たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

絶景!唐松岳♪ & 白馬の旅 ②

2014年04月06日 | 旅日記-山編

おはようございます!2日目の朝。
天気予報もばっちり当たっていいお天気♪ 昨日の雪が嘘みたい。
意気揚々とゴンドラ乗り場へ向かいます!

ゴンドラもリフトも予定通り運行しているそう。良かった~! 

向かう方向の空は雲一つない青空!まさに洗いたての空って感じ♪
ゴンドラ乗り場には少し行列が出来ていたけど、待ち時間は5分程でした。
夏、唐松岳に登ったというスキーヤー御夫婦と会話をしているうちにあっという間に順番がきました。
昨日の新雪のおかげで、スキーも最高だろうな~。

山装備の人は私たち以外に数人程度。スキーヤーに珍しがられてたような(笑)

ゴンドラからの景色。あの向こうにはどんな景色が広がってるのかな。 

ゴンドラでうさぎ平へ。そこからはアルペンクワッド、グラートクワッドとリフト2本を乗り継いで八方池山荘へ。
リフトはそれぞれ乗り場でチケットを買います。
ゴンドラは往復で1600円。リフトはそれぞれ往復600円でした。

スキーを履いてないのにリフトに乗るのがなんだか新鮮! 

ゴンドラに乗ったのは8時半ちょい過ぎ。八方池山荘には9時ちょうどくらい。
30分程で一気に1,060m標高を稼ぎました(笑)

八方池山荘で、予め書いておいた登山届けを提出。
山荘は営業時間外だったけど、お手洗いは借りることができました。
協力金を渡そうと思ったら、面倒だったのか「いいですよ」って。すんません。

準備運動をしたらいよいよスタート!
昨日の雪がたっぷりだったけど、先行者がいるのでトレースはばっちりです。
とりあえずしばらくはワカンもアイゼンも必要なさそうなので、ツボ足でスタート!(9:15)

風もほとんどなくて、歩けば暑いほど。中を1枚脱いでジャケットを羽織っただけで十分なくらい。

登山者の他にも、山スキーヤーが登っていきます。
3月下旬とはいえ前日にたっぷり雪が降ったので、どんな山行になるのか、ちょっぴり不安でドキドキ。 

山荘を出発して最初の急登が過ぎたら、右手に白馬三山がくっきりと!!!
写真を拡大したら、白馬山荘?もぼんやりと写ってました。
これだけクリアな景色が見えるなんて、真冬に逆戻りしたようなお天気のおかげでしょうね。
新雪に覆われて、真ーっ白な山々が輝いていて、サングラスがないと目が開けてられないくらい。 

左手には、かっちょいい五竜と耳が印象的な鹿島槍も!これぞ冬のアルプス~!!
雪煙が気になるけど。あの辺りは相当風が強そうですね。 

しばらくツボ足で登ったけど、やっぱり雪が深くて八方山ケルンでワカンを着けました。

ワカンのおかげで歩きやすくなったけど。 

それでもこの位は埋もれてしまう・・・。昨日はどれくらい降ったのかな・・・。 

これから歩く稜線がずずずい~っと。アップダウンはあるけど、ざっくり見るとなだらかで歩きやすそう!

振り返ると頚城山塊もずらりと。

右は第二ケルン。左手のは八方ケルン。広い尾根だから、ケルンがありがたいですね。
あ、わたくし、八方ケルンを見るのがとても楽しみでして。ちょっとワクワク!

八方ケルン!!!初めまして~♪ふふっ。サングラスをかけて、遠くの山を見つめる顔みたい!
見たかっ・・・、会いたかった!
途中カメラを落として雪がついていたのか、キラキラした写真になっちゃったけど。
おかげで嬉しそうに喜んでる顔に見えるね(笑)この青空に、八方ケルンも笑顔!

山頂の方はガスで覆われちゃったけど、まだ心配するほどでもないかな。 

八方池に到着!(10:10) 

湖面はすっかり雪に覆われてました。 

細かなアップダウンを繰り返したら、下の樺へ。この辺りは幕営適地らしく、テントが1張り。すごいな~。 

上の樺への登り。結構急! 

