秒速5センチメートルを見ました。
勝手な感想。※ややネタバレあります。
新海誠監督の大ヒット作「君の名は。」
皆さんは映画館で観ましたか?
私は観ていません。
アニメは好きですが、公開時に使われていた
映画の宣伝フレーズ「もしかして私たち、
俺たち入れ替わってる〜?」が
大林宣彦監督作品で82年に公開された
映画「転校生」を連想させられ、
現代版リメイクか?と勝手に思い込み、
観る気になりませんでした。
異例のロングヒットとなり、
世間の盛り上がりも他所に
新海監督の作品は観たこともなく、
興味もありませんでした。
2018年1月3日のテレビで初観。
壮大な世界観と時空を超える
エンターテイメント感、綺麗な映像や
アニメでは新鮮なカットやカメラワークに
これはこれで良いなぁと。素直に感じました。
新海監督スゴイなぁと。
2月3日土曜の夜中、
正確には日曜日の未明、
いつもの様にリビングで居眠り。
目が覚めると、テレビでは丁度、
「秒速5センチメートル」が始まり、
新海監督の作品?!
興味ありありで観たのです。
途中で眠り込むといけないので、
念のため録画。
本作は短編3作品で構成されています。
最初は先入観で、全く違う3作と
思い込み、観ていくうちに…
1作目の「桜花抄」と3作目
「秒速5センチメートル」の話は
何か繋がってないか?…鈍感な私。
2作目のヒロインは短髪なのに
なぜか途中でロンゲの女子が、
カットインされてくるけど、誰よ???
恥ずかしながら3作目の後半あたりで、
やっと気が付きました。3つの短編は
繋がったひとつのストーリーなんだ!と
終了後、すぐに録画分を見直し、
良くできた凝ったストーリー展開だなぁ。
何か自分の青春時代を思い出させる
懐かしくも甘酸っぱいそして物悲しい
作品なんだなぁ。それでも細かい
ところは良く理解できてなかったので、
ネットで調べてみると、色んな解説があり、
そう言うことか、と思いました。
どなたかの解説で、主人公の貴樹は
初恋を引きずり、満たされず、前に進めず
自分探しを続けている。
ヒロインの明里は、結ばれない二人の
運命をどこかで悟り、貴樹との思い出は
過去の大切な宝物。自分の人生を前に
進めようとする強さがある。と
そして、感心したのは村上春樹氏の
小説「国境の南、太陽の西」と本作との
類似性を指摘された方がいたことです。
私も「国境の南、太陽の西」は最も好きな
小説です。読み終えた後に
懐かしいけど、甘酸っぱい、物悲しい感覚を
感じていました。どこかで過去の女性を
引きずって、何処かに自分の理想の相手が
きっといるのではないか?作品に引き込まれ、
自分自身の体験さえも重ねさせる。
そう感じさせた小説です。
「秒速5センチメートル」自体の感想に
戻ります。風景は美しく描写され、
俯瞰からのカメラワークは新鮮です。
一方で、街の風景や電車の描写は写実的で、
観ている側を引き込む様なリアルな日常が
描かれていると感じます。
本作のこの世界感をもっと味わいたくなり、
早速、新海監督自ら書かれた同名小説を
購入し、読み浸ることになりました。
賛否両論ありそうですが、
良い作品と思いました。
とりとめもなく、書き綴りました。
長文失礼しました。最後までお読み頂き
ありがとうございます。
勝手な感想。※ややネタバレあります。
新海誠監督の大ヒット作「君の名は。」
皆さんは映画館で観ましたか?
私は観ていません。
アニメは好きですが、公開時に使われていた
映画の宣伝フレーズ「もしかして私たち、
俺たち入れ替わってる〜?」が
大林宣彦監督作品で82年に公開された
映画「転校生」を連想させられ、
現代版リメイクか?と勝手に思い込み、
観る気になりませんでした。
異例のロングヒットとなり、
世間の盛り上がりも他所に
新海監督の作品は観たこともなく、
興味もありませんでした。
2018年1月3日のテレビで初観。
壮大な世界観と時空を超える
エンターテイメント感、綺麗な映像や
アニメでは新鮮なカットやカメラワークに
これはこれで良いなぁと。素直に感じました。
新海監督スゴイなぁと。
2月3日土曜の夜中、
正確には日曜日の未明、
いつもの様にリビングで居眠り。
目が覚めると、テレビでは丁度、
「秒速5センチメートル」が始まり、
新海監督の作品?!
興味ありありで観たのです。
途中で眠り込むといけないので、
念のため録画。
本作は短編3作品で構成されています。
最初は先入観で、全く違う3作と
思い込み、観ていくうちに…
1作目の「桜花抄」と3作目
「秒速5センチメートル」の話は
何か繋がってないか?…鈍感な私。
2作目のヒロインは短髪なのに
なぜか途中でロンゲの女子が、
カットインされてくるけど、誰よ???
恥ずかしながら3作目の後半あたりで、
やっと気が付きました。3つの短編は
繋がったひとつのストーリーなんだ!と
終了後、すぐに録画分を見直し、
良くできた凝ったストーリー展開だなぁ。
何か自分の青春時代を思い出させる
懐かしくも甘酸っぱいそして物悲しい
作品なんだなぁ。それでも細かい
ところは良く理解できてなかったので、
ネットで調べてみると、色んな解説があり、
そう言うことか、と思いました。
どなたかの解説で、主人公の貴樹は
初恋を引きずり、満たされず、前に進めず
自分探しを続けている。
ヒロインの明里は、結ばれない二人の
運命をどこかで悟り、貴樹との思い出は
過去の大切な宝物。自分の人生を前に
進めようとする強さがある。と
そして、感心したのは村上春樹氏の
小説「国境の南、太陽の西」と本作との
類似性を指摘された方がいたことです。
私も「国境の南、太陽の西」は最も好きな
小説です。読み終えた後に
懐かしいけど、甘酸っぱい、物悲しい感覚を
感じていました。どこかで過去の女性を
引きずって、何処かに自分の理想の相手が
きっといるのではないか?作品に引き込まれ、
自分自身の体験さえも重ねさせる。
そう感じさせた小説です。
「秒速5センチメートル」自体の感想に
戻ります。風景は美しく描写され、
俯瞰からのカメラワークは新鮮です。
一方で、街の風景や電車の描写は写実的で、
観ている側を引き込む様なリアルな日常が
描かれていると感じます。
本作のこの世界感をもっと味わいたくなり、
早速、新海監督自ら書かれた同名小説を
購入し、読み浸ることになりました。
賛否両論ありそうですが、
良い作品と思いました。
とりとめもなく、書き綴りました。
長文失礼しました。最後までお読み頂き
ありがとうございます。