“妻殺害”男に懲役１７年、母親に懲役６年

“妻殺害”男に懲役１７年、母親に懲役６年

去年、妻を殺害して、遺体を茨城県取手市の実家に埋めた罪に問われている元銀行員の男と、
殺人ほう助などの罪に問われている母親の裁判で検察側は男に懲役１７年、母親に懲役６年を求
刑した。
元銀行員の弥谷鷹仁被告は去年３月、妻の麻衣子さんの首を絞めて殺害し、取手市の実家の庭
に遺体を埋めた罪に問われている。母親の恵美被告は、鷹仁被告の手助けをした殺人ほう助と
死体遺棄の罪に問われている。
３１日の裁判で麻衣子さんの家族が出廷し、母親が「私の命より大事な麻衣子を返してください」な
どと訴えた。検察側は鷹仁被告に対して、「行方不明を装うなど完全犯罪をもくろんだ、家族間の
殺人ではたぐいまれな犯行」などと指摘し、懲役１７年を求刑した。また、恵美被告については「犯
行の手助けの程度が極めて大きい」などとして懲役６年を求刑した。
一方、鷹仁被告の弁護側は「精神的に追い詰められていた」などと主張、恵美被告の弁護側は
「鷹仁被告が本当に殺害すると思っていなかった」などと主張した。
その上で、２人の弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は来月１２日に言い渡される。

“五輪期間は予約”会場周辺の民間駐車場

“五輪期間は予約”会場周辺の民間駐車場

来年の東京オリンピック・パラリンピックの渋滞対策の一環で、駐車場の予約制が発表された。
大会期間中、空き駐車場を探して移動する「うろつき交通」の車を減らすため、国土交通省などは
３１日、競技会場周辺の民間の駐車場を予約専用とすることを事業者に要請した。今年の夏から
試験的に導入されるという。
大会期間中の道路の渋滞対策として、組織委員会などは、すでに物流の夜間配送やテレワーク
を呼びかけているほか、首都高速道路の通行料金値上げも検討している。

白いスッポン発見！２０年の釣り経験でも初

白いスッポン発見！２０年の釣り経験でも初

川に仕掛けていた釣り針に、白いスッポンがかかった。
熊本県益城町の災害公営住宅に住む米田議さん。３１日午前７時頃、熊本市を流れる白川に仕
掛けていた釣り針に白いスッポンがかかっていた。大きさは３０センチほどで、重さ約１キロ。
スッポン釣りの経験は２０年以上という米田さんだが、白いスッポンがかかったのは初めてだとい
う。
熊本市立熊本博物館の学芸員、清水稔さんによると、「白変種か、アルビノだと思われる。一般的
に自然界では白い個体は外敵に襲われやすく、生き残りにくいが、スッポンは夜行性で、普段、巣
の中にもぐっているので、ほかの動物に比べると白くても生き残りやすい」という。

パンダのシャンシャン返還時期来年末に延長

パンダのシャンシャン返還時期来年末に延長

来月２歳を迎える上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャン。中国への返還期限が来年１２
月末に延長されることになった。
小池都知事「２歳でお返しする約束が延びたのは率直に大変うれしく思います」
上野動物園のメスのジャイアントパンダシャンシャンは、来月１２日に２歳になるが、東京都と中国
側の協定で生後２４か月をメドに返還することになっていた。期限の延長を求めて都が中国側と協
議を重ねた結果、来年１２月末まで延長することで合意したという。
親パンダのリーリーとシンシンについては、都は年間約１億円の「レンタル料」を払っているが、シ
ャンシャンについては、今後も無償だという。上野動物園は来月、シャンシャンのお誕生日イベント
を行う予定。

相模原市の路上殺人 男性被告に無罪判決

相模原市の路上殺人 男性被告に無罪判決


２０１７年１２月、神奈川県相模原市で起きた男性殺害事件で、無罪判決が言い渡された。
２０１７年１２月、相模原市の路上で、無職の大石明彦被告が面識のない会社員の松岡隆行さん
の胸や腹などを刃物で刺して殺害した罪に問われた裁判で、横浜地裁は３１日、無罪判決を言い
渡した。
横浜地裁は、「大石被告の眼鏡やたばこの箱が事件現場に落ちており、犯人であることを一定程
度推認させる」などとする一方、「眼鏡などの遺留物を、別の時間帯に落としていた可能性を否定
できない」などと指摘。「被告人が犯人であることに合理的な疑いを差し挟む余地がない程度の立
証がされたとはいえない」と結論づけた。