快適な小屋でぐっすり眠れました!
起きたら天気予報通りの雨・・・・・。昨日のうちにここまで歩いておいて良かった・・・。
今日はこのまま一気に折立に下りることも考えたのだけど。
帰りの新幹線は明日だし、街に一泊するよりはやっぱり山にいたいってことで、
計画通り太郎平小屋に泊まります。
本日の行動時間、短か!
折立からのバスの時間に合わせて、ほとんどの人が早目に出発していきました。
私たちは時間もたっぷりあるし、雨も強いし、様子を見ながらのんびりと。
今日はスゴ乗越まで行くと言う学生さんグループが、山荘で雨宿り。
余っていた行動食のパンをあげたら、喜んで食べてくれました。
雨の中薬師岳を越えて歩くのだけど、それでも楽しそうで。若いっていいなー。
ちなみに。
最近の私たちの行動食は、ナッツとかバナナチップとかに加えて「アンパンマンのミニスナック」
40超えたおっさん、おばさんには可愛らし過ぎるけど(笑)結構食べやすくっていいのですよ。
そんなこんなで8時過ぎまでうだうだと過ごして。
山荘のおじさんが「今日は太郎平まででしょ。もっとゆっくりして行けば」って言って下さったのだけど
8:30に太郎平小屋に向けて出発です!
お世話になりました!
「次は白玉あんみつ食べにきます!」って言って出てきたら笑われちゃった(笑)
雨はだいぶ小降りになったけど、まだまだよく降り続けます・・・
晴れていたらメルヘン~♪な景色だろうな。
薬師平から先は、登山道が沢状態・・・。
ホントにここ歩くの?!ってびっくり。
もちろんなめてちゃいけないから慎重に歩くけど、ちょっと楽しかったり(笑)
去年の夏の経験が活きたかな?焦らず落ち着いて歩くことができました。
薬師沢のテント場が見えてきた!
雨の中のテント、すごいなぁ。私も雨の中テントを張れるくらい強くなれたらな。
太郎平まではまた木道。ここも晴れていたら・・・
いいや、ここはまた歩くだろうから、そのときに晴れますように♪
太郎平小屋に到着!(9:50)
本日の行動、終わり(笑)
まだだーれもいません(笑)
雲ノ平や黒部五郎へ向かう人、薬師方面へ行く人、たくさんの方が泊まるので、いつも混んでいるらしい太郎平小屋。
お天気が悪い今日はそれほど泊まる人はいないかなって思ったけど、翌日からのお天気を期待して
結局たくさんの人が登ってきました。
でも、いつもほどいっぱいにはならなかったので、私たちは蚕棚の上、4畳程のスペースを使わせていただきました。
隣とは仕切りがあるので、こちらでものんびり過ごすことができてラッキーでした。
大して歩いてなくてもおなかはすく・・・(笑)
お昼にはラーメンをいただきました!行者にんにくが効いていておいしかった!
外は雨。談話室でお茶したり本を読んだり。
部屋に戻って地図で通ってきた道を眺めたり、次はどこを歩くか作戦会議したり。
まーったりと、でもワクワクいい時間。
そして夕飯(笑)
やっぱりおなかは空くのですよ。
夕飯後、少しだけ雨が上がったのですかさず外へ!
風はびゅーびゅー強いけど、やっぱり外は気持ちいい~♪
明日は折立に下りるけど。
黒部五郎や雲ノ平、その奥も歩いてみたいな。
行きたい所が増えて困ってしまう・・・
夏の山小屋って言ったら、1畳に2人とかって聞くけれど、今回は1人で2畳。
隣りを気にすることなく、大の字になったりごろんごろん寝返り打ったりしても大丈夫。
快適に眠ることができました!
朝! とうとう今回の山旅も最終日です。あっという間の4日間。
昨日1日のーんびり過ごしたから、身体もまた元気いっぱいに復活!
もっともっと歩き続けたいのになー。
受付。
今写真を見て気がついたけど、石井スポーツのメンバーズカードを見せたらコーヒーがいただけたのですね!
しまった、飲み損ねた~(笑)
そうそう。小屋に着いたときから何かと気にかけてくれた少年がいて。
出発するときもさりげなーく見送りに来てくれたのです。
私「夏休みでお手伝いに来てるの?」
少年「はい」
「山、好き?」
「(はにかみながら)はい、好きです」
「将来山小屋で働くの?」
「はい!」
すごく照れながらだったけど、将来は山で働くっていう言葉はとても頼もしくて。
おばちゃんはまたまた涙が出そうになりました。年かなー(笑)
昨日の学生さんグループといい、この少年といい
これから山を舞台に活躍していく次の世代が育ってるんだなーって。
清々しい気持ちになって小屋を出発!(7:35)
ここはきっとまた来るから、その日を楽しみに♪
小屋を出る前一瞬雨が降ったけど、またすぐに止んで。
カッパを着ると雨が上がるって・・・。まぁありがたいからいいけど。
歩く先には優しい色の青い空。
ここ数日当たり前のような景色だった雲の上の世界。
今日が最終日だと思うと、やっぱり特別なものだなぁって気がつかされるのです。
なんのお花かな?
気持ちのいい道。
穏やかで、山の余韻を味わいながら下るのにちょうどいいかも。
ところどころにベンチもありました。
晴れていたらベンチ毎に休憩してしまいそう(笑)
綺麗に整備されていますね!
