
「医は仁術なり」という言葉をご存知の方も多いと思います。
どこの家庭にも「かかりつけの医者」ホームドクターっていますよね。
私が子供の頃、歩いて数分の所にある内科小児科の開業医が
一家揃ってのホームドクターで、
何かあるとすぐにそこに掛かっていました。
評判が良かったのか、いつも混んでいました。
素人目には分からなくても、
手に負えないほどの状態と診断するや否や
自分の手中に引っ張り込まず、
すぐに大病院を紹介してくださるので、それも安心でした。
その当時は、今ほど車を運転する母親がいなかった
というのもあるのかもしれませんが、
よほど医者の診立てが良かったのか
患者が・・或いは病気が?今より素直で単純だったのか、
この薬を飲めば絶対治る、という気持ちも強くて
本当に、数日服用すればすぐに治ることがほとんどで、
他の医者に代わりたい、と思ったこともありませんでした。
最近は、歩いて行ける距離の医者に、
近所中の人が掛かっているか、と言えば、
必ずしもそんなことはないかなぁ・・と
私の身近での様子を見ている限りでは、そんな感じがしています。
医師との相性が良くない、治りが良くない、となれば、
すぐに別の医者を探すだけの情報網と移動手段が今はあるので、
そうなっていくのかもしれません。
今、我が家が主にお世話になっているホームドクターに辿り着くまでにも、
数件の開業医に掛かったという歴史がありますが
結局、最終的にそこが選ばれたと言う理由に
「医は仁術なり」
という言葉を思い出させる要素のある医師だった、
ということがあります。
若干、薀蓄(うんちく)を垂れる感があり

一人に掛ける診察時間が長いようですが
そのために発生する待ち時間を除けば、
とてもよい医者だと思っています。
辛かったですね、という思いやりの言葉もあれば
同じ過ちを繰り返すが故の発病には、厳しい言葉もあり。
そして医者の雰囲気も柔らかならば
看護士たちの雰囲気も柔らかで
とにかく全体の雰囲気が良いのです

これは、職場や学校でも言えることのように思いますが
中心的存在にいる人の人柄が、全体に影響するんでしょうね。

さて、その柔らかな医師に最近お世話になったのは
花粉対策で、早めに服用を始める薬を処方してもらいたかったからで
以前は耳鼻咽喉科に行っていたのですが
あまりの混雑振りに辟易

鼻への直接の治療はないけれど
薬だけなら内科でもいただけるとのことだったので
数年前から、その医者で処方してもらうようになりました。
まずは私が一番先に処方してもらい
そして、他の家族が順に数日後に処方してもらいました。
(花粉症率の高い家族なんです

私は何も言われなかったのですが、
他に眠気を誘う薬を服用している家族が
これ以上眠くなると大変だということで
眠気の少ない鼻炎薬を処方されたとのことでした。
以前、パイロットが花粉症になると、
それだけで退職しなくてはならなかった。
が、花粉症罹患率の高い今、それで退職させてしまうと
パイロット一人を育て上げるのに、
莫大な費用が掛かることを考えると損失が大きい、
ということで、パイロットでも服用出来る鼻炎薬が開発された。
・・・というのがこれです

という説明の元に処方された鼻炎薬・・って、
ほほう、どんなのかな



と思って見れば、
私に出されたのとおんなじ

また別の家族が次に掛かった時も
同じパイロットの話付きで、同じ薬を処方されました

先生、きっと何人もの患者さんに
この薀蓄を垂れて・・もとい・・お話されていらっしゃるのね

でもそのお陰で、こうしてブログ記事も書けるわけで・・
じゃなくて

それだけ丁寧なお話を、一人一人の患者さんにしてくださるマメさが、
有難いし、医者として大切な心構えの一つじゃないかな、と
この先生を見ていて、いつも思うことなんです。

長くなってしまったので、このくらいで終わりにしようと思いましたが、
一つ忘れていました。
ご報告です。
秋からずっと要観察中だった乳がん検診の件ですが
再々検査の結果、やっとと言うか、晴れて「白」となりました。
「白」と言いつつも、引き続き
半年に一度の検診はしてください、とのことなので
また挟まれ

まずは、一安心。
ご心配をお掛けしました

今日の画像は
今回お世話になった乳腺専門の開業医にあった
花や飾りたちです。
別の科もあるので、女性オンリーの病院ではないのですが
なんとも清潔で優しい雰囲気で、
挟まれ