あの方は他の人のトレースを歩くのが嫌だったのかな。外れたところを黙々と登られてました! 
根性ある~!

上の樺辺り。あはは、さらに急な登りが(笑)
その前に休憩をする人が結構いるようです。私もお腹がすいたので、ここで少し休憩。
私の雪山の定番行動食、かりんとうでエネルギー補給!
動いているときは全然寒くないのに、止まっていると急激に体温が奪われていくので
ちょっと休憩した後はすぐにスタート! 

急なところをぐいぐいと登っていきます。
トレースは3本。登山者の気合というか意地でしょうかね(笑) 

急な登りを終えたらやっと丸山が近づいてきました!
さっきまでほとんど風がなくてたまに突風が吹くくらいだったのに、ここに来たらものすごい風! 

丸山まであと少し!前方の雲の流れの速さがものすごい!! 

唐松岳山頂とか不帰ノ險もすっかり雲に覆われてしまった・・・。どんどん流れて行くんだけど、姿は見えず。 

丸山への最後の登り。この辺りだと、もうずっと間断なく強風が吹き続けていて怖いくらい。
慌てて1枚着込んで、雪面もしまっていたのでワカンからアイゼンに履き替えます。
風は見えないから仕方ないけど、雲の流れの速さから風が強いことは分かったんだから
もっと早目に着込んだりアイゼン着けたりするんだった。失敗失敗・・・。
アイゼン着けてるうちに、どんどん体が冷えて(>_<)オーバー手袋してるのに手もどんどんかじかんでくる!
こうなると心に余裕がなくなってきちゃう。雪山の洗礼をガツンと受けてしまった・・・。
天気が良くても油断しちゃだめだね。 

強風に耐えながらようやく丸山に到着!(11:55)
雪煙がバチバチ顔に当たって痛い痛い!!
そういえば、凍傷になるかも!って恐怖というか危険を感じて慌ててフェイスマスクをぐいっと上げました。
これまでにも冷たい強風に晒されたことはあったけど、この危機感、初めてだったかも。
アイゼンを着けた後、手もしばらく痛くて感覚なくなっていて、ホント怖かった・・・ 
歩き始めたら感覚が戻ってきたからホッとしたけど。。。

さて。ここからどうしようか。山頂もうっすらと姿を見せてきたんだけどなー。
丸山まで来たら、あまりの強風に戻っていくパーティーがほとんど。
先に進んでいるのは2、3組ほど。

強風の中ちょっと悩んで、とりあえず山頂は諦めて。
行けるとこまで(帰れるとこまで)進んでみることにしました。 

身体を持って行かれそうな風が怖い!
風上の方に体重をかけて耐えるんだけど、風がふっと弱まると、そっちの方にふらっとバランスを
崩しそうになるのがさらに怖い!

相方は変なスイッチが入ったのか、どんどん進んで行くし。
不安になって「どこまで行くのー?」って叫んでも、風に声はかき消されるし。
とりあえず慎重に歩きながら後に続いて。 

強風の中のトラバース。怖かった~。
ピッケルに替えておくんだった・・・。余裕がなくなると判断力も鈍る・・・。

どうにかこうにか、ここまで到着。 
写真にはほとんど写ってないけど、あれがピークかな。
標高でいくと、山頂まであと100mくらい?

ここからはさらに稜線が狭くなって、両側がかなりの急斜面。
風は相変わらずものすごくて。バランスを崩したらこりゃやばい。

相方はこの上の、人が二人いるところまで行きたかったらしいけど、
下りのことを思うとさすがに怖くて。今回はここを最終地点にすることにしました。(12:20)

後で思い返すと残念だったんだけど、この時点ではもうこれが精一杯。
なので引き返すのになんの未練もありませんでした。

記念に1枚! 

