夫につぃて
夫(芳治)は人にはとても優しく 自分には物凄く厳しい人でした
例をあげて見ると
絵を描くのに「色を捨て 形を捨て」このように書き壁に貼り付けて絵を描いていました
この写真は葬儀用として3年前に描いたのでしょう
葬儀用の良い写真がみっからず絵を入れて置く物置を開きましたら
一番前に葬儀用に使用と書かれた箱がありそれを開くと夫の顔
「自画像」でした 何時描いたのか妻(享子)の私は知りませんでした
あまりにも良く描けているので使うことにしました
夫は埼玉県鴻巣にた13番目の子として誕生したとよく云っていました
大東亜戦争では通信兵として中国まで行き終戦2か月前に広島に帰って
原爆が落下一週間前に広島を去ったとか それから慶応大学を卒業して
今のKDDIに配達員として就職 去る時は本社の課長にまでなり60才定年を迎える
2年間KDDIの子会社に勤務する 62才完全に定年退職
仕事をしながら趣味としていろいろなことをやっていました
最後に残ったものは絵と短歌
絵と短歌は具合いが悪くなる一か月前まで生徒さんを見ていました
私や子供たちに何の苦労もさせずに去って行ったことに感謝しています
ありがとう