これもまた、広い意味で「仁術」と言ってもいいのかもしれませんね。

仁愛の心を本とし、人を救うを以て志とすべし。
わが身の利養を専ら志すべからず。
天地のうみそだて給える人をすくいたすけ、
萬民の生死をつかさどる術なれば、医を民の司命という、
きわめて大事の職分なり」
貝原益軒「養生訓」より
「仁」とは儒教の根本思想のひとつで、「一切を包容して向上させるもの」です。
さくらこさんのかと思いましたよ。
私はほとんど医者には行かないので、掛かり付けと言っても、前回いつ来たかな?と考えさせられる位行ってません。
なので無いに等しいです。
でもこれ位良く説明してくれれば、納得出来ますよね。
優しい医者が近くに有って良いですね。
長い時間心配が続きましたねぇ。
あの検査すごい痛いので二年に1度でも嫌だなぁと思ってましたが
この年齢になると大事ですよね・・・
そろそろワタシもまた受けてこようと思いました。
すばらしい仁術を備えたホームドクターに巡り合えて
この先の人生安心ですね
ワタシの場合は、先生や看護師さんは良くても
受付の方が無愛想で事務的で冷たい言い方をされる病院に二つほど当たり
かなり印象を落としていました。
あまりにも嫌味な受け答えをされた日、併設の調剤薬局に愚痴ってきたら
しばらくしてその受付の女性の態度が軟化されてきました。
ワタシだけが感じてたんじゃなかったんですね
長女が巨大な動物病院の受付嬢になるので
病気のペット達のオーナーさん方に親身に接するよう常々申しております
良かったですね。本当に良かった、ホッ。
お久しぶりです
『白』ばんざーい
です。
良かったです。
かかりつけ医が大切な事はよーく?!分かってるけど、何かなければ受診しない。
回数が少なくても何回か受診していたらかかりつけ医としてみなしてくれるかなぁ
ちょっと心配・・・
健康って大切よねェってつくづく感じます。
乳がん検診の結果「白」で良かったです。
おめでとうございます。
面倒くさくて 痛くて大変だけれど 検診行ってくださいね。
医は任術…昔はそんな感じの先生も多かったですね。見ていただくだけで安心できるというか・・・
私が今かかっている医院も 先生と波長が合うというか 整形外科なのに 何でも見て貰ってます。先生も???と思うときは すぐ他の病院の紹介状を書いて下さるし
とても安心できるんですよ。
大きな所もいいですが 個人医院もいい面がいっぱいありますよね。
とっても優しい先生なので 患者さんも多くて
予約でも1時間待ちなんてざらですが ず~っとこの先生に見ていただこうと思っています。
だから写真撮ってきました。
ここで飾ってみると、なおいい感じに見えて気分も
私も掛かりつけと言いながら、そんなにしょっちゅう診てもらっているわけではないんですけど、何かの時にお世話になるって感じですね。
「前回いつ来たかな?」くらいでちょうどいいと思いますよ。
健康ってことですものね
もう少し知的感が強くて薀蓄たれ(笑)なんだけど、柔らかな感じは似てるかな~。
優しいだけじゃなくて、注意すべき時はちゃんと言ってくれるし、本当に安心して診てもらえますね。
医療機関で態度が気になる所は、誰もが同じことを思っていると思うよ。
でも、調剤薬局の方もちょっとした患者さんの情報をちゃんと伝えてくれたんだね。
こういう連携って大切だよね。
大型動物病院・・ってどんなとこだろ・・って気になってます
ドリトル先生のドラマに出て来たような病院を思い浮かべちゃった。
娘さん、いよいよ就職なんだね。
おめでとう
受付の印象は大切だよね。
病院の顔でもあるポジション。
爽やか笑顔でがんばってくれるといいね~
精密検査までされて、結局白って言われることも多いみたいですよ。
結果オーライと思えばいいんだけど、かなり痛かったり、ダメージが大きいみたいね
出来れば受けたくない検診なんだけど、半年に一回・・まあ、しゃあないね
秋からずっと引っ張ってきていた話題だったのできちんとご報告しないとね。
半年ごとの検診は、ちょっと嫌だけど、まあ結果が良かったので、何よりですね。
ぽんちゃんも、検診怠らないようにね
長くご心配お掛けしてました。
実際同年代で乳がんになっている人もいるので、検診は怠らないようにしないといけないね。
痛いから嫌だけどね
私はちょっと貧血気味だったり、鼻炎もあるので、掛かりつけの医者と疎遠になることはないんだよね。
血液検査も定期的にしてくれてるので、他の異常もあれば早く分かるし、それは助かる。
でも、インフルエンザの流行ってる時期はなるべく行きたくないんだよね。
元気であっても、マスクを着用して行ったりしてます