」
＜う～ん 今日は黒目が大きいかな？ ＞
「違いますよ
」
「ばあちゃんに 服を着せられたんです
」
＜今日は寒いからね ＞
「脱がせてください
」
＜母ちゃんが着せてないからなぁ
＞「チャミ それさくらの服ですからね
」
「まぁチャミのおやつくれるなら貸してあげますけど
」
「チャミが好きで着ている訳じゃないです
」
「そうなんですか…
」
「チャミのおやつ 初めて食べられると思ったのに
」
「あ～ お腹空いた
」
「寝て気を紛らわせよ～っと
」
＜さくら… ごはん食べたばっかりですけど
＞「おやつ食べないと 何か物足りないんですよねぇ
」「母ちゃん
さくらはどうでも良いですから 服を脱がせてください
」
＜なかなか似合ってるから もう少し来てたら？ 寒いし
＞「ヤバイです
」
「非常にヤバイ気がします
」
「このパターンは 次に僕が服を着させられます
」
「どうすれば逃げられるんでしょう？
」
「そうだ
必殺
」
「狸寝入りです
」
「キョン太はタヌキ寝入りが下手ですね
」
「狸寝入りの前におしゃべりしすぎです 目も開いてるし…
」
「僕の狸寝入りの方が
」
「完璧です
」
「自然に寝始めているように見えているはずです
」
「タヌキ寝入は こうでなくては
」
「さすが小太郎 完璧です
」
「もうチャミは どうでも良いです
」
＜いつの間にか チャミは脱がせてもらってたんだね
＞でも 小太郎とキョン太が狸寝入りすることが
良～く分りましたから 母ちゃんはもう騙されませんからね
おやすみなさい