木々の背も高くなってきて、とうとう樹林帯へ突入。
三角点に到着。ここで少し休憩です。(9:00)
これから山に入る人たちがうらやましい!
野口五郎を目指すんだっていうご夫婦と少しだけおしゃべり。
去年は体調が悪くなって雲ノ平で撤退したから、今回こそ!と元気いっぱいに出発されました。
父や母と同世代くらいだろうけど、テントを担いで南アを縦走されたりととっても健脚で。
あんな風にいつまでも山に行けたらいいな。
ゴゼンタチバナはもう赤い実が!少しずつ秋が近づいているんですね。
そしてとうとうフィナーレ!
折立登山口に到着です。(10:20)
折立登山口にはお手洗いと休憩所の他に、靴洗い場もありました。
これはありがたい!
休憩所の中。広くはないけど屋根がある休憩所があると安心ですね。
それぞれが山旅を終えて帰り支度。お疲れ様でした。
定刻通りに10:45のバスに乗って有峰口を目指すのだけど。
やっぱりお風呂でさっぱりしてから帰りたいよねってことで。
途中下車して亀谷温泉 白樺ハイツで温泉に♪
日帰り入浴は10時から。大人610円なり。
硫黄の香りがして、少しぬるぬるするお湯。お肌がすべすべになったような気が(笑)
さっぱりしたら急激おなかがすいてきたので(笑)
こちらの食堂でお昼ごはん。私はそば。相方は 爆弾カレーうどん(笑)
カレーうどんの下にごはんが隠れていました~
有峰口駅までは、白樺ハイツの方が送って下さいました。ありがたい~!!
折立に下りたら、またこのパターンだね。
有峰口駅は無人駅。とってもレトロな駅舎で、時が止まったかのよう。
何だろう・・・。
小学生の頃の「夏休みが終わった・・・」って気持ちを思い出して急に寂しくなってきた・・・
そんなノスタルジック?!な気持ちにさせる駅です・・・。
旅行者が自由に書き込めるノートがあったので開いてみると、夏以外はほとんどが鉄道ファン、
夏になると登山者の書き込みがたくさん。
これから山に入る意気込みとか、下りてきて楽しかった思い出とか、ほっこりできました。
鉄道ファンでなくても、なんだか惹かれます。
電車に揺られて富山まで。
駅周辺でお寿司でもっと思ったけど時間がなくて^^;
鱒の押し寿司。でもこれもおいしいもんね♪
さすが富山、いろんなお店の鱒寿司があって、それぞれ味も異なるみたいで。
どれにするか散々迷いました(笑)
長々と書いたけど、結局最後は食べ物です(笑)
山に行けて、おいしいもの食べることができて、今回も幸せでしたってことで♪
2015.8.15~18 室堂~五色ヶ原~薬師岳~折立
お疲れさまー。
ぼくも若い頃は山から街に下りるのが嫌で仕方なかったけど、
いまだったら薬師岳山荘から折立に速攻下って、
富山で飲み屋に直行だね。これしか考えられない(笑)。
太郎平小屋の少年、いいね。
たまちゃんは男の子に好かれるのさ。きっと、一所懸命、話を聞いてあげるからだろうね。
子どもや若い子ってそういうところ敏感だからね。
さあ、食べてばかりいないで、来年の赤牛岳よろしくねー。読売新道、きついよー(笑)。
まぁ、それも楽しみの1つですもんね。
富山だと海の幸もおいしいから、お酒が進みそう!
次は富山でもう少し時間を取ろうと思います♪
太郎平の少年、たっちゃんと同じ年でしたよ。
2人ともしっかり夢を持っていていいですね!
ホントこういうのが嬉しくて、年を取ったってことですね(笑)
赤牛は・・・
読売新道を歩くの止めようかなと・・・(笑)
亀谷温泉、薬師の麓の亀さんとは何だかご利益が有りそうで温泉も気持ちが良かった思い出が有ります。
確か玄関付近に「播隆上人・槍ヶ岳開山者」の銅像が有った様な気がしますが。
あのころ山に興味が有った所なので新田次郎さんの本もよく読んでいましたから、銅像をしばしどうぞと眺めていました。
そして下山後にはもう一泊してそこからは近い距離にある立山に登って帰って来ました。
やっぱ、温泉はいいね。
もちろん、富山と言えば鱒寿しだよね。
さすが、たまちゃん、
定番で〆る所は〆る。
さすが燦が食ぅ~部(笑)
温泉も良かったし、この時は混雑もしてなくてのんびりくつろげそうだったし、
機会があったら泊まってみたいなって思いました。
山の後の温泉は最高ですよね♪
そうそう、播隆上人の銅像ありました!
なんで?!って思ったら、播隆上人はこの辺りの出身だったようですね。
ここで薬師岳の開山祭をやるそうで、そんなにありがたい場所なんだったら
もっとじっくり見てくれば良かったって後で思いました(笑)
ふふ。鱒寿司はぬかりなく(笑)
ばっちり〆ましたよ~♪
42年前、富士山でアルバイトしていた時、5歳ぐらいの双子の男の子が法被来てうろちょろしていました。目はキラキラ輝いていました。
その少年が今、山小屋の管理人になっています。次回は、当時の写真を持って登ろうかと企んでいます。
好きだけじゃできないこと、すごいですね。
ふふっ、○さん、親心みたいなそんな気持ちで見守っているのですね。
といっても、もう立派な大人か(笑)
でもなんだか嬉しいですね!