好きでたまらない山

金曜日の夜、地平線会議の報告会を聴きに行ってきました！
地平線会議？？？

地平線会議は、探検・冒険から登山、旅、さらには民族調査やボランティア活動まで、
世界を舞台に活動を続けている行動者たちのネットワークです。発足は1979年8月。
設立当初は、大学探検部・山岳部の出身者をはじめ、国内・海外のフィールドでの体験を
かさねた人たちが中心メンバーでしたが、しだいに一般の人たちの参加も増え、現在では、
ごくふつうの勤め人から主婦、リタイヤ組まで、多彩な顔ぶれが活躍しています。
（地平線会議HPから抜粋）

月に１回、この冒険や旅の報告をする場が「地平線報告会」というらしいのです。
おおー、おもしろそう！
しかも今回の報告は、先日赤岳でお世話になった天野さんの「好きでたまらない山」
というわけで行ってきましたー！

仕事がちょっと長引いたので、最初の２０分くらいは聴けなかったけど、明治大学山岳部や
ヒマラヤ登山の話しなどなど興味深い話しがたくさん聴けました。
本でしか知らないヒマラヤの世界を、行かれた本人から話しが聴ける機会ってなかなかないですよね。
正直ヒマラヤの山って、まだどれも同じに見えてしまう私だけど

ずっとワクワクしながら聴いていたのですが、なかでも印象的だったのが、
アルパインスタイルで登るようになった経緯とか、無酸素で登ることへの思い。
ただ斬新なことをやるってわけじゃなくて、高い山に登る意味を真摯に考えて
山と向き合われているんだなーって感じました。

それと、小さい頃宇宙飛行士になりたかったという天野さんの、ヒマラヤの山の頂で宇宙を
感じたという言葉。
宇宙を感じるってどんななんだろうー。
小学生の頃、理科の授業で星の世界を習ってから、私も宇宙に憧れていた時期がありました。
お年玉をはたいて天体望遠鏡を買って夜空を眺めたり、眠い目をこすりながらハレーすい星を探したり。
友達に「算数が苦手だったら宇宙関係の仕事はできないよ」って言われてあっさりと諦めたけど・・・
ルース氷河に憧れるのも、星野道夫さんが「宇宙と対話できる不思議な空間」（「旅をする木」より）って
書かれているからなのです。
「宇宙を感じる」、いいなー。

最後には島の話しまで聴けました。しかも南硫黄島！超貴重
調査のために25年ぶりに上陸許可が出て、その調査のサポートで行かれたんだそうです。
まさか島の話しが聴けるなんて、びっくりしたけど嬉しかったです。
あっという間の２時間半でした。

いやいや、初めて行ってみた地平線報告会ですが、これまでの報告者もすごい人たち
ばかりなのですねー。世の中いろんな方がいるんだなーって楽しくなります。
また機会があったら行ってみようー。