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こばなし 2013 Vol.2

2013年01月27日 | こばなし
今回のこばなしは、こちらも学校の授業で使われる楽器でございます。
「 リコーダー 」 。

中でも、小学校では 「 ソプラノリコーダー 」 がおなじみだと思います。
このソプラノリコーダーには、2種類の楽器があるのをご存じでしょうか?

「 バロック式 」 と 「 ジャーマン式 」

( バロックはイギリス式、ジャーマンはドイツ式、という意味です。 )

聞いたことのある方も多いと思いますが、何が違うのか?
今回はそれをお話ししたいと思います。

その違いとは?

○ 「 ファ 」 の音を出す時、指使いが変わる

○ 押さえる穴の大きさが、少し変わる  

主にこの2点なんです。


下の画像をクリックしてご覧ください。



リコーダーが2本あります。( 左 : バロック式 、右 : ジャーマン式 です。)


よく見ると、一番下から3番目と4番目の穴の大きさが違うのが
分かると思います。


ちなみに先程の指使いが違うというお話。
「 ファ 」 の場合、左手はそれぞれ全く同じ穴を押さえますが、
右手の穴の押さえ方が変わるんです。

演奏したことのある方は、下の2つの画像を参考に思い出してみて下さい。
( こちらもそれぞれクリックしてご覧ください。)

○ バロック式 ・・・ 一番下から1番目・2番目・4番目の穴を押さえます。

( たしか、下にあるブタの鼻みたいな?穴を押さえるのにとても苦労した・・・。
なんていう方もいるかもしれません。 )


○ ジャーマン式 ・・ 一番下から4番目の穴のみを押さえます。

( こちらは簡単ですね。 )


穴のサイズや構造も変わるのは、「 ファ 」 の音を出しやすくするため
でもあるんですね。

( ちなみに、中学校の授業で使われる 「 アルトリコーダー 」ですが、
こちらは全て、バロック式になっています。 )

この 「 ファ 」 の音は、
バロック式にジャーマンの、ジャーマン式にバロックの指使いで出そうとすると、
音が上ずったり、ひっくり返ったような感じになったりしてしまいますので、
ご注意ください!

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