出演者の皆様が客席に下りてきた。
間近で歌い踊るノリノリ異次元オーラと
キンキラ服が凄すぎて、自分の列の横に来てた
男役の人をガン見してしまったｗ

昭和歌謡曲部分になり客のノリノリ手拍子が
パワーアップしている異常な一体感に
圧倒されてしまい、不思議と、
一緒に手拍子するよりも持って行った
双眼鏡で顔が見たい気分になり、
それからずっと双眼鏡で見てた。

せっかくの33年ぶり大階段大活躍なのに
肉眼では無視しているという贅沢ｗ
そのまま見てると、まなと様以外の人には
照明が当たっているけど、
まなと様は照明が当っていない場面になった。

まなと様は階段上の薄暗い所で、真剣・緊張感ある顔で
スタンバイしている。これは貴重なお顔拝見！
と思った2～3秒後に照明がまなと様の顔をサッと照らした。

その瞬間まなと様の顔が、パッ!!!!と太陽のように輝き
初日の出の瞬間みたいな神々しい素晴らしい笑顔になった。
凄い瞬間を見た！
手拍子してたら気づかないし見れない瞬間を見た！！

　・・・・これから何ヶ月も後に私は
　まなと様インタビューを読み
　『宙組の太陽のように組の皆を照らしたい』
　という気持ちを知り、まさにあの笑顔が
　そうだったんだと驚くのだった・・・・

自分もこんな笑顔をしてみたいと思うぐらい良かった。
大雪で心配だったけど、本当に来て良かったと思った。

宝塚歌劇にハマる熱い人々がいる訳がわかった。
舞台もショーも大満足で絶対また見たいと思った。

ありがとう！まなと様！宝塚宙組！