慎重に下りてきて、振り返っての1枚。シャッターのカバーが凍ってたのか、途中までしか開いてない(笑)
左側斜面では風が渦巻いていて、丸い模様が残ってた。 

丸山から下って振り返ると、不帰ノ險がまた見えてきた!その姿をしばらく眺めて。
これが見れただけでも良かったかな。でも本当は、唐松山頂から真っ白な劔が見たかった~!!!!!

急な斜面をぐいぐい下って。下りはあっという間・・・ 

シュカブラが綺麗! 
相変わらず風が強くて、小さなつむじ風に巻かれて目の前が一瞬真っ白になってびっくり!

ぐんぐん下って。 

さらに下って。 

下の樺を過ぎた辺りになると、ようやく風も収まってきました。
五竜も鹿島槍も隠れてしまったけど。斜面の雪がとても滑らかで綺麗。

スキーで滑った後もところどころに。綺麗なシュプール!

八方池ケルンまで戻ったら、やっとここで休憩。
温かいミルクティーとランチパックでホッと一息。

八方ケルンに戻ってきました。(13:40)
唐松岳、山頂に行けなかったよー。八方ケルンもなんだか残念そうな顔。 

ここまで下ってくると、丸山付近の風が嘘みたいに収まって、のんびり穏やかな春の雪山。
あの風はなんだったんだろうって思うほど。

とうとう八方池山荘が見えてきました。 

振り返ると輝く山々。
山頂に立てなかった悔しい気持ちは不思議と全くないけど、やっぱり残念で。
それでも山は綺麗!また来るよ。 

八方池山荘に戻ってきました。(14:00)
今日も無事に戻って来れて感謝感謝!

山荘前で、講習会に参加している山仲間にばったり会ったりして、
しばらく話をした後は、いよいよ下山です。 

リフトとゴンドラを乗り継いで。 

冬にゲレンデのリフトの下だりに乗るのって初めてで。
これまた面白かった!

麓に着いたら宿に戻って、荷物の整理をさせていただきました。
ホントいいお宿。スキーに来るときは、ゲレンデにも近いしここに泊まろうかな。 

今夜のお宿はまた別なので、シャトルバス乗り場へ。
途中、木に積もった雪がオコジョと雷鳥に見えた♪ どう?見えません? 

バスまで時間があったし、おなかペコペコだったので軽く食べることにしましょ~。
私はサラダクレープ♪ おいしかった! 

 

ももちゃんクレープ。
髪(カツラ?)がピンクのファンキーなおじちゃんが作ってくれました(笑)

さてさて次のお宿に行って、早くのんびりしましょ~。

 

2014.3.22  唐松岳



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4 コメント

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Unknown (momomo)
2014-04-08 01:29:05
たまちゃん、こんばんは。

そうか、たまちゃんはスキーを付けずにリフトに乗ることってあまりないんだよね。
ぼくなんか、リフトで高度が稼げる山が大好きだから、
登山靴でばかり乗っているよ。
最近は高尾山が多いねえ(笑)。

丸山まで行けば唐松まであとひと頑張りだけど、
無理しないのが大正解だよね。
それにしても風が強いところでストックのままって、
二人ともいい根性しているなあ(笑)。
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凄い ()
2014-04-09 07:44:31
冬山の雄大さと過酷さを堪能させてくれたたまちゃんに感謝!
強風に良く耐えました!拍手。
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残念でした~ (momomoさんへ)
2014-04-09 22:06:14
スキー場のリフトだったので、余計に新鮮に感じたみたいです♪
ちょうど前の週がスキーだったのもあるかな。

お天気が良かっただけに、本当に残念でした~
冬の風は怖いですね・・・。
ストックのままだったのは、根性っていうよりも、無謀でした^^;
ハッと気がついて、「ここじゃ絶対転べない!」って思ったら
一歩一歩が怖くて!
心に余裕がなくなると、判断が鈍るんだなって実感です。。。
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綺麗でした~! (○さんへ)
2014-04-09 22:08:59
ありがとうございます!
山荘付近は微風だったので行けるかなって思ったけど、
やっぱり冬の山は甘くなかったです^^;
でも、厳しいけどその分素晴らしい景色でした。
またこんな景色を見れるように頑張りたいです♪
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